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第1章57 インタビュー

「さて、それでは準備が整ったようなのでインタビューに移ってまいりましょう。”おひるね日和”の皆さん、聞こえてますでしょうか?」

「はい、聞こえてます」

「聞こえてまーす」

「大丈夫です」


「まずは初戦勝利、おめでとうございます」

「「「ありがとうございま~す」」」


「さて、色々お聞きしたいことがあるんですが、H4Y4T0さん、とんでもないコンボ思いついたもんですね」

「ははっ、ちゃんと神視点で抜いてくれたんですね。楽しんでもらえましたか?」


「それはもう。観戦でも大盛り上がりでしたよ」

「ならよかったです。試合中はマラソンするか鳥になるかしかしてなかったので」


「何を仰るやら。知ってます? 今トレンドでH4Y4T0、泥棒、アルセーヌがすごい勢いで上がっていってますよ?」

「なんかそれ俺が泥棒みたいになってません? 人聞きが悪いな」


「全部こいつのせいです」

「H4Y4T0がやれって言いました。G1Nさん本当にごめんなさい!」

「お前らなぁ」


「あっはっは。雰囲気も大変よろしいようで。カスタムで使わなかったのはわざとですか?」

「そうですね。対策させたくなかったので本番まで伏せてました」


「策士ですねぇ。カスタム前から計画してたってことでしょうか」

「そうですね。キャラピックの制限のなかで、序盤2試合は先入りになると思ったんで。速度重視で考えるならヴァーラ神殿跡地は中央寄りだからアルセーヌを採用すれば物資は解決する。


あとはいかに安地に先入りするかなんで。読みでもよかったんですけどより精度が欲しくてギミックが使えるキャラで構成考えてたときに閃いたって感じです」


「なるほどありがとうございます。続いてSetoさん、ひたすら弾を抜いてましたよね」

「全部H4Y4T0の指示です。他のチームが嫌がることをしろと言われました」


「ノリノリだったという証言が届いてますけど」

「鳩ですか? ちゃんと処理しといてください。いるんですよね、偏向報道する悪質なのが」


「なるほどw 申し訳ありません。後できちんと裏どりさせていただきます」

「配信のアーカイブが不幸なことに消えるかもしれないっすね」


「逃がさないですよ? さて、最後に楠さん、大活躍じゃないですか」

「ありがとうございます。本当に嬉しいです」


「師匠たちにいいとこ見せられたんじゃないですか?」

「はい、ひとまずこの試合はいい結果が出せてほっとしてます。でもまだ1試合終わっただけなんで。次の試合も頑張ります」


「おぉ~、頼もしいですね。H4Y4T0さん、弟子の姿をどう見てますか?」

「そうですね。ほっとしたのは一緒ですかね。5キルも取ってくれてほんと最高のスタートにしてくれました。嬉しいです」


「楠さん、嬉しいですって」

「あ、あはは、なんか恥ずかしいですね。でも、2人の指導があっての結果なんで。2人の凄さをもっと伝えられるように頑張ります!」


「はい、ありがとうございます。それでは皆さん、次の試合も頑張ってください。ありがとうございました」

「「「ありがとうございました~」」」


「レインさん、いかがでしたか」

「やっぱりいいですねぇ~、師匠と弟子の絆っていうんでしょうか。確かな信頼関係がありますよね」


「私も聞いててほっこりしました。そういえば泥棒でしたねこの人たち」

「あっははは、そうでした。次の試合も楽しみですねぇ」


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