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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第9章 ヒデオとヒトミのお散歩
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第95話  許してあげる

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よろしくお願いいたします

その頃 ヒトミとヒデオは…


ヒトミ

「あなた 私がいる場所 よく分かったね なんで?」

ヒデオ

「剣の達人がいる場所を アモンに教えてもらってな そこに 修行に行っていたのだ そこで ラゼンという 盲目の戦士に会ってな そのラゼンに 把握する力を教授してもらい 身に着けたのだ」

ヒトミ

「把握?」

ヒデオは その時の様子を語る



ラゼン

「そうです 本当に すぐにコツを掴むのが速いですね!アモン王子が ここを紹介した理由が わかりましたよ」

ヒデオ

『!!フッ…アモンめ…なにが 紹介できないだ ちゃんと連絡してくれていたではないか…なかなか にくい事をする…』

ラゼン

「でも まだまだですよ 把握能力が高くなれば その状況も把握できます」

ヒデオ

「そうなのか!?よし やってみよう!…………うーん…駄目だ まだ そこまで分からないな…どういった人物かまでは 分からん……」

ラゼン

「最初は そうですね……誰か 身近な人を 探し把握してみると 上手くなっていきますよ」

ヒデオ

「なるほど!身近な人物か……お!!ならば!!」

ここで ヒトミの存在を意識する 都合が悪い時 また ヒトミの機嫌が悪い時など 遠くから把握できれば 不用意に近づかなくて済むと……

もちろん ここは ヒトミには 伝えない


ヒデオ

「………んーっ…え……そ…そんな馬鹿な…い…意外と 近いな…」

ラゼン

「どうしました?」

ヒデオ

「いや 身近な人物を 把握しようとしたんだが…本来 あり得ない場所に…失敗したか?」

ラゼン

「もう一度 把握してみてください わたしも そこを把握してみましょう」

ヒデオ

「そ…そんなことも できるのか!?……うーん やはり…間違いではないな…」

ラゼン

「……女性ですね 少し小さな女性……おおきな大槌を持っていますね…間違いないですか?」

ヒデオ

「おお!!そ…そうだ!間違いない!」

ラゼン

「……そうですか…良くないですね……」

ヒデオ

「ど!どういうことだ!!良くないとは!!」

ヒデオは ラゼンを掴み 焦る

ラゼン

「お…落ち着いてください」

ヒデオ

「あ……すまない…」

ラゼン

「大事な人なのですね ヒデオさん その女性は 戦っています 相手は その女性と同等…もしくは……上…です…」

ヒデオ

「な……なんだと!!」

ヒデオは 一気に浮遊し ヒトミの場所へ 飛び立った


ヒデオ

「………ということだ」

ヒトミ

「ふーん…そっか………でも 挨拶もなしで飛んで来たんだね 一度 挨拶に行かなきゃね」

ヒデオ

「そうだな…何も言わず 母さんのとこに行ってしまったな…」

ヒデオは 落ち着き次第 挨拶に向かおうと 考えていたら ふと ヒトミが 目の前にいる事に気付く

ヒデオ

「??」

ヒトミ

「……登場した時 ちょっとかっこよかったよ!」

ヒデオは ヒトミを目の前にして 照れながら 目を逸らす

ヒデオ

「い…いや もっと早く気付けば こんなことには…」

ヒデオは マジマジと見られ さらに照れる

その後 ヒトミは ヒデオのほっぺたを 軽くつねる

ヒデオ

「!?」

ヒトミ

「……でも 内緒で また剣を買ったこと 許してないわよ?………別に 買うなとは 言わないからさ ちゃんと言ってよ?わかった?」

ヒデオ

「は…はひぃ…」

ヒトミ

「だったら 今回は 許してあげる」

ヒトミは ヒデオにむかって満面の笑みを浮かべた が……

ヒトミ

『………アモンちゃんに 教えてもらった場所……未だに 剣の達人のとこだと 勘違いしてるんだ………ま…いっか…黙っとこ…』

未だに ヒデオは気付いていないことに ヒトミは内心驚いたが その後 小さな疑問が浮かぶ

ヒトミ

「………待って…も…もしかしたら…私が…いた場所って……」

ヒデオ

「ど…どうした?母さん?」

ヒトミ

「あーーー!!も…もしかして あそこが!?」

ヒデオ

「なんだ!?なんだ!?急に叫び出して?ど…どうしたんだ?」

ヒトミ

「な…なんでもない…なんでもない…よ…」

ヒトミは 途中で道を間違い 剣の達人のホムラの村に行ってしまった事に ようやく気付いたのだった


上空で止まって 話をしていたヒトミとヒデオ


遠くから ヒトミの名を呼ぶ声が聞こえてくる

キーナ

「……ーい!おーい!待ってくれ!ヒトミ!」

ヒトミ

「………?…誰か呼んだ?…あ!キーナ!」

キーナ

「やっと 追いついた…」

ヒトミ

「どうしたの?キーナ?」

キーナ

「ヒトミ!散々な事をして 申し訳なかった!」

キーナは ヒトミに頭を下げる

ヒトミ

「いいよいいよ こっちこそ ……でも そんなこと言いにわざわざ追いかけてきたの?」

キーナ

「……いや それだけじゃない…その…」

キーナは 急にごもる

ヒトミ

「??ん?わたしに出来る事なら 力になるよ?ほら 頭を上げて」

キーナ

「………すまない」

キーナは 頭を下げながら 大きく息を吸い ゆっくりと息を吐く そして 勢いよく顔を上げる

キーナ

「ヒトミ!すまない!どうにか アモン王子に会わせてもらえないか!!勝手を言っているのは 分かっている!時間は いくらかかってもいい!どうか!」

ヒトミ

「え?…アモンちゃんに?……ついでに 連絡もしないといけないし んじゃ 一緒に行こっか」

キーナ

「ア…アモンちゃん!?」

キーナは その時 今 とんでもない人物と会話している事に気付き 恐怖を感じた……

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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