全ての始まり
気付けばそこら中血まみれだった何があったのかを理解するにはさほど時間はかからなかっただろう、ただ自分ではかなりの時間に感じられた何故ならその原因が目の前にあって、さらにそれが自分の両親と兄弟であるからだ。それを理解した俺はゆっくり動き出そうとした、だがそれはある声に阻まれた
「いやぁ素晴らしい。君の暗殺能力は実に素晴らしい、おまけにその“影の魔法”恵まれているとしか言いようがない。」
拍手をしながら暗がりから40代前半あたりであろう男が声をかけてきた
「あんた誰だよ。」
「おっと失礼。でも名前を聞くときは自分から名乗るのが礼儀じゃないかね。」
「俺は望月 拓哉、であんたは誰だよ。」
「私は楠 源次郎だ。さぁ本題に入ろうか。」
と言うと楠は俺の手を握り
「その腕を見込んでぜひ君を雇いたい。」
「雇う?」
「もちろんお金も出すし生活には困らせない。どうだい?君にとっても悪い話じゃないだろう。」
「具体的に何をすればいいの?」
「暗殺だよ。」
「そ、わかったその話に乗るよ。」
それから俺は暗殺者として教育され魔法も覚えた。そしてほぼ毎日人を殺した、もちろん人以外も、なにせこの世界には魔物やら亜人やらがうじゃうじゃいるからね。
そんな毎日を過ごしていたある日、突然楠から
「お前今年で16だよな?」
「まぁ、はい。」
「だったらお前に新しい指令をくれてやる。」
「はい」
「俺がある魔法学校の理事長なのは知ってるだろ?」
「知ってますけど。」
「お前にはそこに入学してもらう。」
「へ?」
ここまで読んでくださった方はありがとうございます。
今回初めて投稿させていただきました。初心者なので至らないところがたくさんあると思いますがぜひよろしくお願いします。
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