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万物流転  作者: 小林 広平
死神の涙
18/18

表裏一体


光在る所に影在るも

只の事象で意味は無し


勝者の裏に敗者が居るも

報われるとは限らない


民主主義に社会主義

資本主義に共産主義

右と左の均衡遊戯シーソーゲーム


何方も寄らぬ卑怯者だと

罵る者は数在れど

不動の適所は中心に




 先天性の外斜視である私が才能を持っているとすれば、「殺し」の才能位な物である。とてもじゃないが、自慢出来る代物ではない。しかも、こいつは厄介で、物凄く悪用され易いのである。「コストカット&リスクヘッジ」という様に経営や経済の方面で利用される分には良いのだが、下手をすると自分の利益の為だけに殺人を起こさせる事が出来るのだ。だから、決して他人の為に使ってはならないのである。何故そうであるかは、「人権ヤクザ」共の増殖を考えれば理解出来るであろう。


 「人権ヤクザ」は自分達の境遇を出汁にする。まあ、出汁にした所で「君の利己利益でしょ?」と一蹴する事も出来るのだが、奴等はそれに対して「差別である」と反論して来る。すると、「本音」を言っている一般人を攻撃出来るのだ。集団になれば尚の事である。正に、薄汚い犯罪者の遣り口であると言えよう。


 そうして、奴等は決まって「金」を要求して来る。何故、急に「金」の話に繋がるのか。それは、「人権ヤクザ」といった人間は大体が「無能」である為、「金」を自分で生み出す事が出来ないからである。そもそも、自分で「金」を生み出す事が出来るのであれば、「人権ヤクザ」等になったりはしない。他人を利用して「金」にしている事を自慢している輩がいたとしても、結局の所、「金」に困っているのだ。


 只、同じ人権を有しているのであれば、「金」を払うのは可笑しい。「金」が欲しいのは、私を含めて皆同じである。何で、お前に「金」を払わなければならぬのか。元来、ケチ臭い私は鐚一文払うのも嫌だ。大体、本当の事を言って何が悪いのか。だったら、私も「本音」で反論してやろう。「良い事をしている」等と宣う輩に、「有罪判決」をくれてやろうではないか。ケチ臭万歳。


 確かに、人には生き方を選ぶ権利がある。だが、一般人に仇を為して如何する。「普通」に生きる事を諦めてはならぬのだ。対「人権ヤクザ」の「最終兵器」として生きる事が、「欠陥品」として産まれて来た我々の、せめてもの償いであるのだ。そうでなければ、「普通」には生きられぬのであるよ。


 残念ながら私は先天性の外斜視であるので、「人権ヤクザ」共の小手先なんざ通用しない。おいおい、私はお前達と違って「単体」だぞ?「徒党」を組まなければ何も出来ない「腰抜け」と一緒にするんじゃない。


 決して、一般人の他人の為に「殺し」の才能を使っているのではない。自分が「普通」に生きる為に「殺し」の才能を使っているのである。そうしたいからというだけではなく、そうでなければならぬのだ。


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