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万物流転  作者: 小林 広平
潤い
9/18

法の本質


法とは秩序であり

法の意味合いは制裁である


君が自由を得る為に

法を破ると言うのなら

法は君を殺すであろう


法とは自衛であり

法の目的は安寧である


貴方が願いを叶える為に

法を破ると言うのなら

法は貴方を殺すであろう




 「罠」を使用する場合は、如何いった状態であるのか。賢い人なら御気付きかもしれないが、所詮は己の利益の為に他人を「騙す」為である。


 この世には「騙す人」と「騙さない人」が存在する。自慢では無いが、私は後者の方だ。何故、騙さないのか?騙した方が楽なのではないのか?ところがどっこい、私は「気にしい」なのであるからにして、騙しているとなるとソワソワして挙動が可笑しくなってしまうのである。明らかに不審者と化してしまうのだ。


 これではいけない。バレバレもいい所だ。だが、「何だ、出来が悪いだけか」と罵る勿れ。他人を「騙す」となると「損失」が出る訳であるのだから、誰かが責任を取らねばならんのだ。他人の責任なんぞ、誰も取りたい訳がない。つまりは他人を「騙す」と、その他大勢に「迷惑」が掛かるのである。


 だからこそ、他人を「騙す」事を「美徳」としてはいけない。確かに、騙せる方が出来は良い感じに思えるかもしれない。だが、大概の人には嫌われてしまうのである。最初から嫌われていれば、それでも良いのかもしれないが、「騙す人」の中で生きる事になるので、何時かは自分も「騙される人」になる日が来るのだ。


 この世は常に「危険」と隣り合わせである。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と言うが、出来る事なら「危険」は回避したい物だ。しかも、その「虎子」自体も「罠」である可能性があり、一旦絡まると中々取れはしない。


 確かに、「生活」の為に「罠」を利用している輩も存在している事は事実ではある。しかし、「食う為には仕方が無い」とは言え、全く世知辛い世の中と言えよう。そんな事ならば、「騙さない人」の中で生きていく方が、余程賢く効率的であると思うのだけれども。


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