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2.最善の人生

終わりとは、無に還る事ではなくその存在の証明である。

by カルザ

 宣誓後のことはよく覚えていなかった。しかし俺は、あれが夢なのではなく現実であることを今確かにこの目で感じている。

 高い天井、目を傷めそうなほど絢爛豪華な装飾品、前世の俺の部屋の二倍は優にある一室と、容姿も仕草も完ぺきな侍女と執事。否定のしようがないほどの金持ちの家に俺は生まれたらしい。とはいえども、胎児であった時の記憶など無く、まさに目が覚めれば見知らぬベビーベットの上だった状態だった。

大して体を動かすこともできず泣くか食うかしかできない体だ、束の間のこの時間を欲望のままに過ごすのもよいと思った。しかし、それでは前世と変わりはしない、少しでもできる努力をしよう。そう決意した俺は、子供が夜泣きで筋肉痛になるという話を思い出し、毎晩毎朝毎日泣き続けることにした。

三日ほど泣き続けると、だんだん体に痛みを感じるようになってきた。そしてそれを好機ととらえ、痛みで更に泣くことを繰り返す。

最初は痛みでどうにかなりそうだったが、しばらくすると豪華なローブに身を包んだおじいさんが俺の体を癒してくれた。これが俺にとって初めての魔法との出会いとなった。

おじいさんの姿はまさに魔法使いだ。最効率化された頭と、それに反比例して伸び続けているかのような髭、それなりに身長があるおじいさんと丈が同じ程度の杖、まさに老魔法使いの貫禄である。

魔法使いであろうおじさんは、他の人とはいてくるときはいつも厳しい顔をしているが、他の者が出払ったとたんに猫なで声でこちらに話しかけてくる。


「オーよちよち、『グライト』様はとてもお強い方でチュねえ」


『グライト』は俺のこの世界での名前だ、グライト・ヘル・ブラム。そして、セルブラム王国第二王子こそが今世での俺の地位であった。

正直に言ってしまえば、自室の内装から金持ちであることは予想がついていた。しかし、王国の王子とまで言われると現実味がない。もう少し成長すれば、礼儀だマナーだ作法だ勉学だと強要されるのだろうが、さすがに赤子にそこまではさせないだろう。

そうなると、正直今の環境は前世の記憶がある俺からすれば絶好のニートポイントにしかならない。「よしやり直そう」とあの少女に誓って三日でこの体たらく、さすがにこのままいると前世と同じ過ちを繰り返す未来しか見えないので何とかしなければ……。

俺があれこれ考えながらおじさんに回復魔法をかけてもらっていると、扉が開き、重々しい装備をした者たちが六名、きれいなドレスに身を包んだ女性が一人、凛々しい顔つきときっちりと決まった衣装を身にまとった男性が一人部屋に入ってきた。


「カルザ、我が子の体の様子はどうだ?」


凛々しい顔つきの男は、『カルザ』とおじいさんに声をかけ自分の子供の様子を伺った。

自分の子供の様子といっただけあり、この男は俺の今の父親、この国セルブラム王国の国王『ライト・ヘル・ブラム』その人である。となれば、その横で隙のない綺麗な立ち姿で立っている女性は、セルブラム王国の王女『ユリーラ・ヘル・ブラム』である。

少し会話を盗み聞きした程度で人となりを詳しくしているわけではないが、この二人はなかなかに子供思いで国民思いの良い王族だと思う。少なくとも、民について考え、子育てについて悩むそんな人たちだ。そんな人たちだからこそ、今こうしてこの部屋に足を運び子供の様子を気にかけていた。


「グライトがよく泣く原因は筋肉痛だそうではないか、筋肉痛程度で泣くようでは騎士たちの痛みなど到底耐えられんぞ?」


言いたいことはわかるが、俺が泣いているのは少しでも体を動かすためであって、筋肉痛だからではない。因果が逆なのだ、筋肉痛で泣いているのではなく泣いているから筋肉痛になっている。すべて承知の上でやっているのだからそこまで心配しないでほしい。まあ、よく泣く子供が強い大人になれるのか心配なのはわかる。

カルザは俺のこの気持ちを察してくれたのか、擁護するように父親をなだめた。


「お気持ちはわかりますが国王よ、子供は泣きながらにして成長するもの。それにたかが筋肉痛されど筋

肉痛ですぞ。赤子からしてみれば初めて味わう痛み、泣いてしまうのも仕方がありません」


カルザの言葉に父親は痛いところを突かれたように引き下がり、母親はそんな父親の姿に苦笑する。

「仕方がありませんね。我が国随一の魔法使いがそうおっしゃるのですからそうなのでしょう。それでも親としては不安が拭い切れません。どうかしばらくはこの子の回復をお願いいたします」

