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家族に面会 28

「ガルル行くぜ!セルシオへ行っけー!」


『……』


 全く進まないガルル。ホメタは、セルシオという町は全く知らない。だけど、ガルルなら!ガルルなら知っているであろう!と他力本願したが無理のようだ。


「そのうなのか、ガルルはセルシオって町は知らないんだな。」


 ホメタは考えた。セルシオという町へ行く方法は、ガルル任せ一択ではない。ガルル以外でも行く方法はある。


「ローラは怖そうだから、ディアを呼び出そう。ディア!来てぇー!!」


 こだまする、[ディア来てぇ]……来ない。

 たしか、エデンは言った!召喚無しで呼べると。勘違いかな?と思ったので、一応もう一度呼ぶ事にした。おもいっきり息を吸って叫ぶ!


「ディィィィーアァァー来ぃーてぇー」


『マスター!もう来てますから!!』


 ちょっとビクッとして振り返ると、ディアとローラがそこにいた。更に二人を見てホメタは、「なんでローラが?」と声に出してしまった。

 2回ビクッとしていた主人を見逃さす、ローラは突いて来た。


『何故、そんなにビクついているのですか?そもそも、何故ディアだけ呼ぶのでしょうか?私は呼ばれたから来たのですが!?』


 ホメタは理解した。最初の独り言で、もうすでに来ていたのを知る。


「そんなの!俺の目の前に出て来ないしさ。出て来なかったら、呼びやすいディアだけでも呼んどこって思ってさ。」


『ローラの方が呼びやすいでしょ?』


「今の俺の心が、ディアがイチオシだったんだよ!!ローラ、へりくつ言うんじゃない。話が先へ進まないからここで終わり!終わりな!」


 ホメタは、ローラとディアにセルシオの町の案内を依頼する。ローラとディアは、セルシオという町を知っていたようで一安心するホメタ。


「よし!セルシオへ行こうガルル!」


『……ガーベラの馬の名前は[セバス]というんですよ?』

(本当にこれから私達のマスターがコレで良いのかしら?召喚の基本も知らない、知ろうともしない人で良いのかしら。というか、なぜエデン様は私達を選んだのかしら?って多分、遊び半分で選んだような感じがします。はぁー、だらしないマスターを支えていかないといけないのかぁー。)


「セバスねぇ。……ガルル行こう!」


(はぁー。)


 ホメタは行く途中、頭の中が一番優先する行動はどうすれば正解なのか分からないでいた。とりあえず!とりあえず、両親の安否の確認を選択した。

 3人はセルシオへ付いた。


(もし、父とお母ちゃんがいなかったらどうしようか?墓ぐらいあるよな?……無かったら建てる!……生きていて欲しい。)

「ローラとディアはちょっと待っていて。俺、探し人がいるから。」


『嫌です。なんのために私達を呼んだんですか。』


「……わかったよ。言っとくけど、馬から降りて町を散策するからな!」


 『それが、普通と思いますが?時代は、違うといえこればかりは同じでしょう。』とローラは言う。

 ホメタの嫌いなタイプである。たがしかし、落としてみたいタイプでもある。ま、無理だろうけど。


 このセルシオという町は、海に面していて観光客も沢山いる。所々、珍獣のような見世物小屋が少し気になるが。多分、観光客目当てで経営しているのだろと思うホメタだった。

 観光客が来ると言うことは、町も豊かで治安も良いし冒険者もチラホラ見えた。

 

 町中を歩いていると、ジロジロ見られている。理由は分かっていた、ディアとローラの存在だ。

 ディアとローラは、死神騎士の猛者とは思えない。ホメタが契約して、ランクに合わせた強さになってからというもの美女軍団になっている。


(本当はコイツら、モロ骨ばっかりの骸骨だったのにガーベラが触ってきた手も肉の感触があったなぁ。……と!考えたら、立ってきちゃったよ。ま、バレないよな。)


『マスター?今、卑猥な事を考えましたね?』


(やけに勘が良いな!?エデンが嘘を見抜くのと一緒か?正直にいっとくか……)

