第1章49 概要
改めて各種ルールをざっとおさらいすると、
Triumph:12ポイント
2位:9ポイント
3位:7ポイント
4位:5ポイント
5位:4ポイント
6・7位:3ポイント
8~10位:2ポイント
11~15位:1ポイント
16~20位:0ポイント
1キル:1ポイント
キルポ上限
第1・2ゲーム:6ポイント
第3ゲーム:9ポイント
第4・5ゲーム:無制限
キルポ制限
H4Y4T0・Setoは第2ゲームまでのキルポを計算しない。
キャラピック制限
泥C・G1N・Ace・H4Y4T0・Setoは前世界大会の上位ピック率5体(セイメイ・ゴクウ・マーリン・ロチシン・アヌビス)を第2試合まで選択不可。
こんな感じだ。
若干の修正が入ったとて、俺らのやり方に変更することはない。とにかくどのゲームも1つでも上の順位を狙って動くのみだ。
ルール説明も終わり、いよいよチームが紹介されていく。3人の到達Tierや来歴、カスタムでの仕上がりや印象に残ったシーンなどを波石さんとレインさんがテンポよく伝えている。
他ゲームの元プロ、TBの元競技シーン経験者などパンデモが約半数、残り半分がグランデ、残りがダイヤかプラチナって感じで、ゴールド以下は1人もいない。この大会がカジュアルとはいえ、”本気”寄りかってのがここでも表れてるな。
何がすごいって、ストリーマーとかじゃなくて芸能界から参加してる人もちゃんと強いってことなんだよ。今回オープニングのタイトルコールやってたのって有名男性事務所に所属してる佐々木 蓮さんだし。
あの人確か超人気グループのセンターだよな。俺でも知ってる曲いくつかあるくらいだ。東京ドームを埋めるような超有名人がグランデだってんだからなんかもう…。
天は何物与えりゃ気が済むんだって感じですわ。アーカイブ見たけどガチうめぇし。
他にも主演作多数の人気女優の西野 美羽さんもいる。ゲーム実況のチャンネル作ったら秒で100万人登録して最速記録を作った人だけど、TB大好きを公言してたらついに参戦してきた。最高TierダイヤⅢですって。噓でしょ?
今回はVtuberで唯一のパンデモ帯で、V最強の呼び声高い神田 アキ率いるチームに加わっている。羨ましい。出てたドラマ見てたし。サインほしい。
カスタムで倒したときに俺の名前呼んで悔しがってたのを切り抜きで見てその動画を保存したのは内緒だ。
こんな人たちとプレイできるってこともこういう大会ならでは。しかも有名ってだけで呼ばれたわけじゃなくてしっかり実力もある。他のストリーマーや有名人もそうだ。人選も”本気”。
あと神田さんを筆頭として、今回参加してるVtuberも実力者が揃ってる。最大手の”ROOTS"から8人、ひよりの所属してる”ぶいあど”から4人、個人勢が3人。
実はひよりと同期の柊さんも参戦してる。泥C率いるチームに加入しててピックがセイメイとひよりとモロ被りしてたのを知ったときはびっくりした。ひよりも絶対負けないって息巻いてたな。
Vtuberの参加者が多いのが揶揄されることもあるけど、TB配信の再生数とかから見てVが多くなるのは自然なことだと思う。
この業界、《《数字》》は力だ。神田さんは自分でもVtuberだけの大規模大会を運営して大成功させていて、TBが日本で流行するのに間違いなく大きな影響を及ぼしてる。
Vの視聴者が自分の推しの配信を見てTBを知り、競技も見るようになったって人は相当数いる。そういう意味では、俺たちプロはV界隈から多大な恩恵を受けていると言って然るべきだしね。
そうこうしていると公式配信のチーム紹介は最後の俺たちの番になるところだ。