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サーカス開演 ②

こんにちは。では、どうぞです。

 10歳になったホメタ。ホメタは、毎度ながら毎日のように父が言うマスターオブマスターへの道を突き進んでいた。迷いなど全くない!そんな気持ちだ。

 10歳にもなれば、もう俺はサーカスに出演している。俺は、前半はクラウンとして出ている後半はピエロとして皆の力付けをしている。

 今日は、フェンベロ大教会がある比較的大きな街だ。俺にとっては初めての街での仕事だ!今日も完璧にパフォーマーしてやるぜ!

 

 これから、打ち合わせだ。


『今回は、大司教を初め町長や貴族の方々も来られる。皆の力を見せ付けてやろう!しかし、プロとして怪我はしないようになっ!?』


 いつもと、ほぼ同じの絞めかた。今回は、大司教と貴族の方々が珍しいお客様だ。

 たまには、金回りの良い大きい街へ来て公演する。皆も、良い刺激で身が引き締まる感じだ。


 サーカスの内容次第で、貴族からの引き抜きがある。前回の大きな街でやった時、ガストロおじさんはある貴族が『あの力こぶ!あの技、私の所へ……』とお誘いがあった。ガストロおじさんは、職は[戦士マスター]と[木こりマスター]だ。そして、ガストロおじさんは抜けて行った。

 皆も、引き抜き目的で日々勤めている。


『おい!ホメタ。ホメタのクラウンとしてのスキル見てやろう?』


「俺の経験値出ろ。」


 父は、何か頷きながら俺のスキルを見ている。この世界は、産まれると教会からある魔法を授かる。その魔法は、自分の意志で強さというスキルが見れる。今、俺はこんな感じだ。


名前  ホメタ・ラ・ワラタ 男


現在職 マスターオブマスタークラウン


スキル 武器投げ100%・攻撃避け100%・毒耐 性・精神強化・自己修復・笑いの神仮面・涙の神仮面(発声無効)・全斬撃無効(次の満月までに千切れた部分を繋げないと修復不可)・デビルハート・デビルオーバー


称号  ウラウンマスター・マスターオブマスターウラウンマスター・悪魔と人間との間に産まれ続けた家系・サーカスの次期団長


……

『おお!マスターオブマスターをマスターしたのかっ!……これで、見ると変化は斬撃による時間が長くなったな。あとは、仮面が[神]になったんだな。』

『ワラタよっ!お前に隠していたことがあるのだ。』


 父はそう言うと、上には上があるのだ!と言い出した。


『実は、マスターオブマスターの上のキングオブマスターという位があるのだ!まさに、前人未到なのだ。(マスターオブマスターも見たことないが!凄いものを見てしまった。)』


 父から、開演は直ぐと知らされその場をあとにする。


 サーカスが開演する。

 父がサーカスの紹介をする。前半俺は、ウラウンとして出る。後半は、ピエロとして出る……いつも道理だ。お客様の反応は上々だ。


 前半のホメタは、いつも道理板に両手両足を縛られる。形として、十字架のポーズである。クラウンの時は、笑いの仮面を発動し顔に付けている。ある程度、ナイフ投げ(俺は避ける方)が終わると父がサプライズとして、一般客がナイフを投げる事となった。ターゲットは、貴族女性だ。


『やだぁ。刺さったらどうしましょう??』


『大丈夫ですよ。全ての処理は、私が引き受けますから!』


『そう!?でも、武器を投げるなんて御行儀が悪いですわぁ。』


 父がある提案を提示する。『でしたら、護衛している方に頼んで見ては?』と言うと一転して女性は、屈強な護衛兵を呼んできた。

 これこそが、本当の狙い!女性の名誉を守り失敗しても笑いがくる!……という狙いだ。


 ホメタは、屈強な護衛人に武器を投げられる。縛られているが、スキルで避ける。……避ける避ける避ける。どれくらい避けただろう?会場が、笑いの渦だ。

 しかし、ホメタは父に目線を当てている。父が、頷くのを見て投げる武器をワザと刺させる。刺さった場所は、心臓部分だった。


 ホメタは、死んだフリをする。会場も、静けさと冷たさが広まりつつある。


『皆さん?!言いましたよね。全ての処理は、団長の私がすると。』


 そう言うと、ホメタに大きい布を被せる。なにやら、父は呪文を言っている……出任せであるが。布を退かす!


『ご覧の通り!生き返りました!!皆様!拍手をー!』


 ホメタは、その場をあとにする。ホメタを殺したと思っていた、屈強の人は茫然とし呆気に取られている様子。しかし、皆からの拍手で両者良い気分になったのか見て取れる。


 後半は、涙の仮面をかぶってピエロだ。

 ホメタの出番が来た!再び会場からサプライズとして誰かが呼ばれる。パターン的に、いつも一緒のルーティンだ。前半と違う所は、最終死体として終わる事……のはずだった。

 

 急遽、団長がホメタの身体を切り刻み手足と頭を切り離すことになった。今、団長は会場の皆さんに説明をしている。


 始まる!残虐に次ぐ残虐が!

 団長の考えはこうだ!……残虐に引き裂かれたピエロは、回収される。そして、御開きの時にサーカス団皆で並んで挨拶をする。その時に、首だけのホメタが声を出して挨拶をする!……それが、団長が新しく描いた結末だ。


 しかし、大事件は起きてしまった。

 順調に、ホメタの手足が千切れて行った。次は、頭に差し掛かった時


『待て!……こんなのはサーカスではない!心技体を!魅せる所だろ!?私は断固!抗議するぞ!これは、弱いものイジメだ!』


(は?なんだコイツ!じゃあクラウンの時は良かったのかよ?)


 物言いをしたのは、大司教その人。大司教は、この街で影響力がある。大司教が、発言するまでは他のお客様は一様に盛り上がっていた。

 しかし、今は盛り下がっている。一声も、声援等の声は聞こえない。聞こえるのは、大司教の説教の発言のみ。


 結局、世紀の大奇跡を見せる事無く終った。

 団長から、告げられる。


『残念だ!ホメタの大奇跡が分からない奴がいるとは。……それでな、とうぶんはピエロの出演しなくて良いぞ!』

『落ち込むな!まだ、希望はある。キングオブマスターになるのだ!』


 ホメタは、今10歳!16歳まで6年ある。2年の歳月で、マスターオブマスターに成ることが出来た!希望はある。


明日は、21時前後に書きます。どうか、よろしくです。

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