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鈍感な幼なじみと恋する方法 ~アピールする度に上がるスルースキル&嫌われ度  作者: 夢咲 アメ


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4/7

その光、消灯してあげようか? ――暗闇に塗りつぶされる新生活

「はっ!?」という声を上げた碧が、ゆっくりと、しかし確実に「殺気」を孕んだ笑顔で振り返る。




「……へぇ。唯一、ねぇ。小坂くん、だっけ? 翠が随分と失礼なことを言ってごめんね。このバカ、まだ自分が『誰に飼われてるか』分かってないみたいなんだ。 悪いけど、その『光』、今すぐ消灯してあげようか?」




 碧の目が、獲物を定める蛇のように健太を射抜く。




「えっ、ええっ!? いや、如月……目が、目がマジなんだけど! 翠ちゃん、唯一って何!? 照れるけど、このままだと俺、放課後に体育館裏で消される気がするんだけど!?」




 健太は笑顔を引きつらせ、椅子ごと翠から距離を取ろうとする。




(碧め…!私の天国を奪われてたまるかぁぁあ!)


 私は一旦深呼吸をした後、小坂くんに笑顔を向けながら碧を指差した。




「安心して、小坂君!コイツは放課後に体育館裏に人を呼び出すようなヤンキーじゃないから!やると決めたら、その場で終わらせる。後回しなんてしない…言わば仕事人タイプだから!私が100%保証する!」




「安心できる要素一つもないじゃん!?そんな保証、微塵も嬉しくないんだけど!?挨拶だけで殺害予告されるとかどんだけだよ!?」




 「おいおい翠、お前のせいで小坂くん怯えちゃってんじゃん」


「何言ってんの!事実を言ったまでだし」


「いや、お前の中で俺の評価どうなってんだよ…」


「強いて言うなら最底辺?」


「お前なぁ……」




 はぁーとため息をつくと、今度は机越しにぐいっと身を乗り出し、私の耳元で、冷たくて甘い「呪い」のような声を這わせた。


 「……小坂くんを安心させるのはもういいよ。それより、お前のその『唯一の光』。俺が影になって、一滴も残さず塗りつぶしてやるから。――覚悟しとけよ?」




(……塗りつぶす!? 物理的に私の視界を遮断して、暗闇に閉じ込めるっていう監禁宣告!?)


私の背筋を、今日一番の戦慄が駆け抜ける。


やはりこの男、性根が腐っている。


(絶対に抗ってやる!!)


私は心の中で、そう決意するのだったーー




 席替え。それは人生をかけた戦い。


 始まったばかりの私の新生活は、早くも「逃げちゃダメだ」どころか「詰んだ」に近い状況で幕を開けたのだった。




そして隣では「……俺、明日から別の席がいい」と遠い目で呟き、そっと教科書で壁を作っている健太が居た。




(((ドンマイ、小坂)))


クラス全員がそう思ったのであったーーー



今回の登場人物を紹介しますね


❮人物紹介❯

小坂 健太

今回、殺害予告された可哀想な人


小坂くんは次のシリーズからも出てくるキャラクターになりますので皆さん、小坂くんをよろしくお願いします笑

ーでは、また次のお話で。


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