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緊急脱出あるね……え?爆発するの!? 69

 手が込んでいた演出が終了するとホメタ達はテンションが変に落ち着いていた。

 ホメタが塔を眺めていると


「ホメタなら大丈夫ですよ。私が守りますからね。」


「俺の知るSFがソコにあるなんて、なんか信じられないな。」


 しばらく考え付いて、後を振り替える。ふりむくとエデンの他に、ホメタの大切な人達がそこにいた。

 あることを思いつき発言する。


「これから、短期間ではあるが強化合宿をする。……強くなって皆生きて帰ろう!」


 ホメタの意外な意気込みに、エデンとポポは『わーい』と言いホメタに抱き付いてくる。

 ホメタは『コラッこれは真面目な事なんだぞ!』と言っている所が、エデン達には何かを駆り立てるような思いになってしまい余計にホメタに絡む。


 エデン達はホメタの頭をヨシヨシしている。ホメタは残りの騎士団を呼び出すと説明する前に『一緒に強く成りましょう』と騒いでいた。


「だけどホメタ様?私達は召喚されるだけで強くなれるのです。」

「更にホメタ様は気付いて無いですが、仮面を付けて召喚するともっと私達は強くなりますから。」


「だから私達は更なる強さは求めなくていいのですよ。」

「ホメタ様が強くなりたいなら協力しますよ。」


 ということでホメタの特訓が始まった。


……

 あの特訓から一日と半日が経った。一日が経過するだけで、冒険者が集まってきた。


 そして今夜である。ホメタ達は、いつもどうり皆で固まって野宿するつもりだったのだが


「良かったら私と一緒に寝ませんか?」


 等言ってくるのがあとをたたず。正直面倒臭い。

 『寝ませんか?』の意味は、一緒にSEXしませんか?ではなく、一緒にテント内で過ごしませんか?の意味である。


「レイナはどうする?あのテントに行っちゃうの?行かないで欲しいなぁ。」

「あと、コレ落ちてたよ。」


 [コレ]というのは、ケンイチの爆風でぶっ飛んだショートパンツのことだ。

 ショートパンツを見るや否や、超強引に取って履いていた。


「あの白で赤い線が入っているショートパンツがまさか!?レイナのモノだったなんて。知らなかったなぁ。」

「知っていたら、額縁に入れて保存いたのになぁ残念残念。」


 レイナは、ぷるぷると震え怒りをあらわにしている。だけど暴力は振るわない!レイナは本当に几帳面というか真面目というか、変化球が出来ない人……適当に過ごせない人である。

 要は、証拠が無いと兄ホメタを殴れない!というわけだ。

 そこへ、ある冒険者がたどり着いた。


「一華お姉ちゃん!」

「お姉ちゃんもいたんだね?」


 ということで、レイナは帝国勇者のヨシと共に寝泊まりすることに決まった。ホメタは、眼中に入って無いらしく空気みたいに扱われる。


(舐めたらいかんぜよ!?空気上等!)


 ホメタは、スケスケになり姿を消してヨシのテントに潜入する。

 そして、見張る事三時間……特に無し。更に三時間経過したが、特に無し。


(……なにもしない。ヨシもレイナとのハグの後即効で熟睡してたし。)


(暇だ)


(塔の周りを回ってみるか。)


 塔はとてつもなく大きい。周りを回るだけで、何時間かはかかると思う。冒険者達は、正面に大きな門が見えているので皆門前に集まって寝ている。

 そんな中、ホメタは姿消して片手を塔に付けて一周する事を決める。


 塔を一周するホメタは、心が沈んではいないが高揚もしていない。しかし、ホメタの口から鼻唄を口ずさむ。それは、生前での低学年時代に歌ったモノ。山道で歌ったら良い感じの曲であり、アヒルさんやヤギさんなどの鳴き声をマネして口笛吹きつつ歩く。

 現実世界で、山道で本気ですると息が切れて真っ青になる歌なのだが……今は平地で塔の周りなので余裕である。


「?……ホメタ様ですか?ドコですか??」


 俺の鼻唄を聞き付けて探しにきた。探しに来たのは、俺の騎士団とエデンとポポである。消えているのもなんだし姿を現すと


「楽しそうな歌でしたね。……一緒しても?」


……

「おお!すげぇ、レイナのクローンがいっぱいだよ!」

「よし!観賞用と保存用と観賞用と観賞用……四体収集するぞ。」


「ホメタ様ー!ここに勇者ヨシがいるよ?」


「そんなもん、どうでもいいわ!」

「よし!破壊して戻るぞー」


……

 あの後、塔の周りをゾロゾロと回っていると、よく見慣れたモノが書かれているのを注視していると


「ホメタどうしたの?」


「あ、ああ……これな。これ、非常口て書いているんだよ。」


「何か見たことのない文字が書いているのは分かっていましたが、もしやホメタ様の異世界文字だったとは。」

「で?非常口とは??」

こんばんは。この物語を読んでくださる人達へ、本当にありがとうごさいます。

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