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後悔

作者: トクタタクトへの詩




 後悔だらけ。


 後悔ばかりの人生。


 今更後悔しても無意味だし、無駄なのはわかってる。


 わかってるけど、後悔が離れない。


 体に首にぐるぐるに巻き付いて締め上げる。


 苦しめる。


 ずっと、ずっと。


 後悔したからってその時間は戻ってこないのに。


 いなくなってしまった人はもう帰ってこないのに。


 頭を抱えながら。


 心を勝手に苦しめながら。


 後悔という名の「足枷」をズルズルと引きずる。


 今を歩きながら、もう戻らぬ過去を見つめながら。


 ズルズルズルズル……


 




 もう今更なんだよ。


 遅いんだよ。


 後悔してももう戻らないんだよ。


 いい加減前見ろよ。


 いつかの後悔に取り憑かれて、今を盲目して。


 そのせいでまた後悔が増えて、それをまた後悔して。


 ばかじゃねーの?


 前見ろよ。


 今あるものを、今いる人を見ろよ。


 大事にしろよ。


 今度は後悔しないように、今をしっかり見ろよ。





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