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蛇に転生しました。勇者か魔王になろうと思います。  作者: 松明ノ音
【魔物編】魔性の蛇は邪眼の大蛇になった。
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《突貫》




 ……思いの外、暇である。


 さすがに南に来ると、小さく弱い魔物ばかりになる。


 気合いは入れたものの、そいつらは《存在進化》した俺を襲ってこない。


 ゴブリンどもを倒した経験値は当然俺にも入ったので、レベルが4上がった。


 上がりすぎだろ。やっぱあいつら、種族として蛇よりかなり上級っぽい。一匹ゴブリンの《存在進化》先が混じっていたことも、大きかったのだろう。


 その脱皮をしたかったので、近くにいたスライムを数匹《邪眼LV1》で停止させ、水浴びをした。


《邪眼LV1》は、相手の動きを止められる、使えるスキルだった。程度はレベルかMAGによるものか、敵のサイズによるのかわからないが。


 クールタイムみたいなものがあるらしく、連続で使えないことを注意しなければならない、


 昨夜までなら怖かったこの辺りには、すでに敵はいない。


 一度大猪の《突進猪LV9》が戦いを挑んできた。


 きっとこの辺りで生まれ育ち、北の強い魔物と戦うことなく一方的な捕食者として生きてきたのだろう。


《突進》してきた動きを《邪眼LV1》で止めて《毒牙LV6》をお見舞いすると、しばらく苦しんで息絶えた。


 そこそこ強かったのか、《邪眼LV2》に上がった。 


 捕食すると美味く《突き刺すLV1》を手にして《突進LV9》が《突進LV10》に上がり《突貫LV1》に変化した。


 名前のとおり、ずっと《突進》してきたのだろう。一つのものを極めたヤツを食うと、やはり伸びが違う。


 そういえば《解析LV6》では、食ったことのない魔物でも名前を見ることが出来た。


 そしてなんと! モン〇ターボールもとい俺の胃袋に入れて、ポ〇モン図鑑内にある魔物ならHPまで見ることができた!


 これはいい。一撃入れたらどれくらいで倒せるか《計算》できる。


 未知のモンスターに使えてこそ本領って感じだが、まぁそれは仕方ない。いずれレベルを上げたらできるようになるだろう。


 猪を食ってからは、本格的に魔物が近寄ってこなくなった。


 暇なので昨日相棒が俺を守る時に殺していた魔物たちを尻尾の《薙ぎ払うLV1》で、ほら穴に放り込んでいった。


 囲まれて食う余裕もなく、それでも倒し尽くしたのだろう。倒した後は食う気力どころか、起き上がる体力さえなかった。


 何それハイパーかっけぇ。


 どうすか? うちの相棒。ちょー格好よくね?


 誰にともなく自慢してみるが、やってることは死骸をほら穴というちりとりに《薙ぎ払うLV1》という箒で集める如くだった。



   パーティスキル《箒とちりとり》を獲得した!



 そういえば、いつの間にか念願の頭以外の攻撃《薙ぎ払うLV1》を獲得していた。暇なのでいつだっけと思い出してみたが、俺を殺しかけたゴブリンが俺の下顎に食らわせたのが《薙ぎ払う》だった気がする。


 返す返すも、あの戦いは大きかったのだ。


 それとなく中の様子を見てみたが、相棒はまだ眠っていた。


 暇なので、相棒が俺を隠すために張った蜘蛛糸に絡まってみ遊んでみる。


「お、すげぇ。全然取れねぇ」




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