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食い付いて行きます! 27

 ホメタは、ガーベラの馬に乗り荒野を駆けていた。この馬、色は灰色ののような色ではあるが明るい色の肌をしている。しかもこの馬、飛ぶ事ができなんでもあり状態だ。なんだったら、ガーベラよりこの馬のほうが出来るんじゃないか?って思うくらいだ。

 暫く走っていると川が見えたので休憩がてら馬の水浴びをさせようと思った。


 悪魔界は思ったより綺麗な所でホメタの想像とは全く違った。あるところには、綺麗な川があり森や青い空だってあった。そりゃ勿論、砂漠地帯っぽい所もあったし多数のモンスターもあったけど、どことなく人間界に似ている所があったりもした。

 そんな、ホメタに人間界の思いでと言えば実家であるアルべール率いるサーカス団である。

 ホメタが、嘘の妹の重症でこの悪魔界に来ていたが本当にレイナの今の現状が知りたくてたまらない!だからホメタは心情を口で言ってしまう。


 そんな、心を察してガルルは『ブルル』と言って、背中に乗れアピールをしてきた。

 ちなみに[ガルル]とは、ガーベラの馬だがホメタが勝手に名前を付けた。


 ガルルはホメタが乗ると、天を駆けホメタでも見たことのある魔法を発動する!あの捕らえられていたサキュバスもしていたあの魔法を!……黒の球体を通り過ぎると、別段変化の無い風景が見えた。

 ガルルと共に、ホメタは空中を駆けていると見覚えのある町並みが見えてきた。その町並みは、ホメタが最初野宿をして生計していた街!もっと分かりやすく言うと、町長の息子がダンジョン欲に刈られ入ったが最終的にエデンが出て来て、町長の息子意外のパーティーが全滅してしまった町!……分かりやすく無いよね。

 サーカスのイベントが無いか、ガルルとホメタは町へ降り立った。


 ホメタは久し振りに、散策する。ガルルを引いていると突然


『ブルル!』


 そう言うと、ガルルはある一点を口でアピールしていた。それは、ええ感じのブラシがそこにあった。ホメタは、ガルルの真意を読み取りブラシを購入することにした。


「あのー?すいませんが、このブラシをこの鳥と交換してくれませんか?」


 この鳥は、ガーベラと獲った鳥である。ガーベラと獲った獲物は、馬の腰辺りにぶら下げていた。腰にはあと、兎のような獲物もくくりつけていた。


『うーん。いいよ!その腰に付けている、ブラックラビットも付けてくれたなら交換するよ。』


 店の人がそう言ってくれたので、ホメタは交換しようとしたとき


『ちょっとまって!その高級食材のブラックラビット私が買うよ!そうだね、金貨二枚でどう!?』


 そう言ったのは、見たことのあるサキュバスだった。


「あ!あの時の!?」


 ホメタは、ブラックラビットを金貨二枚で買ってくれる人に売る。そして、金貨二枚を使用しブラシを買う。あの時の!……であるが、そのサキュバスとは城で拷問監禁されていた女性!ホメタと目が合った女性である。


「お邪魔しまーす。」


『いらっしゃいませぇー。って、ユイちゃんお客さん捕まえて来たのかい?』


『違いますよ。この方は、ホラッ!見覚え無い??』


 そう言うと、思い出したようだ。ホメタ、色々感謝される。


『じゃあ、今日は五人相手の十連続しますか!』


「そんなもんイラン!」


 ホメタの心無惨な発言でサキュバスさん達は一気に沈んだ。


「そんなことより、ちょっと質問がありまして」


 恩人の頼みとも言うべき質問は、サキュバス達の心に光が見えた。一人『私達の体は、そんなことで終わらすのー?』とイラッとした発言があったがそれ以上には発展は無かった。

 ホメタの質問は、アルベールサーカス団が今の何処にいるか?である。


『ああ!あのサーカスかぁ。昔は、賑わっていたわね。うーん、最近世界各国を回っていないよね。』

『私は昔見たことがあるけど、あのドラゴンを扱う思いで女の人!美人で格好良かったわぁ。』

『あのサーカス団は、たしか世界で三本の指に入る最強と言われている勇者が注目してたんじゃないかな?』

『勇者?……ああ、この町長の息子ガイタンが勇者のパーティーに入っているって聞いたわね。』


(ああ、そうだった。ガイタンって言うんだったけ……アイツ仲間を見捨てて、今や勇者のパーティーか。出世したなぁ。)