女王から賜ったその言葉と役割に、カルザは深くお辞儀をした。


「もちろんです女王。私がこの城内にいる限り、グライト様の身の安全はお約束いたします」


父親と母親、そして俺もまたその言葉に強い自信を感じ取った。約束する、これほどにまでその言葉が素晴らしく感じることはそうそうないだろう。


「では私たちはこれにて失礼する。重ね重ねにはなるが、グライト、我が子のことをよろしく頼む」


言葉を言い終わると、二人はそそくさと部屋を出て行ってしまう。そうしてその背中を見送ると、扉の陰に6、7歳程度の子供の姿が見えた。

その子供は父親と母親に頭を撫でられ、二言三言話をこちらへと近づいてきた。


「授業はもう終わりになられたのですかな、フィルト王子。いやフィルト第一王子」


カルザは近づいてきた少年をそう呼び直す。彼の名はフィルト・ヘル・ブラム、この国の第一王子であり今世でできた俺の初めての兄でもある。

俺の予想通り、王国の王子ともなると勉学だのなんだので幼少期より忙しくなるらしく、城内で行われる様々な授業を受けている。


「いいえ、今日の授業はまだ終わっていません。休息の時間をいただいたので、その隙にかわいい弟の姿でも見ようかと」


屈託のない笑顔でそういう兄に、俺の中にいる二十八歳の人格は心を打たれ癒される。

正直、このような兄に近寄られると訓練のためとはいえ泣くことができない。嫌っているなどと少しでも感じさせてしまえば来る頻度は減るだろうし、そうなればこの笑顔によって耐えられている訓練での精神的ダメージが蓄積され心が折れてしまうかもしれない。

俺は泣くのをやめ、兄から差し出された人差し指をゆっくりと握りしめる。その姿を見ているカルザもまた癒され、この部屋には幸せな空気が漂っていた。だがその時間も永遠ではなく、惜しくも時計を見てしまった兄の言葉によって終わりを告げた。


「おっと! あっという間に時間が過ぎてしまいましたね。また授業が終わったら来ます」


兄は俺に差し出していた指を引っ込め、カルザに頭を下げると部屋を出て行ってしまった。そんな姿を見送った俺は、内心でため息をつきながら泣き叫ぶ訓練を再開した。


「ああグライト様! 我慢出来て偉かったでチュねえ、回復魔法をすぐかけまチュからねえ」


そんなこんなで終える一日を俺が一年ほど繰り返すと、生後一年を過ぎたこの段階で歩けるようになった。実際のところあの訓練が実を結んだ結果なのかは分からないが、それでも両親が随分と驚いていたのだから成長としては早いほうなのだろ。親はそういうところが過剰ゆえあまり参考にはならないが、それでも喜んでいる姿を見るのは気分がいい。

俺が歩けるようになると、両親はいよいよ城の庭へと連れ出してくれた。

庭の面積はあまりないものの、そこに咲き誇る花々は素晴らしく、木々も生き生きとしている。そんな中でも一際目を引くのは、庭の中心に突き立てられた一振りの装飾品の乏しい無骨な剣である。何百年も前からあるにもかかわらず、その剣は錆びることがなく、この国の象徴となっているそうだ。父親は俺と兄を庭へと連れ出し嬉々としてその話をしてくれた。それと同時に……


「この剣は、この国の建国の祖たる我らが初代国王『ヘライ・ヘル・ブラム』が残した、厄災を払いしものが抜く剣だ。私も先代国王も抜くことはなかったがそれは平和の証でもある。お前たちの代で、そのさらに先の代でも抜かれずに済むことを願っている」


そう父親は語り、優しく俺たち兄弟に微笑んだ。

厄災がどういったものなのかは知らないが、少なくとも俺がこの世界に生まれた以上この平和は長く続かないだろう。俺がこの世界に来た理由、神に選ばれるための争いには必ず人間も含まれる。ほかの種族というものが人間に好意的かどうかで変わる話だが、十中八九争いは避けられない。信仰とはきっとそういうもで、それが偶像崇拝でなければなおのことだ。

俺は父親に抱きかかえられたまま剣を見つめ思い耽る、この剣がたとえ厄災を祓うものでなくとも、争いを止めることが出来なくともこの国を守ってくれれば良いのだが……と。

やがて俺は初めて兄にあった時と同じ七歳になった。元居た世界であれば、めでたいめでたいと正装に着替え写真を撮ったりしたのだが、この世界ではそのようなことを毎年やっているため物珍しさはない。相変わらずの豪華な食事と、煌びやかな服装をした貴賓たちが各々語りあい、誰が主役かなどお構いなしに自分の利益について話し合う。毎年恒例のそんな誕生日だ。

