異世界転移に遅刻しました
初投稿です。
作者自身も学生であるので、不定期投稿となるでしょう。
評価が高ければ
連載版にして、
週一投稿にはなると思います。
連載版を書き始めました。
佐渡の冒険
是非見てください!
5月も終わりに近づいてきた今日は、生まれてから16年、無遅刻無欠席だった俺、佐渡大輝にとって人生初の遅刻と、俺の住んでいる旭山市、旭山高校一年の集団失踪となった日であった。
「う、う〜〜ん」
目を覚ますと、
いつもと変わらぬ見慣れた自分の部屋。当たり前だろう。だが今日だけは、
その部屋が明るく見える。
だが、その理由もすぐ分かることとなる。
枕元に置いている、スマホを見ると、時刻は9時20分を指していた。
本来、学生なら学校に登校している時間なのだから。
「えっ………」
普段なら絶対にしないであろう遅刻に、ただらならぬ
危機感を感じた俺は、5分で支度をし、家を飛び出した。
家を飛び出してから、少し時間が経ち、あとほんの
2、3分で学校に着くというところで、
自分のクラスのある教室から、
この学校の全てを照らすような光が、あたり一面を照らした。
このことに、周りに住んでいる人たちも光の出た学校を興味深そうにみている中
俺はそんなことには、目もくれずに、自分のクラスへ走り出した。
教室に着くと、教室の中は机や椅子があちらこちらに散らばり、
まるでこの中だけが廃墟としているかのような、
そんな印象を受けた。
だが、そんなのんきに、周りのことを観察してる暇もなく、俺のいる真下に、マンホールほどの円が現れ、
その円は、すぐに輝きだしたその時、
「何か足りないと思ったら君がいなかったのか〜」
となんとも気の抜けた声を最後に俺の意識は途絶えた。
目を覚ますと、まず目に映るのは、色鮮やかなガラスで覆われた天井、周りを見てると、
嘘だろ⁈と言わんばかりの呆気にとられた顔を晒す、
白の服に水色のラインが入っている、服を着ている、
おじさんと、お美しい女性。
言葉を出すのを忘れ、呆気にとられている俺を見ていると、お美しい女性は、
「貴方様は、…………まさか、『これって!異世界転移⁉︎』とは思いますが日高様御一行のご友人でしょうか?」
「うん? 日高?」
日高とは俺のクラスの学級委員長だったやつだ。
日高の名前が出るということは、クラスの奴らはみんなここに来たと、考えられるだろう。
そんなことを考えている間に、おじさんとお美しい女性は
話を進めていた。
糞ほど長い話を聞いた結果、
•俺のクラスメイトは2時間前にここにいた。
•俺は転移に遅れた
•元の世界には帰れない
•俺たちにはこの世界に来たときにスキルが与えられる
この4つがわかった。
お美しい女性が言うには、
【ステータス】というとスキルが分かるらしい
異世界に来たのならと歓喜する俺は、
そのことを聞いた途端
大声で
「【ステータス】!!」
と叫ぶ
現れたのは空中に浮かぶ半透明の銀の板
名前:佐渡大輝
種族:人族
職業:無職 L v0
HP 24/24
MP 12/12
筋力 18
防御 12
俊敏 31
器用 20
知力 24
幸運 85
固有スキル
無遅刻無欠席
模倣学習
翻訳
スキル
武術 Lv1
称号
異世界での初めての遅刻
俺の遅刻は称号にもなってしまったようだ
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