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名はヨシ!又の名を米将軍 40

(おいおい!聞いていた話と違うぞ。『エデンには嘘を見破る能力がある!決して、文面をさらけ出して克つ演技をしようと思うな!……短い言葉なら騙せ通せるがな。』って言ってたじゃんか!)


……

 俺の名前は徳川吉宗とくのがわよしむね。決して八代将軍吉宗ではない!父が、暴れん坊で正義の味方に育ってほしかったから【吉宗】と名付けた。

 あとで思えば、父は時代劇が大好きってなだけで名付けられたんじゃないかって思う日々があった。だけど、皆からはヨシと呼ばれていたので良しとする。


 俺は転移者だ!……俺には出来る姉がいた。姉は、CAで働いており自慢のお姉ちゃんだった。

 そう!だった……あの飛行機事故が起こるまで。俺は、言葉を失いさまよう。

 目の前には、お姉ちゃんが入っていない墓石!墓石には名前が入っている。そんな、墓石を殴り倒してやった!ついでに周りの墓石も倒してやった。その後、警察にチクられて警察から追われるようになってしまった。


 その頃からか、『人を殺したい!』と思うようになったのは。

 お姉ちゃんのように、人の為に仕事している人間ではなく機械のように働く奴!恋人も友達とも接しず暮らしているような奴を、お姉ちゃんの代わりに殺したい!代わりに殺してお姉ちゃんの価値を上げたい!美意識したいって思うようになったんだ。


 そんなある日、良い獲物を見つけたんだ。同じCAで働く彼女を!!周りの話を聞けば、コイツが病気で休んだせいでお姉ちゃんの乗った飛行機は落ちたんだ!全てコイツが悪いんだ!この女がぁ!!

 俺は、彼女が一人になるのを待った。そして、チャンスが訪れた。

 ……駅のホームで落としてやった。が!そんな彼女を救おうとする者達が現れた。そんな奴の内一人を、一番最初に手を伸ばした奴も一緒に落としてやったら


 『ざまぁ!』……CAを救おうと!お姉ちゃんの宿敵にに手を伸ばした奴は、線路に頭を打ち付け痙攣していた。

 そう叫ぶと、一気に俺の注目度がアップしやがった。だから俺は、逃げる事が出来なく駅員に捕まってしまった。


 俺は、最後の力をふり絞り階段から身を投げ出したんだ!どうせ捕まるのならテメェ等には死体で良いだろう!それこそが、俺がここで死んで自由にお姉ちゃんを探しに行けるってもんだ!そう思った。

 ……そして、身投げをして目を開けたらこの世界にいた。

 神は俺に死ぬな!と言っているみたいだった。


 俺を転移させた奴は、仮面を被り城を思い浮かばす所に座っていた。奴は、こう言った


『俺はお前を転移した者!我が名はスター!貴様には根性があると見込んだ。そんなオドオドとした顔をするな!なに、お前の願いを叶える準備があるからなぁ。だから貴様には、俺の手足となって働いて貰おう!』


 コイツが言っていた[お前の願いを叶える準備]とは、この世界に転移出来るのなら【お前の世界に戻す】ことも出来る!

 重要な事は、【俺が戻れるタイミングを選べる!】ってことにある。お姉ちゃんが落ちる前に戻れさえすれば!お姉ちゃんは助かるのだ。


 だから俺は、ソイツの弟子になったんだ。

 俺は、成ったんだ【勇者】に。


……

『なんで黙ってるんだ!?ヨシ!何か言ったらどうだ!!』


『ガイタン、すまんが俺の名はヨシであってヨシではない。今の俺の名は、アザゼル・ア・アナンだ。』(どうだ!一度嘘を見破られると次の発言が難しくなってしまうが、ガイタンよ良い質問をありがとうだよ全く!)


『あなたぁ、本当に嘘がお上手ねぇ。全てうまく行っていたのに、最後の最後でミスが出てますよぉ……ガイタンを気に入らない!って殺したい!って顔、出てますよぉ』


『……!!!』


(今のは、本当の事を言ったんだぞ!?なぜ!バレた!?)


 ガイタンは勿論の事、セリナやエリナを含めた勇者御一行が驚きを隠せない。

 勇者御一行達は、別にエデンの嘘を暴く能力を信用しているわけではない!しかし、ヨシがヨシではない事とヨシの言動やいつもの様子を見ているから分かったものだが、ドギマギしているヨシを見ることで、『ヨシ……いや!アザゼルは危険人物かもしれない!』と皆が思い疑うになっていった。


『昔の私の能力を知っているのですね?……いいですわぁ、その驚愕する顔!私が[昔の]と言った時のアナタの顔!良い味でてましたよぉ。』


 そう聞いて、ヨシもといアザゼルはフルフェイスの兜を被りはじめる。


「おい!それ、モロに私は嘘をついてますって言っている様なものだぜ!」


 アザゼルは、ホメタの言葉を聞いて何かの糸が切れたように笑いだした。そして


『そうだよ!全ては、我が主人と俺の夢の為に動いていたんだよ。』

『もうすぐだったんだ!もうすぐで御主人様との約束が叶える時が来るハズだったんだ!……全てお前達!イヤ!!兄ホメタァ、お前が邪魔で邪魔で仕方がなかった。』


『やったあ!ホメタ!良い兄ねぇ。だから、私は好きなん……』


『邪魔をするなぁ化け物!貴様!!この世に出て来ては破滅しかしないと聞いているぞ!お前さえいなければ!お前さえ、ホメタの側にいなければ良かったんだ!』

『クソ!クソ!……レイナをレイナさえ死んでくれれば……』


 勇者から、レイナの名が出たことでホメタのレイナへの愛が爆発する。そして、ホメタはレイナを守ろうとギュッと抱き締める。


「レイナが死ねだとぉ!?……絶対レイナは守ってみせる!ってか、お前を今潰せば良いだけのことだろ!?」

本日は、休みだったので早めに書きあげました。明日から仕事なので、再び0時頃に投稿する予定です。どうか、よろしくです。

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