「卑猥な事を考えてました。想像の先は、ガーベラです。ガーベラが、俺のズボンの中に手を入れて来たことを思い出していました。」


『そそそ!そんな詳しく言わなくてよろしいです!』


『ハロー。ホメタ様、呼ばれて来ましたよぉ。』


「ガーベラ、帰れ。」


 そんな、ホメタと他3人の美人がやいやい騒いでいると


『失礼。どうかな?私と今晩、共になりませんか?あなたの未だ見ぬ!絶頂を味わせてあげましょう!』


 その人は、ガーベラに言い寄る。そのオッサンが言い終わる前に、ガーベラの剣さばきが発動する。その人は薔薇を差し出したが、薔薇の花が散るとガーベラは散った花びらを全て剣に突き刺し、オッサンの喉元へ剣を向けた。その行動をみたホメタは素直に「おー!すげー。」と歓声を上げる。


『それほどでも無いですよぉ。ホメタ様の鳥が飛んでいる最中に、投げナイフで捕らえるほうが数倍凄いですよぉ。』


『ん?ホメタなのか!?』


「……団長!?オヤジなのか!?ってか、みんな無事なのか!?お母ちゃんは!?」


『……無事ってなんだ!?……ああ!そうか。』


 オヤジが話す。なんでも、魔王軍はデマというなの宣伝だったらしい。そう!セルシオの町に、移動サーカスだったが本拠地を置く事になったみたいだ。そして、サーカスが来て欲しいと頼まれればソコへ行く営業に変わったみたいだ。


 それに、妹のキレイナは本当に勇者御一行と共に旅をしているらしい。なんでも、アデス帝国で公演中に国王からスカウトされたらしい。

 妹のキレイナは、サーカス団きっての稼ぎ頭なのでオヤジは断ったがそれでも引き下がらない国王が『1日1金貨で貸してくれ』と言う。更に、セルシオの町に本拠地の運営及び建設費用を帝国が負担するってことで、オヤジは手を打ったみたいだ。


「レイナは元気なのかな?……あれ?お母ちゃんは??」


『オヒメちゃんはな、オヒメちゃんは……盗られてしまったんだ。』


 爆裂泣くオヤジ。


「はぁ??盗られたって何??」


 オヤジの話を聞く。

 帝国で開演し終え、妹のキレイナのレンタル契約を結んでいる最中。国王は、【ナニか】をしたらしい。それ以降、イキナリ『国王様!好きです!』ってなったらしい。そして、キレイナと共にオヒメも帝国に行き残ったみたいだ。


 その話を聞いたホメタは気が付く。


「それ、スキルだよ。お母ちゃんは、オヤジより濃い悪魔系の血筋だからスキルにヤられてしまったんだよ。そのスキルの名は、【デビルハート】と【デビルオーバー】だと思う。あんまし詳しいことは、分からないからアイツを呼ぶよ。」

「オヤジこれから呼ぶ奴は、見た目超美人だけど超残虐で超強いし嘘を見抜ける俺の嫁を呼ぶから

、きやすく声かけるなよ。」


「エデン?来てぇ。……」


『?……来ないじゃないか。』


「ガーベラ!エデン連れて来て。」


『……エデン様は、もういますよ。……そこ』


 指し示す場所は、ホメタの影だった。ガーベラが指し示すとホメタの影がニュッと膨らんで行った。そして、出て来た


『んもー!ディアみたいに激しく叫んで欲しかったわぁ』


 どうやら、ガルルと遊んでいた頃から影の中にいたようだ。なんか、すげぇ。


「エデン、聞きたいことがあるんだ。」


『こんばんは、エデン様!私はホメタの父のアルベールと申します。』


(出たー!!久し振りに見る、30秒だけイケメンになれる奥義!)


『知ってる。……で?聞きたい事ってなあにぃ?』


 即!知ってる!が返答されました。


明日は、遅番なので今のこれくらいに投稿します。いつも、読んでいただきありがとうございます。

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