第二章【草原】
名前の読み方難しいのでフリガナつけておきます...
読みにくくてすいません...
ここは...?草原...?草の匂い...風が吹いている...
ゲームセンターじゃない...!?
そこは明らかに見通しの良い草原だった。
綺麗な風が吹き、都会とは全く縁の無さそうな場所。
乙葉はそこに座り込み、頭を抱える。
(どうしよう...ここどこ!?私がみんなを止められなかったから!?)
責任感の強い乙葉は、自分一人のせいだと思ってしまう。
「...葉...乙葉...!」
誰かが声をかける。それは、少し低いおっとりした声だった。
「...!?霊香?霊香もここに!?」
【夕霧 霊香】
それは、私の友達、霊香だった。髪が長くお洒落な子。女子の憧れの的である。
「よかった...私一人かと思っちゃったよ」
「うん、私も...」キャアアアアアアアアアアア!?「「!?」」
唐突な叫び声。それは女子の悲鳴だった。
タッタッタッタッ...二人は叫び声の主のもとへ急ぐ。
!?
二人は[ソレ]を見て驚愕する。
それは...死体だった。あらゆるところから血を出して、眼はくりぬかれていた。
「うっ...留誇...?」
【坂木 留誇】
乙葉の幼馴染み。幼稚園から一緒。
「あ...れ?留誇?ねぇ、返事してよ...ねぇ!!」
乙葉は、もうこの世にいない留誇を必死に呼び続ける。
無惨にも。荒れ果てた姿に。何度も何度も。幾度も...ずっと呼び続けた。
やっと乙葉は現実を理解した。もう、留誇は死んで、いないことを。
「留誇...何で?どうして死んでしまったの?」
「乙葉!諦めて...もう留誇は...」
あぁ、私のせいなの?私が...悪いの?
そこで意識を失い、どこかに運ばれた。
どうでしたか...感想...よろしくです...