しかしそれは、第二王子の俺だからというわけでもない。兄の時も一緒だった。最初に一言「おめでとうございます」と言い、金ばかり架けたプレゼントを贈って終わる。プレゼントしてもらうことに対して不満などないが、ここまで使い道のない装飾品だけでは気の利いた礼の一つも思い浮かばない。そんな兄と俺はたった一言、ありがとうございますとだけ言いその場を去るを繰り返す。父上は気が付いているのかいないのか、母上は気が付いたうえで関係を保つために黙っている。下手に騒ぎ立て、この国で内戦などと言う状況は避けたいようだ。

俺にも授業を受ける機会が回ってきたとき、ふと気になって教師に聞いた。


「この国の貴族と王族は、あまり仲がよろしくないのですか?」


それを聞いたときの教師の顔はわかりやすく困っていた。それはそうだろう、ここで下手に答えれば首を切られかねないし、こんな質問をしてくる生徒に対してこの教師がうまく取り繕えるとも思わない。もちろん帰ってきた答えはあやふや。いや、この教師なりに言葉を濁してくれたのだろう。それでも、仲良くないことだけは良くわかった。

どうもこの国の貴族は、戦場において無敗を打ち立て、その名声により建国した俺たちの先祖、ヘライ・ヘル・ブラムのことが気に入らないらしい。周りの国々が口を揃えて言う『野蛮な国王とその国民たち』の中に含まれるのが嫌なようだ。よくもまあ自分たちの生活の基盤を作った人物をここまで卑下できるものだ。

そんなこんなで、不仲なこの国の権力者たちは、日夜この国の主権の強奪に必死なご様子。明日には寝首を掻かれているかもしれない王族と爪を研ぎ続ける貴族、どうもこの国は、神に選ばれる戦いだとか詳細不明の厄災を気にしている場合ではないらしい。

俺は自身の誕生日会場に混ざり合う匂いと欲望に嫌気がさしこっそりとバルコニーへと逃げ出した。しかしそこには、兄上であるフィルトがいる。


「このようなところにいては風邪をお引きになられます兄上」


背後からいきなり声をかけてきたことに驚きつつも、兄上は冷静さをふるまい答えた。


「それはお前も同じだろ、改めて誕生日おめでとうグライト」

「ありがとうございます兄上」

「今話すことでもないだろうが、最近の授業の調子はどうだ?」


今は同じ時間をほとんど過ごせていない兄上は、良い機会だと唯一ともいえる共通の話題を振ってくれた。


「正直に言ってしまうと、勉学よりも剣を振っていたほうが楽しいですね」


俺は今、様々な座学とは別に剣術を学んでいる。もとより前世の記憶も相まってか勉強に対しては抵抗感しかなく、前世では触れることなど無かった剣術にのめり込んでいる。


「あははは、グライトらしいな。でもそれで良いのかもしれない。僕は勉学を極め、グライトは武を極める。どちらもこの国にとっては必要なものだ。国王になるにしても、初代国王や父上のように剣の腕もなければいけないだろうしな」

「その時が来れば王の座は兄上に譲りますよ。俺は座っているのは生に合いませんから」


この世界の進行度を進めるためにこの世界に来た俺は、いつ戦いに巻き込まれ死んでもおかしくはない。それに兄弟同士でけん制し合い王の座を決める余裕もないだろう。


「張り合いがないな。でももしグライトがそのつもりなら、僕はそれを受け入れよう。その時は、僕の頭脳とグライトの剣でこの国を支えよう」


これが十二歳と七歳の少年が誕生日にする会話なのだろうか……。子供らしさなど見た目だけだ。俺は前世がそれなりに年を重ねていたが故だが、兄上はそうでない。元の世界であれば最低限の教育すら受け終わっていないような歳でこのような話し方と考えをしている。子供が無理をするのはやはり度し難い。


「サっむい! なんでこのようなところでお話をされているのですか!?」


凍える悲鳴を必死に抑えつつこちらに近寄るためバルコニーに出てきたのは、紫色の髪を靡かせ淡い緑色の瞳をした少女、バラトル家ご令嬢のレリーナ・バラトルその人である。

バラトル家はセルブラム王国に存在する公爵家の一つであり、貴族階級の中でも王族を全面的に支援している数少ない家の一つだ。レリーナはそんなバラトル家の一人娘であり、齢五歳にして魔法使いの才能ありと謳われた世に言う天才少女でもある。十歳にもなればその才能をさらに伸ばすと、この国における最強の魔法使いに師事している。


