今急所を蹴られても全然兵器(ぜんぜんへいき) 68
「そんなに慌てて、どうしたんだい?」
ホメタは、レイナの目の前でキリッっとした様な出で立ちをしている。
ホメタは、エデン達が呼んでいるのに気付きなにもなかったように歩いていきスケスケの仮面を取る。
エデンは、ホメタが持っていた仮面に付いている赤の宝石に指でコンコン!と突つくと
「ん?呼びましたか。……あら、御主人様は?」
そう出て来たのは、手のひらサイズの羽がはえた妖精さんが出てきた。その可愛らしさは、全てが可愛いという奴だ。
大体可愛い奴は、何かギャップがあって可愛いのが際立つが、こいつは全てが可愛い……まあ、こいつが身長三メートルあったら可愛くは無いのは確かだが。
皆が『御主人様?』という顔をしていると
「あの方は、私を柔らかく暖かい急所に押し当てて居ました。彼の急所に寄り添うこと20日間は忘れそうにありません。」
「私も、イキナリ急所あては抵抗がありました。」
「しかし!彼の命が側にあると分かると、なぜか安心するんです。まるで、ゆりかごの上に乗っているような。」
(お兄ちゃんのバカが感染したのかしら。憑き神だから、あんな所に付くって。成りたくないわ)
レイナは、神に成らない事を誓った。
まだ、急所大好き憑喪神が話し込む。
「そうですね。その音はトクントクンと揺れていました。」
「ま、ローラさんが下にいた時はドビンドビンと凄く脈打つ物になって熱すぎましたが。」
その後『トクントクン……』と口ずさんでいると、何処からか分からないがトクントクンが次第にドウゥンドウゥンドウゥンと聞こえてきた。
「ドウゥンドウゥン?御主人様はこんな音はしない!」
本当に、どっからともなく聞こえてくる。
右から?左から?……分からない。
世界の真ん中から聞こえてくるようだ。
そして、大気が振動を感じたかと思うと気付く。ホメタ達がいた場所は辺り一面、影になっていた。雲では無いのは直ぐに分かる!何故かというと急に冷え込んだからだ。
横を見渡すが、青い晴天。
真上を見た
真上には、まさに!まさに圧巻の円盤。UFO、とてつもない大きいUFO・戦艦である。
その戦艦が、ドウゥンドウゥンドウゥンとホメタ達の真上にとどまる。
ホメタ達が口を開けて見上げていると
「その顔!良いねぇ。」
「時間があったお陰で、私が欲しているDNA・遺伝子をゲットしたよ。」
とてつもなく大きな乗り物に乗って古代神が登場する。その後、古代神の考えが変わったことを発言する。
「私はSFという最強の兵器を手にいれた。」
「これは、目の前のお前達だけに言ってはいない。」
「これは、全世界で声明している。だから聞け!」
「今から中立国のドベイを半壊させる。」
躊躇せず、相手方の反応を待たずに攻撃される。攻撃は、戦艦の中からSFならありきたりな小さな戦闘廷が何千と飛び交う中で「これが我が力だぁぁ」と聞こえる。
ドベイという国は、周りが海に囲まれ争いが無いと言われている。中立国はただの中立国ではない。帝国や王国からの潜入している輩がいる。
戦争を嫌い、戦争の命令だけ出して安全な国でバカンスを楽しむ……そんな国。アル意味、各国の偉いさん方が沢山在住する中立国である。
……
「ありゃー。本当に、ドベイが蹂躙されているよぉ。」
「あの小さなハエから、緑色のオシッコ?が着地したら爆発するのね。」
(ナイスな表現力!)
(皆、危機感無いわね。本体が頭上にいるのに……ナニ?この怠惰。)
(命はもっと、大切なのではないの?ってアノ人達一度死んでいるんだっけ。)
ホメタ達は、コトの何らかの魔法でドベイが襲われているのが写し出されている。エデンやポポも自分で遠くの国、ドベイを写し出している。
ドベイが半壊していた部分は、人が住む街が重点的破壊されていた。街に住んでいる人達は下敷きになったりと悲惨な状況である。街の住む人達の悲鳴が聞こえて来そうだ。
「……ひでぇ。」
「ケンイチ!斬れ。」
ケンイチは、上空の戦艦を確かに切った。瞬間『ジュギィィン』と音が鳴り弾かれた。何か、バリアみたいな見えない壁に防がれる。
攻撃を終えたのか、古代神が再び発言する。
「私は考えを改めた。神は私だけでいい!」
「古代神を捨て、この世界の新しい神になるのだ。」
その後、スターの話は続いた。
内容は、蹂躙は好きだ!しかし弱いものイジメは好かないらしい。
『強い者よここに集合せよ!10日後に門を開いてやろう』と言うと
戦艦が変形していき、天まで昇る様な塔になる。ホメタ達の目の前には、大きな門が見える。
スターの話は続いた。
「門を開けてから三日以内にクリア出来なければ、全世界を落としてやるからな。私の国の帝国も滅亡の中に入っているから忘れないように。」
スターは話終ると、甲高い笑い声を発する。笑い声はエコーになっており手を込んでいる。
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