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万物流転  作者: 小林 広平
反抗活動(レジスタンス)
4/18

青春


本気になったって

夢なんか叶わないと

馬鹿やって誤魔化して


夢なんか叶わないと

気付いていたのに

子供だって甘えて

気が付かない振りをして


僕らを繋ぐ

絶望という二文字




 雄は種を撒こうとする。つまりは性的欲求を満たす為に動いていると言っても過言ではない。差し詰め、歩く生殖器である。何か良い事をしても、股間を見れば分かる。隠しきれない膨らみが、其処には存在する筈だ。


 「推し活」という物があるから、「それは違う」と否定する輩もいるかもしれない。確かに「父性」も存在するのだろう。だが、若い娘相手に股間をペンライトの様にしているのであれば、いやはや、欲情と変わりは無いのではなかろうか。


 しかし、裏を返せば、土竜の穴でも、啄木鳥の穴でも、射精が出来れば満たされるという事になるのだから、強姦をするという事は大罪と言えよう。そう、レイプを好む人間は「人を屈服させる」事が目的であり、欲情している訳ではない。其処に男女の区別は無いのだ。


 そう言った意味では、男女平等と言えるのかもしれない。だとすると、レイプし返されても文句は言えぬ訳だ。冷静に考えれば、関わり合いを求めているとも取れる。


 まさか、愛を求めているとでも言いたいのか。真理の前では股間もペンライトも関係無いと言うのか。まあ、此方は関わりたくもないのだけれども。


 無理矢理に犯される危険性を考慮すれば、愛欲よりも性欲の方がまだマシである。そう考えれば、ネットの世界がエロ画像で溢れ返っている事も理解出来よう。エロスと見栄で埋め尽くされた擬似仮想空間で、羞恥も何も、感じる事自体が可笑しいではないか。


 そうやってまた感覚が麻痺していき、徐々に人間性を失っていく。人は何故、電子の海に飛び込むのか。「繋がり」を求めているから?それは違う。望んでいるのは「破滅」であろう。だからこそ、匿名性を求め彷徨い、虚空に逃げ込もうのするのである。


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