表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蛇に転生しました。勇者か魔王になろうと思います。  作者: 松明ノ音
【少年編】邪眼の大蛇は少年になった。
71/126

【邪神】





「また、か」


 森の中、姿の無い声に向かって呟くと、声は応えた。



   【相変わらず無礼よのぅ】



「お前も『神と呼ばれる者』の一人か?」



   【くっくっく。いきなり核心を突くな。答えるならば……、広義でいえばそうであり、狭義でいえばそうではない】



「……わからんな。我をどうしたい? いや違うな、我は何をした? 何をしたかったのだ?」



   【ふん、小賢しい。いや、正しく賢しいな。三つまでは答えると決めておったが、こうまで無駄口をきかんとは】



 自称広義でのみ『神と呼ばれる者』姿なき声は、つまらなそうにしたかと思えば、感心したように笑う。



   【答えは『知らぬ』。(なれ)が何を為そうとしていたかなど、その時の(なれ)以外に知りようがあるまい】



 落胆しそうになる。しかし、ただしと前置いて話しつづけた。



   【我が想像するに、その為そうとしていたことから、今の(なれ)の行動は外れておらん】



「……そうか」



   【さぁ、最後じゃ。言うておくが、三つと教えたのは賢しさへの褒美じゃ】



 あと一つ。考えて答えろということだろう。しかしこの意地悪さから、長考すれば、突然もう終わりだと言いかねない。


「……お前は何の神で、次に我らが会う時はいつか?」



   【我は……【邪神】次に会う時は貴様の望みが潰えるか、勇者か魔王にでもなった時であろう】



「当分、会えぬか。ありがとう。感謝する」


 姿が見えない【邪神】に礼を言う。きっと、この神に色々助けられてきた。


 機械音声のような天の声を、この素敵重低音ボイスが裏声で言っているとか考えてた我なのに。ぷっ。



   【……その素直さやよし。二つ褒美を与えてやろう】



「ありがたく、いただく」


 恭しく応えた。こんなにしてくれているのに、馬鹿にするなんて有り得ぬことだ。


 てれれってってってー(笑)


 ぱんぱかぱーん(爆笑)



    《異世界言語(全人)》を獲得した!



 めっちゃイイもんくれるやん! 邪神さんマジ神(笑)。あざーっす! もう一個って何すか?(爆笑)。


 我は何かに首を掴まれたのを感じると――、僕に強制的に換えられ、放り投げられた。



 ガチャリ


と首から、前世の記憶から金属音と判断できる音が聞こえた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