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本気で無謀な恋をした

作者: 藤乃花

某声優さんを本気で好きになりました。その声優さんを知ったきっかけとなったアニメは今から三十年ほど前にスタートしました『クレヨンしんちゃん』です。当時私は高校生でして、そのアニメの一話目を観て良い意味での衝撃を受けました。その時はまだその声優さんに対しては特別な感情はなく、内容が凄く好きで放送される日を楽しみにしていたんです。その後も色んなアニメのエンディングでその声優さんのお名前を目にする事があり、何度かお声を耳にするうち、声の質を覚えるようになっていました。特別な感情が芽生えたのは、アニメ『ファインブレイン神のパズル』というパズルをテーマにされたアニメでした。そこに登場する人物の性分はいけすかないタイプでして、好きではありませんでした。何度かそのアニメを観ているうちその登場人物が気になりだし、同時期に放送されていました他のアニメでもその声優さんのお声に妙に反応するようになっていました。そして『神のパズル』(略)で声優さんのお名前を確かめましたところ、その方が心が反応していた声優さんだとわかり、合点が合った訳です。(そっか……この声優さんが好きやったんや……)好きだと自覚するまで時間を費やしましたが、はっきり気が付いてからはその方のお声を聞くのが幸せでした。その方が声優さんになるまでの経緯を知りたくてネットで調べ、想像を絶するほどの努力をされてきた事がわかり、ますます気持ちは強くなりつつありました。指導者がいない状態なのにたった一人で不透明な点を手探りで割り出されたり、アフレコでご存じない専門ワードを耳にされても堂々とされて、その姿がその方の親友となる現在活躍されているある声優さんが「かっこいい」と感じられたと言い、私もそれを読んだとき(かっこいい)と感じました。数年間その声優さんのお声を聞き至福を噛み締めていましたが、ある日ネットでその方が他界された事を知らされました。作家を目指して執筆していた私は、デビューしてアニメ化されるほどの作品を出してその方に出演されたい、と思っていました。働きだしてからその方が出演されているアニメを見る事が少なくなる中で、深夜に放送されていました『うたわれるもの偽りの仮面』や二作目『ハンター×ハンター』は私にとって貴重な貴重なアニメでした。アニメ化させて出会って職務やアニメについて語り合いたいなどと図々しい感情を抱いていました。その方と釣り合いたいと高望みをしていた私は悲しみの波に襲われました。過去色んな芸能人の方を好きになりましたが訃報を聞き暫くは悲しみを感じていましたが、月日が経つとそれは消えていきました。けれどその声優さんに限っては数年たった今も好きでいるわけです。どうやら私はミーハーな気持ちではなく、本気で好きになったのだと思い知らされました。これを書いている今も悲しみの波に潰されていますが、あの方がいなくなった今でも釣り合いたいと思いアニメ化実現化し、出演される夢は叶わずとも作家の夢は叶えて見せる……そう誓い、筆を執る毎日です。現在では当然その方の出演アニメはありませんが、DVDを探したり、再放送を望んだりして過去のあの方のお声に幸せを噛み締めています。

落選作品ばかりを残している私が言うのもなんですが、作家を目指しておられる皆さんには夢を掴んで欲しいです。私も努力を続けますので、何年経とうと心に残る物語を共に書いていきましょう。

一人よがりな文で申し訳ありませんm(__)m









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