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自分の物に名前を書け!前世での記憶 76

 目の前の自動ドアの向こうにはスターが座っている。しかもスポットライトで、スター・オン・ザ・ステージになって今からミュージカルでもするのか?と言わんばかりの豪華絢爛な部屋作りとなっていた。


「いよいよ最後なんだな。」


「大丈夫、私がついていますからね。」


 ホメタは男気は有ると思うが、それはいつも妹が見ていた時に発する物。だからか、今はエデンと手を繋いでスターが座っている部屋へと歩き出す。

 エデンは、突然夫が手を繋いで来てくれた事に内心『あー、これからお買い物に行って夜は宿で……』と妄想を膨らませていた。


「ようこそ、我がSFの源となった者の一人よ。」


「お前はもう終わりだ!」


 ホメタは似合わないポーズをとる。

 そのオーバーリアクションに反応したのか


「そ、それは!?……俺の異世界の服なのか!?」


 ホメタは前回の戦艦を爆破した時、借りパクのパジャマがバラバラになっていた。

 その自爆した塔にて、回収した物達こそスターの私物だったのだ。


「どーだ!この懐かしきTシャツを。ま、お前のサイズではあるからブカブカだが。」


 プルプルとしている。かなりキテいる様子。

 その後、スターを煽る様に話し出した。


「ブカブカだから……ホレ!ノーパンみたいだろ?俺が女の子じゃなくて残念だったな。」

「あと言っておくが、コレは俺のだ……ホレ!ちゃんと名前も書いたしなぁ」


 スターはホメタの思惑通りにブチギレて、座っていた椅子を剥がし床へ叩きつけていた。

 更に煽るホメタはTシャツをチラッと


「ホレ!ノーパンではないだろ。ここにも俺の名前を書いてる。残念だったなノーパンじゃなくて」


 『ダンジョンに衣類が落ちてて良かった良かった』と言うホメタに、怒りをあらわにしていたスターは[ダンジョン]という言葉を聞いて急に冷静となっていた。


「お前の地下ダンジョンでのグングニル発動で、私のダンジョンが崩壊してしまった。」

「しかも、タイミング悪くその上に戦艦の塔を置いてしまった為に機能はアノ戦闘挺のみ!やってくれたなぁ」


(それは戦神が勝手に設定しただけ……)


「黙っているのか?……まぁ良い!」

「お前に勝つすべは無い!私の勝ちはもう見えているのだからなぁ。」


 どう見てもお前が絶体絶命じゃね?と思った。


「そんな驚いた表情も中々良い。」

「私の計画は第一段階はクリアしているのだよ。見てみろ!お前の回りを、かの偉人が誰一人いぬではないか。お前の完全勝利は何処にも無い!」


 スターは高らかに笑い、指を鳴らすと……別に何も起きない。


 ……違う!あきらに変化があった。スターの態度があきらかに違う!


「なあ、何をしたと思う?分からないだろ。」

「今やったのは各部屋にあったろ?お前が言う自動ドアにバリアを張ったのだ。これで助けも無いし、ここから出ることも無い!というわけだ。」


騎士団あいつらが偉人か、たしかにそうかもな。だけどなぁ、もう一人忘れてるぜ!」


「出てこい ケンイチ!」


「ケンイチ、あのバリアを斬れ」


(あの時の汚名返上の機会をして頂けるとは)

「御意」


 ケンイチから見えない刃が繰り出される。

 バリアは斬ることに成功する。そして、後方のスターの耳ごと斬っていた。

 

 これはホメタは気付いて無いのだが、ケンイチは元々デスファイアがホメタの[全スキル強強化]+ケンイチを呼び出した時に召喚強化が合いなってワンランク上になった為と思われる。

 なので、前回斬れなかったバリアも今回はスッパリ斬れていた。

 そんな事を知らない・考えもしないホメタは


「どーだ!これが剣で一番のケンイチの力だ」

「漢ってぇのはな、一度失敗しても突き進むのが漢ってモノなんだよ!」


「……マスター、拙者は女でございます。」


「へ?ケンイチなのに?」


 それからケンイチの話は長かった。話を纏めると、ホメタは女が好きと判明したので女に成ったそうだ。

 だが、デスファイアなので実体が無いと思っていたんだが、ケンイチの話の途中で兜を脱ぎ出したら……顔があった。

 そんな話をしていると


「笑止!」


 何かを斬った音が鳴ったと思いきや、ケンイチが『笑止』と言って何かを防いでくれる。

 回りを見ると天井にビームライフルがズラッと出ており、スターの掛け声で一斉に放たれたがケンイチが『絶!笑止』というと全てが弾き返されライフルが次々と破壊されていった。


