第0話 今までのあらすじ
冒険者で異世界を!の振り返りです。軽く思い出す感じで読んでみてください。
まだ冒険者で異世界を!を読んだことの無い方はそちらも是非読んでみてください
ある少女の携帯に謎のスパムメールが届く。そのメールの内容は下記の物だった。
「異世界へ行ってみたくありませんか?
はい ←
いいえ
」
たったそれだけの文章だった。少女はその異世界に興味を持った。けれどこれは一昔前に流行ったメールだった。少女は何かの冗談だと思い携帯をポケットに入れようとした。その時携帯を落としてしまう。
拾って画面を見てみると間違えて「はい」を押してしまう。
そして次に目覚めた時。そこは異世界と呼ぶに相応しい世界だった。目の前には見知らぬ建物が立ち並び、辺りに人は見当たらなかった。最初は勿論夢だと思った少女だが、再び携帯を開き、これが現実である事を確信する。これでもかと言うほどに自分の頬を抓ってみたがやはり痛かった。
携帯によるとこの世界はRPGっぽい感じだった。プレイヤーとNPCが存在しており、戦闘をするのも良い。店を立てるのも良い、なんでもありの世界だった。けれど一つだけ変な条件が存在した。それはプレイヤーを殺すと10万、NPCを殺すと1億貰えるという条件だった。
そんなことを携帯で見ながら少女は案内に従ってギルドを目指そうとした。けれどギルドは地図で見る限りかなり遠い所だった。仕方ないので最初は宿屋を探した。
最初に入った宿屋に居たNPCの名はティグリス。後に唯一の仲間となる。
そして時間をかけてギルドに行き、ようやく着いたと思えば職業を決めることになる。道中では何にしようか迷っていたが、一番無難な冒険者にした。職業を変える前は全員が冒険者らしく、冒険者はデメリットしか存在しない職業だったが、それを選択した。
ギルドを出る際に名前を聞かれたが、異世界に来た混乱か、全く覚えておらず、名前表記にはunknownと書いてあった。それをティグリスに伝えるとトレースと言う名前を付けてくれた。
それから武器を買いに行くだけで最初の戦闘になる。相手はNPCでほぼ勝ち目はない。何も抵抗できず、挙句の果てには左腕を切り落とされる始末だった。死を覚悟したトレースは聞こえるはずの無い言葉を耳にした。そして反撃へと移った。
プレイヤーがNPCを殺せないと言う概念を覆した一人に過ぎなかった。
勿論NPCを倒してしまい賞金首と異名が授けられた。賞金首になってしまうとギルドのしようが不可能になってしまう。付いた異名は『片腕の冒険者』変えることは許されず、腕を直す事さえできなかった。
こんな世界を恨んだトレースはティグリスに愚痴を吐くとこの世界を作った創造神がいることが判明してトレースは創造神に会いに行く事を決心。創造神に会うには歩いて1年かかる道のりだった。それでもトレースは創造神に会うために向かうことにした。
道中色々な事がティグリスとトレースを襲う。そして3人目の仲間水の神ミュリエルと出会い創造神に会いに行く。
そして長い道のりでようやく創造神と出会う。交渉は出来ず、初っ端戦闘となった。そこには創造神だけでなく、1位のプレイヤーがその場に居た。2対3の勝負は一瞬にして勝敗が決まった。ティグリスが刺され、それを見たトレースは不意を突かれて殺される。残ったのはミュリエルだけだが、最終的には殺されてしまった。
創造神曰く、この世界は創造神より前に王がこの世界を作ったとされていた。トレースはその王の技が使える人物であった。それと同時に創造神は確信した。トレースが王だと言う事に。
死んだはずのトレースは創造神の後ろに居た。そしてトレースはすべてを思い出す。自分がこの世界を作った張本人だと言う事に。そして死んだ者は戻らないと言う事も......
ティグリスとミュリエルを亡くしたトレースは王座の間で一人だけだった。
「おいトレース。なに下向いてんだよ。顔上げろトレースらしくねえな」
死んだはずのティグリスが目の前に現れ放ったその一言がこれから語られる物語の始まりに過ぎなかった。
第一回おまけコーナー
作者→作 トレース→ト ティグリス→テ
作「では、改めまして、お久しぶりです。お二人さん。そして冒険者で異世界を!から見ていただいている人。また初めて見る方。作者です」
ト「実に半年ぶりだね」
テ「もうそんなんになるのか。早いもんだな」
作「そうだね。早めにseason2はやりたかったけど、今年は色々と大変な時期でね」
ト「それで遅れたと」
作「そういうことです......」
テ「何はともあれ、また再開できるんだぞ」
ト「半年も待ったんだからそれなりに良い作品期待してるよ?」
作「第0話目からプレッシャーかけてくるね」
ト「当たり前でしょ。どれだけ待ったと思ってるの」
作「実際待っている間『魔女の364日』の方にも出てたくせに」
テ「はいそこまで。宣伝は『冒険者で異世界を!』だけにしておこうぜ」
作「それもそうだね。それじゃそろそろ締めようか」
何度目かわかりませんが、改めて、冒険者で異世界を!season2をお楽しみください!
1年前の今日。私は『冒険者で異世界を!』の1話を投稿しました。最初は何を伝えたいのかすら分からないほどだったが、今や4作品目となりここまで続けてこられました。
そしてこの作品は初めての割に自分的にすごい評価を貰えた作品なのでは無いかと思っています。(最終回アクセスめっちゃ多かったのは今でも記憶に残ってます)
そして今日!またその作品の続編を書けると言う事について、正直嬉しい限りです。本当はもう少し早く投稿したかったのですが、1年後に投稿した方が面白いのでは無いかと思い今日に致しました!
本編は6月21日木曜日17時投稿となっています。前回と同じように木曜日の17時は固定で行きたいと思っています。
それでは冒険者で異世界を!second2をお楽しみください!