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勝手に発動するのは、思春期だけにしてくれ 65

「……キサマ!実の妹の身を案じないのか!?」


 一人を除いて、全く魂の揺れがなかったホメタ。それもそうだ、ホメタはずっと時を止める装置とレイナのパンツチェックに無我夢中だったからだ。

 それと付け加えるのなら、最後の魂の揺れは、時が停止したダンジョンでホメタが動いた事によるものが大きいと言えるだろう。


 スターは考える


(ホメタの魂の揺らぎを見てみたいものだが、そうか!妹に手を出せば……ふふふっふ。楽しみだ!)


 そうして、スターは妹を抱き寄せゆっくりと口を近づける。途中、舌をベロベロと出して今にもベロチュウしようとしている。


(なにぃ!?今、ベロチュウを執行しているんだぞ。な、何も!反応が無いナゼだ?)


 『ナゼだ?』と振り返ると、直ぐ近くにホメタが立って眺めていた事に大層驚くスター。

 その驚きっぷりは、爆笑するくらいのもの!驚いて尻餅をついている。本当ほんと、かの有名な人が見れば『リアクションで食っていますよね?』と訪ねるほどのド!リアクションである。


 尻餅ついているスターを横目に


「レイナ大丈夫だ。舌は入ってないな。というか、口が閉まっているから口の中でベロベロ……」

「いや、レイナにはもっと可愛くペロペロという音がふさわしい。命名!ペロンチューだな。」


……

「総合的にやばかったわね。」


「時を止める耐性が欲しいところだわ。」


「あてなら有るわ。」


 そう話し合うのはエデンとポポである。

 [あてなら有る]と言うと、エデンが魔法をくりだす。その魔法は、大地に亀裂を這わせて巨大な段差を作っていく。


 もし、城や町があったのなら甚大ものなのは確かであるが、ここは何もない荒野……存在するのは、数人の人と所々の砂煙が立っている。


「あっあー。やっぱり、地面が柔らかいと上手く段差にならないわね。どうしましょうか?」


「じゃあ、私が的確な魔法をするわね。」


 ポポがそういうと『トルネード・テラ・テンペスト』と唱える。突如目の前に竜巻が発生し、柔らかい地面を空中へ飛ばす。

 この魔法は、相手を地面ごと飛ばし風と岩などでミキサー状にする極悪非道な魔法である。それに魔法が終りは、空高くから元の場所へと叩き付ける効果もある。

 それを見たエデンは


「あんたバカじゃないの!?地面を元に戻してどーするの!別の場所へ、やんなさいよ。」


 エデンの忠告を聞き、ポポは『あ。ごめん』と言っていた。


 エデンやポポが、懸命に何かを掘り探しているのは確かである。では、何を探しているのかというとホメタである。

 ちなみにレイナは、エデン達と直ぐ側にいた。レイナが無事な理由は、31騎士団の御約束事の一部に『レイナは絶対死守!』というのがあるので近くにいたガーベラが救出していた。


 この文面で[無事]と出で来ているが、あの後の出来事を語る。


 アノ後、レイナへのベロチュウを改変に成功したホメタは、スターと向き合っていた。

 スターは、大層驚いていたのだが直ぐに冷静さを取り戻していた。ナゼならば、このダンジョンはスターの持ち場であることが大いにある。


 この今のダンジョンは、時間が停止しており且つスターの設定でスキルが使用が制限されている。たとえ動けようが、抵抗する統べは無い!と考えているからスターは直ぐに落ち着いていた。


 だがしかし!ホメタの新しいスキルが追加されたことにより、再び勝手に[アレ]が発動する。

 [アレ]とは、狭い所では危険極まりまない代物。しかも、戦神が勝手に設定したものだから、もうワケわからない。


 そう、狭いダンジョンで発動をしたのだ。誰に見せるわけでもない、演出用グングニルが!?大爆発である。

 スターはというと『勝ったと思うなよ』と、エコーをしてどこかへ去って行った。


 ホメタは今の様子を日本風に伝えると、カエルの冬眠真っ只中である。

 そんな感じで、エデンとポポは地中のホメタを助けるべく!大量の地面に向けて、楽で簡単に掘り出せる魔法を撃ちまくるのだった。


「地下のダンジョンなんて、クソくらえだわ!」


「この大量の大地を除くなんて出来そうもないから、ここら一帯火の海にしましょうか?」


「あー。スターのことね?そうね。この際だから、ここら一帯を熔岩にしましょう。ホメタから泳いで帰って来そうだしね。」


「あるある!」


 そんなハチャメチャな嫁をよそに、ホメタはというと……一度は生き埋めに成り掛けたのだが


「大丈夫!ホメタ様はこのディアが守るもん」


 というふうに、ホメタに覆い被さるように四つん這いで降ってきた土砂を支えるディア。

 ディアは、宝石を詰め込み過ぎて動けないと言っていたが、演出用グングニルが発動した時に全ての宝石を只の力で粉々に粉砕していた。


「ローラ!ホメタ様の下から退いて!僕は、ローラの為に土砂を持ち上げているんじゃない!!」


「いやぁー、ローラは実に役に立っているぞぉ。俺の後頭部には、柔らかい二つの枕があるし。総合的に柔らかいぞぉー。」


「……わかった。じゃあ僕もホメタ様の柔らかい所に行く。」


 そういって、四つん這いしている腕を緩めて行こうとしたが『スマン!ディア!!胸を触るぞ』と言いつつ押し上げる。

 ディアはもっと揉まれたいのか、どんどんと力を緩める。


 そんな中で、ホメタは華麗なる閃きは発生する。閃き内容をディア達に伝えると、ディアは反対しておりローラは賛成していた。閃き内容は


「いまから氷魔法が得意な奴を召喚する!ナゼ氷魔法と思っているだろ?それは……」


 ホメタが説明をする。

 まず俺達の周りに氷で覆う。そして、氷は膨張するのを利用して、二重に氷の膜を作る。内側の氷を溶かすと、恐らく膨張した隙間が出来るはず。そして、戻した土砂はなんとかして貰う!ってのを伝える。


 ディアの意見を無視してコトを呼び出した。


「ま!今日は随分と近い所におられるのですね。停止された世界で動くなんて……私の全てを捧げても動いた根源は教えてくれないのでしょうね」


「……まあな」


「ディア!もっと腕を伸ばしてください。もっとホメタ様の身体チェックをしたいので……いえ、もう少し空間が無いと間違って違う魔法が発動の恐れがありますから。」


 31騎士団は、基本召喚されてない者は外でのホメタの言動や様子などこと細かに分かっている。それは、契約召喚の良い所でもあるが悪い所でもある。

 ディアは『後でシメテヤル』と言い、グググッと土砂を持ち上げる。そして、ホメタの忠告通りに氷魔法が発動される。


 その後、二重のうちの中側の土砂を光熱魔法こうねつまほうで少しずつ蒸発さしていた。

 今、ホメタ達は道無き道を行く。土砂を蒸発していき、地上を目指して。

こんばんは。私の作品を呼んでいただき!ありがとうございます。では、どうぞです。


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