第97話 ホムラ村の処罰
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ヒトミ
「………さすが わたしの旦那 扱いやすいわ」
アモン
「…………」
ヒトミ
「さて ヒデオさんがいると ちょっと面倒くさくなるからね」
アモン
「……そうか それは 後ろにいる人物のためか?」
ヒトミ
「そそ 実はね…」
ヒトミは ヒデオを探しに行ったときに 迷ってしまいホムラの村へ行ってしまった経緯を アモンに話す
アモン
「は?どうやったらそこに行くんだ?全くの真逆じゃないか?」
ヒトミ
「しょうがないじゃない だって どっちが北かなんてわからないしさ」
アモン
「……まぁ それはいいが…それで 君が ホムラの村の人物ってことか…」
アモンは 鋭くキーナを睨んだ
キーナ
「はい 私は ホムラの村のキーナと言います そして ホムラ族長より書状を預かってまいりました……アモン王子…これを…」
キーナは ホムラから預かった書状を渡す
アモンは 無言で受け取り 書状に目を通す
アモン
「………事の経緯が どうあれ オレの大事な人材に 手を出したのは 事実 事は重大 放置は出来ない……ホムラの村は 3分割にし 帝都の管轄とする」
ヒトミ
「はぁ?そんなことしちゃダメでしょ?いきなり 3分割なんて!」
アモン
「この問題は 今日始まった事じゃない 再三忠告をしてきたんだ 帝都の使者も 何度もだし 話し合いで解決しようとしたが それらを ホムラの村は 全員 消滅してきたんだぞ?」
ヒトミは アモンの言葉を聞いた後 少し考え 口を開いた
ヒトミ
「………それは おかしいわ」
アモン
「おかしい?実際に 使者は帰って来なかったんだぞ 何もおかしくないだろう?」
ヒトミ
「だって 敵対関係なの知っていたんでしょ?なのに まともな人物を派遣を何故しなかったの?返り討ちにあう可能性が高い事は 分かっていたはずよね?使者も キチッと選ぶべきだわ 落ち度は ホムラ側にもあるけど 帝都側にもあるわよ?違う?」
アモン
「…………ヒトミ…」
アモンは ヒトミを見つめ 口を開こうとするが
ヒトミ
「だったら こうしましょう!ホムラの村が 今後 裏切り行為をした場合 わたしが責任をとる!どう?」
キーナ
「!!ヒ…ヒトミ!な…なぜ…」
ヒトミ
「これも何かの縁 このまま引き下がれないわ」
ヒトミは アモンをじっと見つめる
アモン
「………まったく…ヒトミは……わかったよ 正直 今は少しでも戦力が欲しいのは事実……キーナと言ったな この書状に書かれた内容は 間違いないな?」
キーナ
「はい 間違いなく ホムラ族長 直筆で書かれたものです」
アモン
「……わかった 兵の派遣をお願いする時が 近い将来必ず来る その時は 頼むと伝えてくれ」
キーナ
「はい 必ず伝えます」
アモン
「ただ!処罰は どうしても必要だ 周りの目もあるからな 村の3分割することは 変わらない いいな」
アモンは 机から書状を出し 書き出す そしてキーナに渡した
ヒトミ
「そ…そんな…」
キーナ
「いいんだ ヒトミ…これは 覚悟していた事なんだ でも ありがとう…ヒトミ…」
アモン
「中を呼んでそれでいいなら キーナ お前でいいから そこに名前を書いてくれ」
キーナは 書状に目を通す その後 口を押さえながら キーナは震えた
キーナ
「こ……これは…」
ヒトミ
「ど…どうしたの?」
ヒトミは 心配そうにキーナを見る
キーナ
「ほ…本当に…これで…いいのですか…う…う…」
キーナは 目をウルウルさせながら アモンを見た後 ヒトミに話す
キーナ
「さ…3分割って 書いてるけど……3分割の…当主が…全て…ホムラの名前が…」
ヒトミ
「え!?そ…それって…つまり…何も…変わってないってことじゃ……」
キーナ
「そうだよ…形だけ 3分割ってなっているだけ……」
ヒトミ
「さっすが!アモンちゃん!分かってるぅ!」
アモン
「……でも わかっているな キーナ 今回は ヒトミが責任持つということだったからだ ホムラにも そこは しっかり伝えてくれ」
キーナ
「はい わかりました すぐに このことを伝えます」
ヒトミ
「ふぅ…なんとか 上手くいったよね?よかった…今日は 色々あり過ぎて 疲れちゃったわ…アモンちゃん わたしは帰るけどいい? 帰って 暴飲暴食しなきゃ!」
アモン
「相変わらず マイペースだな ああ いいぞ キーナもすぐに帰り ホムラに伝えてくれ」
ヒトミ
「キーナ 時間が出来たら あなたの村に ヒデオさんと一緒に顔を出すわ!今度は 斬りかかったりしないでね?」
キーナに 意地悪く言って アモンの部屋を出る
しかし キーナは すぐに出て行かなかった ヒトミが出て行った後に まだ 話があると思っていたからだ
キーナ
「…………」
キーナは アモンの言葉を待つ
アモン
「……ん?どうした?…まだ なにかようか?」
キーナ
「!!!…ほ…本当に…よ…良いのですか?」
アモン
「なんだ?疑っているのか?安心しろ そんなことはしない そんなことしたら ヒトミに何言われるか分からないからな 後 戦場で 天使側に鞍替えしした場合は 遠慮できないからな もし まとめる事が困難なら 出陣要請は 断ってくれ」
キーナ
「わ…わかりました…必ず ホムラ族長に伝えます では 私も これで…」
キーナは アモンに頭を下げ 部屋を出る
アモン
「………しかし まさか ホムラが…降るとはな…しかし まだ あいつは…許していないだろうな……オレが……したことを……」
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次回から 章が変わります