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蛇に転生しました。勇者か魔王になろうと思います。  作者: 松明ノ音
【野性編】■■■は魔性の蛇になった。
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共同作業




 改めて周囲を警戒する。


 ゴブリンは一匹。周囲の森にはゴブリンの仲間も、他の魔物もいない。


 オーケー。狩りを始めよう。すでに俺は、ゴブリンの後ろに回り込んでいる。



    《身体操作》《瞬発LV2》《突進LV3》



「ゴブッ!?」


 背後から噛まずに突き飛ばす。ゴブリンはたたらを踏んだ後、こちらを振り返る。



    《威圧LV1》《眼力LV2》《念話》



『殺してやる』


 ゴブリンはかすかに動きを止めたが、すぐに動き出そうとする。やはり種族もレベルも低い相手には、そうそうビビらないのだろう。


 俺の方が体格は勝ってるのにと少し悲しくなる。



    《蜘蛛糸》《操糸》



 動き出そうとするゴブの、棍棒を持った右腕に蜘蛛糸が巻きつく。


 朝方の大立ち回りで《蜘蛛糸》も《操糸》もレベルがかなり上がっているのを感じる。重い(オレ)を運んだからだろう。やはり蜘蛛は、俺に感謝すべきだ。



    《身体操作》《瞬発LV2》

    《突進LV3》《噛みつきLV4》



 その右腕に噛みつく。



    《噛みつきLV4》が《噛みつきLV5》に上がった!

    スキル《噛み千切る》を獲得した!



 勢い余って、右腕を噛み千切ってしまった。プランから外れてしまったことに、少し焦る。


「ギィィイ!」



    《蜘蛛糸》《操糸》



 幸いにも、ゴブリンは痛みによって動けないようだった。そこに、賢い相棒の蜘蛛糸がかぶさる。


《粘着耐性》を持っているのか、素の力が強いのか。蜘蛛糸に絡められながらもゴブは動いていた。



    《身体操作》《瞬発LV2》

    《突進LV3》《噛み千切る》



 次は右足を貰った。



    《噛み千切る》が《噛み千切るLV1》に上がった!



 ゴブはさすがに立っていられずに、ついに倒れ込む。


「出てこいよ、相棒」


 草むらからカサカサと蜘蛛が出てくる。


「やったなぁ、相棒」


 ギィギィと痛みに身を捩るゴブを脇目に、二人でアイコンタクトを交わす。


「じゃ、トドメを」


「刺そか」


 俺は左腕、蜘蛛は左足から、



    《毒牙LV1》《毒牙》



を食らわせる。一撃では死ななかったので、何度も食らわせる羽目になった。



    《毒牙LV1》《毒牙》

    《毒牙LV1》《毒牙》

    《毒牙LV1》《毒牙》



    《毒牙LV1》は《毒牙LV2》に上がった!



    《毒牙LV2》《毒牙》

    《毒牙LV2》《毒牙》



 さすがに死んだ。




 評価とブクマ本当にありがとうございます!

 感想、評価、ブクマで作者のテンションが天にも届くほどブチ上がってます。

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