無念を快く聞き入れる仕事 ⑧
こんばんは。本日は、休日だったので早く書きました。
ホメタは朝食、野草と野ねずみの干した物を食べる。食べている最中、ある疑問にたどり着く。
「そもそも、死神ってなんの職なんだ?死神をマスターするとナニか良いことでもあるのか?」
ホメタの疑問に答えるエデン。簡単簡潔に言うとこうだ!『死んだ奴の掃除人。あとは、……』と答えるエデン。
『寿命!死神をマスターしなくても、死神の権利を持つ者と夫婦になるだけで長寿になります。』
「へー。長寿はどれくらいなんだ?……で?死んだ奴の掃除人ってどういう事?」
彼女は、ホメタの死神寿命サイクルを説明する。今ホメタは、18歳!……の身体だ。死神寿命サイクルとは、普通の人より5倍長生きすること。若さに至っては、実質年齢300歳でも60歳となり18歳の身体を維持出来るよ!と説明される。簡単に言うと、ホメタは100歳が限界とすると500歳まで生きれると判明する。
『あとは、掃除人としての役目ですね?……実際やってみましょう!』
ということで、彼女は過去ホメタが食べ終えたウサギの骨を持つと
『あなたの心残りを聞きどどけよう!甦れ!』
そう言うと、食べたウサギは甦る。ウサギは、エデンを見るなり鼻をヒクヒクして時折奇声を発していた。
彼女は『これでは分かりませんね?』というと、魔法が発動した瞬間!
『僕はまだまだ生きれたんだ!まだまだ子孫を増やせるんだ!なのに、あの男ときたら……。木の枝で僕を滅多刺しにして、まだ感覚が有るのに沸騰した湯の中にいれやがって!』
『……そうだ!お前だったんだー!噛み殺してやるわー。』
『はい。それは駄目です。』
そう言うとエデンは、生きたウサギの顔を掴み力を込めて引きちぎった。片方の手には、頭!片方の手には胴体という感じだ。
血が噴き出すのが紛らわしい様な雰囲気で、引き裂かれたウサギを毛皮もろともペロッと平らげるエデンさん。
『こういうふうに、亡くなった無念を快く聞き入れる。死という概念を扱う者として、無くてはならない仕事なんですよ。』
ホメタの冷ややかな目線に気付く。
『あっ……あれは、悪い例です。』
「ああ。分かったよ?!いかに死神という職が糞が!かね。で、死神の仕事は良いから早く魔法教えてよ。」
師匠システムの悪いところはあるものの、良いところもある。それは、最初のスキルを無条件で教わることができる事だ。
しかし、これはホメタが勘違いしているだけである。本当の師匠としてのシステムは、初級から上級のスキルを無条件で獲得出来るが、それは師匠のランク度に関わってくる。
師匠のランクが高いと、高難度のスキルを直ぐに覚えることが出来てしまう。逆に低いと、簡易スキルからの選択になってしまう。
『分かりました!魔法職で一番の要と言われ、必要とされているモノ。いえ!魔法職だけじゃない!全ての職に関わってくる……そんな魔法を愛すべき夫に伝えましょう。』
「その前に、少し考えてから授与しろよ?俺の目標……知ってるよな?」
(エデンだったら、いきなり即死魔法とか渡しそうだ。俺は魔法戦士だぞ!?魔法戦士に必要な魔法だぞ!?)
頷くエデン。そして、魔法を授与される。
『はい。魔法使いにとって、重要な魔法をあなたに授けました。つかってみて下さい![マナドレイン]です。』
更に、[マナドレイン]の凄さを言われる。
『このマナドレインは、自分のマナは使用しないのです!そしてこのマナドレインは、私が開発しあみだした究極かつ最高の魔法なのです。何が普通のマナドレインと違うか分かりますか?……分かりませんね?では!教えましょう。』
『この特別製のマナドレインは、相手が遠い場所にいても発動出来ます。相手の事を思い、人物像を思い描くのです。そうすると、アラッ不思議マナが取れるのです。それだけでは、ありません!……』
更に続く。
……要は、離れて使用出来る!らしい。相手が見えるのなら、使用可能だそうだ。
「ほー。魔法使いが絶対必要な魔法か。……でも、俺まだ一切攻撃魔法つかえないぞ?いいのか?マナドレインで?」
『残念ながら、ホメタは魔法に使用する魔力が皆無です。ですから、そうだったら奪えば良い!と思いたどり着きました。もし、私がアルマゲドンなどの強力な魔法を教えたとしても[魔力という名のマナ]が無ければ一緒です。』
「おーー!なるほど!!えらい!えらい!」
ホメタは、彼女の頭を撫でる。
『誉めて!もっと誉めて!……死神を誉めて!』
ホメタは『死神を誉めて』あたりで、誉めるのを中断する。
明日も、目標21時前後に書きます。ブックマークが増えました!嬉しいです。




