指揮者?なにそれ ⑯
こんばんは。
「……」
「……もういいだろ。」
ホメタ達は、汗だくで夫婦の営みを終えることにした。彼女に、皆さんが思うホメタの悪い記憶を除去したかどうかの確認をする。
『もう!消したわぁ。』と言って、ひと安心したのだが
『そこの得体の知れない化け物に注ぐ!抵抗するなっ!私は、フェンベロ教会聖女リサ!悪は滅します!』
『リサ様ぁ、私達はもう駄目です。あの船のマストが折れてからというもの、男を立たせてオールで来ました。もう……男の心は立ちますが、私達はもう無理です。』
『あなた達は、寝てなさい!』
『リサ様!危険です。正面玄関からですと、罠の可能性が!……そうだ!私達が男組をしますので上の乗って下さい!』
男組とは、フェンベロ教会の聖騎士達からなる組技!……組み立て体操である。更に男気ある声を発する。
『オラッ!?リサ様が乗るんだー!背中じゃあ
、落ちた時痛いではないか!上を向いて組むんだー!』
『リサ様、出来ました。どうぞ、乗って下さい。』
(うわー……気持ち悪!)
皆さん、ハァー!ハァー!と目をギラギラしている。獣の目!刈る者の目をしている。
「聖女が屋上から来るってよ。……じゃあ、俺らは正面玄関から出ようぜ。で、正面玄関手前まで来たら石になった人達を解除して逃げ惑う人達と一緒に逃げよう。」
そう言うと、ホメタはスタスタとその場から立ち去った。その場から、少し歩くと気付く!?エデンが付いて来てないことに。ホメタは、後を振り返るとエデンがこっちを向いて目をキラキラしていた。
『ああ。アナタったら本当に、かっこよくて天才ね。もう、なんっってぇ!人と添えとげれたのぉ……私は最高に幸せ者ねっ。』
そんな事を聞くと、自分が「なんか言い間違えたか?」と思ってしまった。二人は、病院施設内を歩く。ふと気付く、ガストロおじさんがいた。
取り合えず、出ることを優先する。
二人は、正面玄関に着くと石になった人達を一斉解除する。逃げ惑う人達が、正面玄関から一斉に出ていった!それに紛れてホメタ達もそそくさとここから離れて行った。
やっとの思いで、ホメタ達は宿屋に泊まれるところまで行き着いた。ほぼ、エデンとのSEXのせいで疲れていた。そこで、寝ることは必然であった。
朝が来た、ホメタは再び病院へ行く!ガストロおじさんの見舞に!……そう!この見舞こそがホメタの目標に亀裂が走る序章だった。
……
『目標は、宿屋を出ました!尚、隣にブラックデンジャーも確認しました。』
『そうか、ブラックデンジャーが離れた時こそ始末する時だぞ!?ブラックデンジャーに気付かれるなよ!?』
『了解です。』
……
「ガストロおじさんの見舞には、小物の食い物を買いに行こう!」
『はーい』と彼女はニコニコ言って付いてくる。見た目は、仲の良い夫婦だ!エデンと手を繋いで食い物を買って病院に着いた。
病院の受付にて「ガストロさんの知り合いのホメタです。サーカスで一緒に過ごしたホメタ・ラ・ワラタです。」と言うと『はい。少し待ってくださいね。』と言われ、ガストロさんの居場所を教えてもらう。
(ガストロおじさん、僕のこと覚えているかな?忘れていたとしても、クラウンの仮面を着けた方が思い出すかも知れないな。)
ホメタはピエロの涙仮面を装着する。ガストロおじさんがいる部屋の前にてノックをして声があった。
(どうしよう?緊張してきたなぁ。仮面をしているから、俺の顔色なんて分からないとは思うんだけど……僕をどういう風に接してくれるかなぁ)
ホメタは正直、昔のサーカスで人気のクラウンではない自分の存在がガストロおじさんにとって悪なのか!?どうなのか気になっていた。
(オヤジみたいに、クラウンは要らない職業だって言われたらどうしよう……俺はこの部屋に入って良いんだろうか。)
そうこうホメタが心を迷っていると
『ん?どうした?ホメタなんだろ?早く入って来いよ!』
「おじゃましまーす。」
……案外!いや、ホメタの思い違いだった。
ガストロおじさんは、この街の貴族の門番をやっていた。ガストロおじさんを雇っていた貴族は、ギルドの猛者とガストロおじさんを雇い魔王城へと駆り出した。あえなく、返り討ちにあったらしい。ガストロおじさんは、御主人様を身を呈して守って怪我をしたらしい。ガストロおじさんの話し合ったは楽しくも続いた。
『ああそうそう、ホメタ!ホメタはガガンボを戦士の師匠として選んだって聞いたぞ!?ガガンボ……いや、ガガンボ様は本当は凄い家系なんだってな!?』
「え!?どういうことですか?ガガンボさんは、サーカス辞めたんですか?」
『サーカスはもう辞めたって俺は聞いてるぞ!?いや、無理だろ!ガガンボ様は由緒ある家系なんだぞ!?』
「それ、なんすか!?……ガガンボ師匠が由緒正しい家系なら俺に何か関係あるんですか!?」
『大有りだよ。ガガンボが戦士の師匠として、ホメタの有効なのは、その時がガガンボの最高の熟練度が戦士だからだ。しかし、今のガガンボの最高熟練度は由緒ある家系の[指揮者]なんだぜ。まあ、音楽家なのかな?良く分からんが。ちょっと、ステータスを見た方がいい!』
簡単に言うと、子供の頃にガガンボさんが戦士としての師匠はガガンボさんが一番の戦士としての経験値が高いから戦士となっていたが、今現在はサーカスを辞めて家の仕事の指揮者をしているので当然近い未来![戦士から指揮者]になること間違いなし!ということだ。
「それ、まじか!?……強さ出ろ!!」
ホメタは、ステータス画面を師匠画面に切り替える。
師 アルベール 職 クラウン
ガガンボ 指揮者
エデン 死神
「…………」
言葉が出ないホメタ。
暫くして、その場から離れる。彼女は、付いて来そうになったがこの場にいて頂いた。
ホメタは、病院内を一人で歩き回る。
『何、辛気臭い顔してんのさ!?』
聖女が話し掛けて来た。しかし、ホメタは何も話したくないので無視で通しすぎた。その時!
『あっ!!』
聖女は驚いている。
ホメタは後から剣を刺される。その刺す勢いは強かった。余りにも強く刺した為に、勢いよくホメタは倒れ込んだ。
『……魔王軍司令官バンザーイ!よし!ここを離れるぞ。』
そう言うと、魔王軍の司令官支配下の暗殺部隊がさっさと帰って行った。
聖女は『回復魔法を!』といいホメタを癒そうとする。しかし、いち速くホメタは起き上がる。聖女はビビりながら『大丈夫なの?』と心配していた。
「はぁー。大丈夫だから。」
そう言うと、後ろから剣をを引き抜いた。そして、聖女に言う
「聖女リサさん?あなたは魔法使いですか?もし良かったら僕の師匠になってくれませんか?……そうですね、魔王郡の司令官をブツ倒しに行きますから俺の師匠に……タップするだけでいいですから!!」
『ご、ごめんなさい。私、正確には魔法使いでは無いの。本当に、ごめんなさい。』
ホメタは「そうですか」と言い歩き出す。聖女リサは『何処へ?治療を……』と言って来たので
「ああ。取り合えず、あの司令官殺してきますので。」
と言って去っていった。
明日は、遅いです。




