そんなことでキレるなんてプロ失格だぞ! 23
(あ!目があっちゃったよ。彼女も目を丸くしてるなぁ。そりゃそうか……)
この隙間、ホメタの顔面より細い。そして且つ、距離がある。少なく見積もっても、三メートルはある。
ホメタは、この隙間の先へ行くのは無理と冷静に判断する。
そうこうしていると、女性と目を会わせてから喘ぎ声がおろそかになっているのが気に入らないのか激を飛ばす。
『おい!どうした!?おら!叫べよ!』
そう言うと、男性はホメタと目が会っている女性に暴力を加える。その痛々しい粗暴な行為は、女性の顔を歪めさせた。
女性の反応がおかしいと気付いた男性は、異変に気付いたみたいだ。
『!その先に何かいるのか!?……どけ!!』
『暗くて何も見えないなぁ。おい!何かあったのか?……何か言え!』
ホメタは、咄嗟にデスエクサバイトを発動!隙間に黒ナイフを板状にしてバレずにすんだ。
叩かれている女性……途中で、別の男の声が聞こえて来た。それは、衝撃発言の連発だった。
『もうやめとけって、サキュバスは俺達の大事な処理係りなんだぞ!?』
もう一人の男の話を聞く限りでは、暴力をやった奴は既にサキュバスの一人を始末したと言っていた。そして、人間界に行き足りなくなったサキュバスを拐ってくる俺の大変さも考えてくれ!と発言していた。
更に、ホメタはここは悪魔界と知る。悪魔界では、サキュバスを拐うのは禁止というのも知る。
(こいつら、糞ったれだな。俺の親族のようなサキュバスをいじめる奴は、ぐちゃんぐちゃんにいしてやる!)
ホメタは考える。相手男性2名の顔が判明すれば即命を取れるが、取った所で隙間の先の部屋にたどり着かない限り、サキュバスの安全は確保出来ないことに頭を悩ます。
ホメタは、自分の出来る事を考え直す。
(俺には、謎の魔法が1つある!デスファイアだ。)
このデスファイア、威力もさることながら形式も見たこと無い。なにげに、エデンが使って無いのが少しおかしい。
おかしい事は他にもある!それは、エデンがデスファイアを教えてくれた時に言った言葉。
(『まあ!恐ろしい』……って言ってたよなぁ。エデン、何気に嘘言わないからなぁ。……)
決断する!デスファイアを今ここで使うと!幸い、ここにはホメタしか居ないし窓無いし、あっても100メートル上で細く長く奥も3メートルはある。
扉に向けて潰した後の言い訳が思い付かないので、真逆の方向へデスファイアを放つ。
(おおー、黒の炎なのかー。って!え!?はぁ!?……もういい!もう、そんな大きくならなくていい!!)
どんどん大きくなって行こうとするデスファイア。デスファイアは、ホメタも包み込んでいる。ホメタの体が燃える……しかし、スキル健全な体で元道理になる。燃える!元に戻るを繰り返している。
ホメタは、大きくなり過ぎたデスファイアを途中で辞めることにする。しかし魔法を途中で辞める方法が分からないので、手を開いて押し出す感じのポーズだったが手をグーにしてもデスファイアは止まらなかった。
ホメタは、手を腰に宛てて応援団のような良い姿勢をとるとデスファイアの玉が小さくなった。
ホメタは「シメタ!これだ!!」と思い、手を地面に手をついて腕立て伏せのポーズをとる。
(俺の感は冴えてるぅ!どんどん小さくなっているぜ。)
ホッとした所に、事件が起きる!ドアの鍵が開いた音がした……ホメタは直ぐドアを触って鍵を閉める!
『ん?鍵閉め忘れたか??』
その後、開けたら閉める!を繰り返していた。繰り返していると、限界が来たそうで
『ぬあぁぁぁぁぁぁぁ!!!……この鍵野郎!!コイツかっ!?コイツが悪魔なのかぁ!!死ね!死ねぇぇぇぇ!!』
『なっ!?大声が聞こえると思って来てみれば、ってオイ!!鍵を団子の様にこねるな!?……食うなぁぁぁ!!』
話からして、どうやら食ったみたいだ。
そして、デスファイアの事は意識の外になると突然爆発した。爆発すると、鍵を食った奴と止めようとした奴が冷静にドアを蹴破る行動を取った。
ドアは、今にも蹴破られそうだった。流石!鍵を団子の形にした男!力持ち!
ホメタは、デスエクサバイトを発動してドアに黒のナイフを引き積め、黒の鉄板をはめ殺しにした。
(いやいやいやいや、やべえよヤベエヨやべえよヤベエヨ!)
デスファイアの爆発は、ホメタの部屋の壁がボロボロになってしまう。
[壁がボロボロ]と言ったが、崖崩れのような雪崩が起きていた。
はめ殺しした黒鉄板のデスエクサバイトの向こう側……かなり人が集まっているのか声の音量がヤヴァイ。
突然、ドアではない壁が爆発した。
『ふー、手間掛けさせやがって!コイツを拷問室へ運べ!コイツの血だけで餌の価値はあるんだ!』
……
約束の2週間後エデン達は、ホメタの妹に正装で会いに行く為、一旦遊牧民へ集合する。
なぜ遊牧民なのか?それは、双方用意した物が次元が違うからだ。
まず、アキ!ペガサスの馬車。ペガサスは、4匹!純白に所々の金刺繍の馬車。馬車の屋根に、従者なのか天使がたむろっている。
そして、エデン!骸骨の馬が4匹。色は漆黒、黒とドス黒い模様に灰色と金が使われている。他にも、護衛兵のような死神騎士が300騎。骸骨兵士が500人。演奏家、20人。鎌を持った死神666人。
『……ちょっと、多かったわね。城で見たときは、さほどの人数では無かったように見えましたが。厳選して、強者大会も開催してきたのに無駄になってしまいましたわぁ。』
『エデン様、それは妹様が恐怖しますよ。死神は帰って頂いたらよろしいかと。それに、死神騎士は300って戦争に行くつもりですか?』
『ねぇ?少し前から気になっていたのだけど、ホメタの妹はどこに入院しているの?』
『私も思ってたんですよ!どこに妹様がいるのでしょう!?と思って、従者に今調べている所です。』
『あんたの従者、弱そうですね。そんな、者に頼っていいのかしらぁ?』
(いや、エデン様の従者が調べる方が人間界に問題になりますよ。って言えない……オブラートに伝えよう。)
『私の従者は弱いですが、人間に受けが良いので必ずやよい結果を得られるでしょう!』
『ふーん……では、待ちますかぁ』
明日も、これくらいの時間帯に投稿します。




