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ホメタの日常 ③

今晩は。遅くなり、すいません。

 と思っていた。

 ……あれから、2年の歳月が経過した。父は、俺の強さを一切確認しない。忙しいのだ!そう思いたい。

 俺、本当は父に誉めて欲しかった。ナゼって?ワンランク上がりキングオブマスターになった。ただ、なって1年位時間が経っている。 俺も、自分のスキルを見てない。


 2年が経過すると、俺にも変化がある。俺はあれから、ピエロを出来ないことから調子を崩した。崩したといっても、クラウンの中にピエロを取り込む手法をしている。半笑顔半涙の仮面をしている。


(だって、闇があるから光が輝く!そう思うだろ?闇のピエロが出来ないなんて、耐えられない!!)


 しかし、いまいち反応が悪い。大司教の影響力は偉大だ。そうし続けていると、父から呼び出しをされ出演が全く無しになった。


 サーカスの家業で、クラウン職。サーカス団では、たった一人のクラウン。そのクラウンは、もう1年はサーカスをしてない。自主練は、毎日している。

 サーカスは、色々な職をしている人達がいる。


 新しい職を手に入れる為には、2種類存在する。①街のギルドでお金で買う。②成りたい職に弟子入りする。

 そう!俺は、②の成りたい職に弟子入りする!を選択する。


「あっ!お疲れ様です。おりいって、お話があるのですが……」

「……え!?本当ですか。ありがとうございますガガンボさん」


 イエーイ!戦士になれたぜ!

 ちなみに職システムは、自分がスキル表示させて師がタップすることで、初めて俺は戦士の職を手に入れる事ができる。

 もし、その師が魔法使いなら自動的に魔法使いになってしまうのだが。


 スキル表示には、他人用と自分用が存在する。自分の強さ・スキルは、生命線である。たとえ、師であろうとも見せることは無い。父は、師で有りながら家族なので見せていた。

 戦士をゲットしたことで、クラウンは破棄にはならず同時進行でやっていくことになる。


 そう!お金持ちだと、沢山の職に成れるのだ。ただ、やはりというべきかスキルやランク(位)が進むのが遅いらしい。良くて2~3個。


『おいおい頑張ってるねぇ……師匠がガガンボだってよ。あの腰抜けガガンボか?』 


 確かに、ガガンボさんは腰抜けと皆から言われている。……あれは、母が扱っているドラゴンに剣を突きつける場面があった。これは、本物のドラゴンですよ!という証明の為だ。

 ガガンボさんは、とても優しいおっさんだ!……いや乙女かもしれない。皆は知らない、ONとOFFの差が激しい。

 

 なぜそんなこと知っているか?俺は、ほとんど仮面をかぶって生活している。俺も、OFFの時間はある。

 OFFの時間……それは街へ風呂に入りに行く時だ!仮面を外すと、誰もホメタの素顔が理解していない。しかし、バレた時があった!ガガンボさんと出くわした時だ。


『あらっ。ホメタちゃん一人でお風呂?』


 ホメタは、この言葉で乙女と判明する。


「よくわかったな。最近じゃあ両親に、素顔を見せても素通りだぞ。……まぁ、ウラウンは廃業だからかな。」


『そんな暗いこと言わないの!さあ、ホメタちゃん背中洗ったあげる。……もし、困ったことがあったら協力するから!ねっ!?』


……

 皆、ガガンボさんのことを理解していない。ドラゴンの話に戻るが、ガガンボさんが剣を突き立て無かったんじゃない!ドラゴンが[脱皮したて]だったからだ!!

 もし、突き立てていたらドラゴンは致命傷になっただろう。母の名声も落ちるだろう。

 そのあと、母は『ありがとう……たすかった』と言っていたのを覚えている。


(俺は、ガガンボさんを信じる!やるぞ!クラウンと戦士を!……やってやるぜ。)


 それから数ヵ月後、母に朗報が舞い込む。母に、子供ができる。そのとき、思ってしまった!


(ああ。俺は、もういらないのか)


……

 それから、三年の歳月過ぎた。

 母から産まれたのは、娘だった。名はキレイナ・ラ・タイ……さぞかし美人なのだろう。


『お兄ちゃーん!お兄ちゃん遊ぼぉ……おままごとしよう。』


「おう!いいぞう!」


『じゃあ、お兄ちゃんはイシシねっ!ガガンボちゃんはお母さん!私はお父さんね。』


 イシシは、母が良く飼い慣らしているドラゴンの名前だ。俺は、ガガンボより下ってのは少し引っ掛かるが……。


(俺は、お兄ちゃんなのだ!サーカスの先輩としてプロ根性を見せてやるぜ!)


『お兄ちゃん!イシシは、そんなに騒がしくないよっ!もっとおとなしいから!五月蝿いドラゴンは、外で遊んどいて!』


「……」


 ホメタは、悪乗りしそうになった。でも、この歳くらいの女の子はマジで!真面目にしといた方が良いのを知っている。

 もう、一週間前に経験済みだ。


『ねえ?イシシのご飯の時間じゃない?』


(ナイス!ガガンボ師匠!)


 嬉しさの頂点の様子で、ホメタは戻ると目の前には父がいた。


『レイナ!ホメタと遊んでは駄目だ。レイナは、魔物使いなんだぞ。クラウンには、成らなくていいんだよ。今後、一切ホメタと遊んではいけないよ!』


 俺は、妹から離される。離された後、父から話があった。簡単に言うと、レイナは魔獣使いと魔法使いを頑張ってる……だから邪魔するな!だって。

 

『お前には、悪いと思っている。だから、これ』


 これ……と貰ったのは、何かのチケットだ。よく見る


【貴方も、抜いていこう!今ならゴールドカードの御方は2回ただ!いらっしゃいサキュバスのお店】


「これは?」


『ああ。あと、一週間でお前も16歳!大人になってこい!』


 父の話が続く。こんなに、父からの話を聞いたのはあの事件以来だ。懐かしい……。

 父の話の中でおかしな文章があった。


『ホメタ!?先代の言葉を聞くのも、いい経験になるぞ!』


 チケットの期限は今晩までだ。

明日は、遅番なので日を跨ぐ時間帯になるかもしれません。すいません。これからも、よろしくです。

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