『アザゼル様!格好良かったわねぇ。まさしくザ!勇者!ってのがアザゼル様よね!?』

『ああ、勇者ってそんな名前だったの?……』

『勇者も格好良かったけど、御付きの魔獣使い様と聖騎士様!更に聖天女様には圧巻だったわね。』

『そうね!世界中の美女美男が集結!って感じね。』

『あれだと、男二人の女三人か……毎日入れ替わり立ち替わりしほうだいね。』

『やめなさい!勇者がそんな事で、魔王討伐の旅なんてしないわ。ガイタンはやりそうだけど。』


「で、サーカスの事だけど……。なんでもいいんだ教えてくれ!イシシってドラゴンは知らないか?オヒメって知らないか?キレイナって知らないか?ガガンボって知らないか?」


『ん?もっかい言ってくれない?』


 ホメタは、同じ事をもう一度言った。


『ガガンボって知ってるよ。ガガンボっていったら、有名な指揮者だろ!?今や魔王との戦争間近だからさ、指揮者がうってつけなんだよ。へー、ガガンボってサーカスの出身だったのか。』


「そんなに、魔王との戦争が激しいの??」


『なんでも、どっかの街の近くの魔王駐在所みたいな所が人間に殲滅されてね。生き残ったのは、その日魔王会議で出張に言っていた司令官なんだってさ。怖いよねー。』


(司令官だけ……まさかな。いや!アレだよなぁ、アレしか無いよな?暗殺部隊の事だよな?)


 そう!ほとんど、あの暗殺部隊を指揮した指揮官とエデンのせい!ホメタもイライラしていた部分はあるが……まあおおむねエデンのせいである。

 サキュバスの一人が『そー言えば……』と言い


『あー!、キレイナも知っているよ。間近では見たことないけど、たしか勇者と共に旅をしている人なんじゃないかな?』


「キレイナは、勇者と共に旅していると?ってどうやったらサーカスから勇者御一行と一緒になるんだ!?」


『……ユナちゃん知らないのかい?まっ、ユナちゃん最近来たから分からないと思うけど……』


 突然横から入って来たのは、常連のハゲおやじだった。ハゲおやじの話は続く


『なんでも、サーカスをしていたら突然魔王軍団に襲撃されたんだってさ。』


「あーーーー!?で!?で!?で!!??」


 ハゲおやじは、ホメタの以上な食い付きにドン引きである。ドン引きのハゲおやじに気付いたユイという名のサキュバスは、合いの手で『その次が知りたいですぅ!おじさまユイに教えてください。』と可愛く懇願され話は続いた。


『サーカス一行は、戦ったさ!だけど、お客様を守らなきゃならないだろ?お客様が足手まといだった。団長命令で、サーカスの一団の半分以上はお客様の守りを!残りは追ってくる魔物を足止めに回したみたいだ。』


「で!?どーなった!どーなったんだーー!?」


 ホメタの、加熱した暴走ともいえる食い付きはハゲおやじにとってどーでもよくなるテンションだった。ハゲおやじの真意は、ユイちゃんに知ったかブリを見せたい!ただそれだけ。なので、当然こーなる。


『……ああ。えーと、まあ何人か死んで何人か生き延びたみたいだな。』


「誰が!?誰が死んだ!!誰ー!?何人死んだ!?」


『そんなこと知るかよ。近くに町があったから、墓でもあるんじゃないか!?探しに行けよ。』


「……そうですね。お前は全然関係無いから、関係無いからそんな無情な事を言うんやな!?言うんやなぁ!?…………」


 ホメタは深く行きを吐いた後、冷静に「ハゲおやじ様、情報ありがとうございました。」と言うと『ハゲおやじではない!ツルジという名前だ!よく覚えとけ。』と言っていた。

 ツルツルおやじは、そう言ってユイちゃんと二階へ行った。


(よし!ツルツルおやじに聞いた、セルシオって町へ行こう!……)








明日は、このくらいの時間帯に投稿します。

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