有名大魔法使いでも、水中での言葉は伝わりませんでした 54
……
海に光の柱が一つ立っている。それは、ホメタのスキルアップの柱では無い。ましてや、ホメタのグングニルでもない。
それは、エデンのランクアップの光の柱だった。光の柱の中には、エデンとホメタがハグをして空へ舞い上がっていた。
何故空へ舞い上がっていたのか?説明をする。
エデンが本当の姿を表しす。
エデンは、海上へ歩き出すとピタッと止まり小舟に乗っているホメタ側に向き直す。
そして、始まった。その光景は、エデンの体から黒の液体が湧き出てくる。エデンのスマートな体からコノ量はおかしいだろ?ってな位、大量に黒の液体が海へと流れ込む。
もうスマートな姿は無く、海上に黒の液体と液体から黒の蒸気が時々『プシュー』と出ている。
『どうですか?』
エデンの声が、どっからともなく聴こえる。
『まともな反応ですよ。これが、私の本体』
『私は、デススライムという魔物なのですよ』
「俺の想像するスライムとは違うな。」
それから、エデンの申し訳なさそうな発言が続く。エデンが話せば話すほど、悲しいトーンになって行った。
そんなエデンにホメタは仕出かす!
「エデンは、もっとノリノリの方が可愛いし俺は好きだなぁ」
ホメタは、小舟から降りるとデススライムの上を歩く。エデンの上に乗ると、ホメタの体を蝕む様に溶かしていく。そして、ズブズブとホメタののみ込んでいく。
『あんた!バカじゃないの!……さぁ!!』
ポポが手を伸ばす。
しかし、ホメタは「大丈夫だ」と言って突き放した。ホメタが、エデンの上を歩いて行くと当然エデンから
『アンタバカだねぇ。本当、あの時と変わらないね。私は、変わる事は出来ない』
「俺!エデンと一緒に暮らすことで、変わる事が出来たんだ。エデン!気付いてないと思うけど、お前と出会う前はサーカスもクラウンもランクも興味無かった。けど、お前に出会ってから色々痛い思いがあったけど、今じゃあ30人も女の子とイチャイチャ出来るし!嫁は三人もいるし!妹とも勇気を振り絞って出会う事が出来たし!」
「俺の願いを叶えてくれるんだろ!じゃあ、エデン変われよ!俺の願いだよ!」
そう言うとエデンは光輝く!
……
まあ、そんな感じである。
『ホメタの願いのお陰で、私ランクアップしたよ。もう一回、叫んで』
「嫌だね!恥ずかしい!!」
『エデン!ランクアップの良いけど、結界魔法解除しないでよ!』
『アンタ何もしてないのに、ランクアップした私に責めるのぉ?』
エデンのランクアップの光の柱は消えていた。しかし、ポポの言う通りで現状は下から諦めもせず、せっせと海神さんが下から突いていた。
そして、小舟に海神さんが下から突進し突き上げる感じで皆空へ上へと飛ばされていた。
下を見れば、また海神さんが上へ上がって来ているのが上から見える。
「ポポ、海神上がって来たら尻尾で叩いてどっか飛ばせよ。」
ポポは了承してくれる。今ホメタ達は、上に飛ばされ折り返し地点にやっと到達し落ちて行こうとしていた。
ホメタは考えた、このまま[落ちれば]何かある!と。というか、落ちなくても現状楽観的ではあるがピンチじゃないの?と思うところがあった。
ホメタの提案を断固断るポポは、ホメタに抱き付いているエデンの隙間に張り付く。簡単に言うと、ポポが抱き付いて来た。
そして、海に落ちた。海底へたどり着く、目の前には大きな鯨の海神さんがいる。
ホメタは30騎士団を呼ぶ!
「歩午後子!歩午後午後歩歩午後午後歩午後午後子!」
ホメタは、海中で普通に喋る。喋れば喋るほど、空気がどんどん飛び散っていき苦しくなって行った。
ふと見ると、抱き付いているエデンとポポは平然としているのに気付く。エデンの顔を掴むとキスをして空気を貰う。そして、再び30騎士団へ命令をするってのを6回繰り返していると、コトがトコトコ歩み寄ってきた。
『御主人様?もしかして、水中で息出来ないのですか?魔法かけましょうか?』
「歩歩午後!?午後子歩午後午後歩午後!!」
『ホウ!ヘル裏切るのか!?なるほど、そいつと寝たんだな?』
エデン達が騒ぐ!『もう寝たの!?・あのトイレはヤリに行ったのね!』等々、勝手なことを言っている。
ホメタは、声を大にして言う!「歩午後子!!」
『いやっ!分かりませんからっ!!私達への言葉も!分かりませんからっ!!!』
突然海中に、動物の鳴き声が響きわたる。そう!鯨の求愛行動のような声よりかは野太い感じがする。なぜ、野太いかというのは直ぐに理解した。海神さんは、『無視をするな』と怒っていました。
海神さんは『お前ら!呑気にイチャイチャしてて良いのか?私はなぁ……』と話がある。
海神さんの話は
『私が真の大怪獣なのだ!そして、遊戯神よ!大事な妹は預かった。返して欲しくば、帝国領南砂漠を超えた孤島へ来るが良い!』
そう言うと『やっと帰れる!いやっほーい!!』という感じで、さっさと帰っていった。
「歩午後、歩午後午後午後歩午後歩午後?」
『エデンが、本性出した時海には猛毒等が垂れ流しになって泡吹いてましたよ。まあ、ホメタ様がエデンの上に乗った時点で猛毒類は解除して息を吹き返していたわね。』
『要は、早くこの場から逃げたかったんだと思う。』
『えっ?通じてる!?まだまだ、勉強しなくっちゃ!ですわ。』
遅くなりました。皆様、読んでいただいてありがとうございます。では、どうぞです。