「このようなところにまで足をお運びいただけるとは」

「皮肉のつもりですか? まだこの生誕パーティーの主役に挨拶をしていませんでしたから」


レリーナがそう言いこちらに向き直ると、ぞろぞろと歳の近いほかの令嬢たちもまたレリーナを押しのけバルコニーへと入ってきた。

転びそうになったところを俺が受け止めるが、すぐに立ち直るとレリーナは声を荒げた。


「ちょっと! あなたたち!」


しかしその声はむなしくも冷たい空気と策略にお熱な他の令嬢たちに響くことはなく、熱い視線とともに兄上の方へと駆けて行った。


「ッツ!」

「そうカッカするな。どうせあの性格だ、兄上に適当にあしらわれるのが関の山だよ」

その言葉に少し落ち着きを取り戻したのか、レリーナは改めてこちらに目を合わせる。

「……それもそうだわ。はいこれ、しらけちゃったけど誕生日プレゼント」


そう言って手渡されたのは、赤と青の花で作られた花冠だった。


「赤い花はリーラスで青い花はカルス。リーラスの花言葉が栄光でカルスの花言葉が偽物。栄光の印として使われていたリーラスだけど、カルスは似た形をしていても青色というだけで見向きもされなかったそうよ」


それを聞いて随分と意味が深そうな贈り物だと思ったが……。


「でもまあ、どちらも綺麗なのだから気にすることではないでしょう?」


 大して意味など無かった。ただ綺麗だという少女らしい理由で、随分とかわいらしい贈り物だ。


 「いいな。レリーナの贈り物は毎年もらって気分がいい」

 「大事にしなさいよ」


少し頬を赤くしたレリーナは、吹く風のように冷たいふりをして微笑んだ。

 しばらくその花冠を眺めていると、ふと昔のことを思い出した。母さんが近所の公園で作ってくれた花のブレスレット、作るのも渡すのもうれしそうな母さんの姿を見て、俺もつられて楽しんだ一度の思い出だ。しかし結局のところ材料は命を絶った植物であり、その形は長くはもたない。この花冠も、あのブレスレットと同じように、そのうち朽ち果て思い出だけの物になるのだろう。


 「それと実話ね、その花冠ちょっとした仕掛けがしてあって」

 「保護魔法をかけているので簡単には枯れんのです」


 レリーナの話を遮り大事な部分の話をしたのは、見覚えのあるおじいさん、カルザだった。カルザは今、目の前のご令嬢レリーナの魔法使いとしての才能が発覚した二年前から師匠をしており、その見た目も変わらず元気にしている。


 「ちょっとカルザ様! なんで大切なところ言ってしまわれたのですか!」

 「なんじゃ? 保護魔法をかけたのはワシじゃろ、ただでさえ組むのが大変な魔法をお前さんが「一生大事にしてほしいから一生壊れないようにして!」なんて無茶を言うからがんばったのに……」


パっシーン!!


 話を最後まで言うことなく、今度はレリーナのひら手打ちが話を遮った。


 「おま、師匠だろ!?」

 「貴族の世界では言葉一つが命取りなのよ」


 その目はごまかすことを知らず、自分の行いなど顧みぬと言わんばかりだ。カルザもカルザで頬を摩る以上に何かをする気配はなく、思いもよらぬところでこの二人がうまくやれていることを知れた。


 「こちらは随分と盛り上がっているね」


 両手の花を知らぬ間に片付け、兄上は嬉しそうにこちらに戻ってきた。


 「両手の美しい花々は何処へ?」


 兄上はその言葉の意味を理解してか少し笑みを浮かべた。レリーナは話に混ざり切れないことの不満を顔に出す。


 「各々が一番輝ける場所へと帰ってもらったよ」

 「さすがは兄上です。俺にそんな勇気はありません」

 「僕も勇気があるわけじゃないさ。かわいい弟との時間を無下にはしたくないからね」

 「あの! わたくしにも分かるように言ってもらえませんか?」


 流れに耐え切れずレリーナは話に割って入る。それに対してカルザはそれをなだめるように説明を始めた。


 「両手の花とは先ほどのご令嬢のことでしょう。それぞれ一番輝ける場所とはそれぞれの家。まとめると、今日は気分がすぐれないので帰っていただいたというところでしょうかな」


 さすがはカルザ、伊達に長生きはしていないのだろう。その賢さは魔法使いゆえかそれとも元々の人間性か、どちらにしてもさすがは国内最強の魔法使いだ。


 「それにしても大人顔負けの会話、お二人ともますます賢くなられてうれしい限りですぞ」

 「僕なんてまだまだです。グライトと話しているとそれがよくわかります」


 兄上はよく俺のことをほめてくれるが、こと対話においては嫉妬のようなものを感じる時がある。俺自身としては、話すよりも誤魔化すスキルによって鍛えられた部分があるため、あまり兄上にこうはなってほしくないところだ。


 「それよりも、少し妙な話を先ほど聞いたのですが、カルザ様は何かご存じですか?」

 「ほう、妙な話とは?」


 兄上は一拍置いたのちに俺に視線を向け、冷静に答えた。


 「数年後に開かれる帝国の試合に、わが国を代表して父上とカルザ様が出場すると」



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