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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第9章 ヒデオとヒトミのお散歩
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第92話  ヒトミ 頭領と対峙する

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キーナの後に続くヒトミだが どこにも 村っぽい場所がない

ヒトミ

「……ねぇ…どこまで行く気?」

ヒトミは 警戒しながら キーナに聞く

キーナ

「ん?ああ 村の入口は 隠してあるんだ さてと……」

キーナは 一本の大きな木に 近づき 中心にある 穴に手を入れる

小さな音が鳴ると 張り巡らせていたであろう結界が 解除され 大きな門が現れた

ヒトミ

「す…凄い…立派な門…これは…村というより 砦だね…」

門の上には 数人の射手らしき者が 数人おり 厳重に守っているのが分かる

キーナは 門を開けるように 指示を出す


大きな門が開き キーナを先頭に ヒトミも付いて行く

ヒトミ

『……絶対 ヒデオさん いないよね……あー…どうしよう…もう 帰ろっかな…』

ヒトミは この厳重さなら ヒデオがここにいない事を 確信する

ヒトミ

「……ねぇ ここには 私のさが…」

キーナ

「そうそう わたしは ここの村の親衛隊隊長をやっている キーナって者だ あんた 名前は?」

ヒトミ

「わたし?わたしは とくべ…いや ヒトミっていうのよ」

今は 素性は 隠していた方がいいと判断し 名前だけ名乗った

キーナ

「ヒトミか うん いい名前だ ここは 一応 村って言ってるが 規模は約3万程 住んでいるからね あの門と 同じ規模の門が5つあるからさ あんたが 探している人が 迷い込んでいるかもしれない 全ての情報は 頭領である叔父貴のもとに 集まるから そこに行こう」

ヒトミ

「え?そ…そんなに 大きいだ…」

ヒトミは 少し考えた後 それでも ヒデオがいない事がわかる もし ヒデオが来たなら もっと 騒がしくなっているはずだからだ


ヒトミは 熟考していると キーナは ドンドン先に行っていた

ヒトミ

「……普通 先に行っちゃう?……ちょっと 待ってよ……って あれ?」

ヒトミは キーナを追いかけて行く途中で 周りの景色を見て 足が止まる

ヒトミ

「うわ…昔懐かしき家屋だね……まるで 日本の田舎みたい…」

ヒトミは ボソッと呟いた

キーナは その言葉を聞いて 驚き 慌てて ヒトミの元に戻って来た

キーナ

「い…今…に…日本って言ったね!!あ…あんた なんで その言葉を?」

ヒトミ

「へ?だって わたし 日本出身だもん」

キーナ

「ほ…本当かい!?こりゃ たまげたね!なおのこと 叔父貴とぜひ 会ってやってくれ!叔父貴も 日本出身らしいからさ!」

ヒトミ

「!!そうなの!?…へー…」

ヒトミは 叔父貴と呼ばれる頭領とは 会わずに もう帰ろうと思っていたが 少し興味が沸いてしまう

ヒトミ

「……もしかして ここの住人は 全員 日本出身?」

キーナ

「いや 違う 少なくとも 私はここ地獄出身だ 私が知っている 日本出身と分かっているのは 叔父貴だけだ」

ヒトミ

「そうなんだ…その叔父貴が みんなに剣を教えたの?」

キーナ

「ああ 叔父貴の剣技を 学んでいる なんで また?」

ヒトミ

「……対峙した時 ちょっと 構え方が 刀の構えっぽい感じがしたからね」

キーナ

「刀!!片刃の剣なんだろ?刀ってのは?……でも ここには 刀 がないんだよね…一度 見て見たいもんだ……あ!ここだよ 叔父貴がいるのは ここで ヒトミは 待っててくれ 私が ちょっと 話をしてくる」

キーナは 一足先に 大きな屋敷に向かう


ヒトミ

「……全員 今のとこ 斬りかかってきたけど…その叔父貴とかいう人が ここの頭領なんだよね しかも 剣技を 皆に教えていると…うーん…どう考えても 穏便に済みそうに…」

ヒトミが 心配そうにしていると 大きな爆発音とともに キーナが 吹っ飛んできた

ヒトミ

「……ですよね…大丈夫!キーナ!!」

吹っ飛ばされたキーナの元に行き 回復魔法を使い キーナを回復する

キーナ

「……すまない…全く 全然 聞く耳持ってくれなかった!ヒトミ!とりあえず ここから離れな!」

ヒトミ

「ここまで来て そうはいかないわ さて カチコチに固まった頭の人物を 確認しないとね!」

???

「キーナ!!まんまと丸め込まれおって!!そこに直れ!ひと思いに わしが自ら消してくれよう!」

ヒトミ

「そうはいかないわよ!カチコチの頑固じじぃこそ 隠居しなさ……」

???

「……ほう…なるほど…お主が…キーナを…」

1人の老齢な剣士が ゆらりと ヒトミに敵意をむけた

ヒトミ

「!!………あ…ちょっと…まずいかもしれない……」

ヒトミは 目の前の剣士を見た後 額から汗が出てくる

???

「……うむ…キーナを負かした事だけはあるな……強者だ…単独で攻めてきただけはある…しかし 残念だったな…わしは お主より………強いぞ?」

ヒトミ

「……やってみないと 分からないわよ?」

???

「逃げずに 向かってくると?面白い…お主…名は?」

ヒトミ

「はぁ?名前を聞く前に 自分から名前を名乗るのが 当然でしょ!?」

???

「ハッハハハ!確かに その通りだな 我が名は ホムラ 名前の通り 火を使った剣技を中心に使っている では 改めて 聞こう 名は?」

ヒトミ

「………ヒトミよ…」

ヒトミは 最も苦手な火属性持ちと 相対することとなった……

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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