 もう、誰が見てもスターが不利と思える中でスターは不適な笑みをする。


「お前の理解不能のスキルには、ほとほと計画を狂わされっぱなしだよ。」

「だからお礼として本当のスキル!グングニルを食らわせてやるよ。」


 スターが魔法を唱え出すと、雷がバチバチと鳴っているのか威力が凄過ぎて空間の少しの水蒸気とグングニルが当たって蒸発しているのか分からないが、正真正銘のマジ物のグングニルがホメタの目の前にあった。ま、一本ではあるが。


 『驚くのは早過ぎるぞ?』と言い更に指パッチンする。塔の壁がスッと開くと、スターが次々と出てきた。そう!クローンある。スターのクローンが次々と出て来たのだ。

 一人一人が、グングニルを発動させて行く……


「グングニルはな、百発百中でも有名なのだぞ?知っているよなぁ?お前の100%避けれるスキルとどちらが優秀か勝負と行こうではないか!?」


「なんかムカツクな。俺がスキルだけで避けていると思っているのか!」

「小さい頃からナイフをギリギリに避けてきたのはスキルじゃねぇ!俺の努力なんだ!」


 ホメタはスターの『スキルでお前は避けて来たんだろ?』と安い挑発に乗るかたちとなった。


「グングニルは、超高速で飛んで当たるだけで高温で衝撃と高熱で爆発したようになるのよ。やめときなさい」


「エデン!スターも聞けぇ。宣言しといてやるよ。」

「スキルを使わずに、テメェのグングニルをクラウン風にやってやるからよぉ」


 『俺のクラウン魂みせてやる』というと『では、キエロ』と言いながら数万体のスターからグングニルが放たれる。


 高温のグングニルが飛び交うと、部屋の中がむしむしと暑苦しくなる。あまりの暑さと高温で、景色が歪んで見えていた。


「数万体分のグングニルだぞ!?……さすがエデンだな。あの一瞬で防壁を張るとは。」

「だが、自分の可愛さでお前のみの魔法障壁とはな。俺に着いて来る気になったか?ハハハハハ」


 エデンは見下した様にスターを見ると


「まともに見れ無いの?そこに旦那がいるから」


 スターの位置からは、特に歪んでいてそこに人が立っているかどうか分からない。

 ……スターがグングニルを発動した時、ホメタもアル魔法を発動していた。それは、妹から教えて貰った水魔法である。


 魔法使いが2ランクアップしたので、妹から貰ったのはアクアとウォーターである。アクアは、飲める水を出す魔法。ウォーターは、大量の飲める水を出す魔法である。

 ホメタは、後者を使う事で現象を発祥させる。それは、暑くて光が沢山あってムシムシしているところで見かける蜃気楼である。


「なるほど幻か!?いや、グングニルは当たる……どうやった!?」


 ホメタはよくぞ聞いてくれた!と言わんばかりに、ホメタの自慢話を繰り出した。


「あれは俺が幼少の頃だった。朝起きるとオヤジが走って来て俺を叩き起こしにくるんだ。俺はもう起きているが、オヤジに叩き起こされるのが日課だ……」


 そんな中、ある声が聞こえて来た。

 スターがイライラして『お前の朝起きの話はどうでもいい!』と言い終わったのが先かホメタのスキルアップの演出用グングニル先か分からない。

 演出用グングニルで、塔の上部が爆発することで空が見えた。


「ごめーん!ホメタ、私イライラして攻撃しちゃった。」


 そういうのはエデンだった。見渡すと、数万はいたスターがぐちゃぐちゃになっていた。

 もう決着はついていた。


 が……違った

 スター達の体から魂が次から次へと出て来ているのが見える。そして


「私は、星神を経由した古代神だ。どうせ死神エデンには敵わないと思っていたよ。」

「だがしかし!死神の弱点は、お前というのは分かっていた。」


「だから、お前さえ私に手を下せない者に憑依すれば良いだけのこと!そう思って、第二の最適な奴を転移しといたのよ。」


「お前の妹とも関わりがある者!お前の弱点を盾にしてやるよ。」


 数万のスターの魂は天井が空いたところから一斉に出ていった。このダミーともいえる数万の魂……スター本体の魂が分からない。

 ホメタが星神なら、どの魂が本体かは分かるかもしれない。しかし、これは全てが本体なクローンのスターであることはホメタも知っている。


 ホメタは、デスエクサバイトで黒の階段を造りだし塔の空いた場所。スターを追いかける。

こんばんは。今回は、本日休みだったので二時間程早く書きました。次回!終わり。←これは目標です。

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