表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第9章 ヒデオとヒトミのお散歩
93/231

第91話  ヒトミ魔術師の村へ?

モチベーション維持の為 高評価 ブクマ登録

よろしくお願いいたします

ヒトミ

「…………うーん…あれから 結構 進んだんだけど…それらしき物が 見えないわね…」

ヒトミは 遠くを見ながら 呟く


???

「ん?なんだ?………おい!何者だ!」

ヒトミは 物陰に潜んでいた人物に 声をかけられた

ヒトミ

「ん?あ!人だ!ちょうど良かった!」

ヒトミは 地上に降り 話しかけてきた人物に向かう

???

「ちっ!帝都の使者か?我々は お前たちには従わんと 何度も言っているのに 性懲りもなく!」

ヒトミ

「…あれ?確か 魔術師の村よね?……どう見ても 魔術師には 全然見えないんだけど…」

ヒトミは 疑問に思うが とにかく このあたりの地理を聞くために 話しかけてきた人物の元へ 無警戒のまま 近づく

すると その人物が 腰にある剣を抜き ヒトミに容赦なく 斬りかかってきた

ヒトミ

「はあ?…ちょ!なに?」

ヒトミは 剣を避け 距離をあける

ヒトミ

「なんなの!いきなり斬りかかるなんて!」

???

「問答無用!」

剣士は 距離を詰め 再度 斬りかかる

ヒトミ

「うー…いたいけな少女に いきなり斬りかかるなんて!……許せる行為じゃないわ!」


ヒトミは 指輪から 大きな槌を出す

自分の体格に似合わない大槌を 器用に クルッと回し構える

剣士

「!!そんな 大きな木槌では まともに動けまい!……切り刻んでやろう!」


剣士は 上段から斬り下ろす が ヒトミは 大きな槌を 斬りかかってきた剣に 合わせ 見事に剣を粉砕する


剣士

「な!?」

ヒトミ

「一体何のつもり!いい加減にしないと あんたの頭も 粉々にするわよ!!」

剣士

「……あの大きな槌を…俺の剣の速度より 速いだと……仕方ない…」

剣士は 大きく息を吸い 指笛を吹いた

ヒトミ

「……やな…予感しかしないわね…」

ヒトミの予感は的中 ヒトミの周りには 剣士がゾロゾロと集まり ヒトミは囲まれる


ヒトミ

「…ふぅ…仕方ないわね……いい!あんたたち!ここまで 囲まれたら もう手加減しないわ!ぶっ飛ばされたいやつだけ かかってきなさい!!」

大槌を地面に叩きつけ ヒトミは怒鳴った


剣士

「……全員で…一斉にかかれば 問題あるまい…」

剣士たちは 目配りをし じりじりと 距離を詰める

剣士たち

「………行くぞ………かかれー!!」

全方向から 一斉に 斬りかかる

ヒトミ

『……スピードは さっきの剣士と どっこいどっこいだね…この程度なら…』

ヒトミは 華麗に避け 剣だけを狙い 次々と粉砕していく

ヒトミ

「よっと あと1本……ほい!」

最後の剣士の剣も 粉砕し ヒトミは仁王立ちで見渡す

剣士

「く…くそ…全然敵わない…」

ヒトミ

「いい?わたしは ただ 人探しにき…」

???

「…へぇ…なるほどね… 武で制圧しにきたってことかい…まぁ…いずれ そうなると分かってたけどね…」

剣士

「キ…キーナ様!!」

キーナ

「あんたたちが いくら束になっても 勝てないよ 下がってな」

ヒトミ

「あのねぇ…わたしは 人を探しに来ただけなの なんか勘違いしてない?」

キーナ

「さて あんたの実力 見させてもらうよ!」

ヒトミ

「……ほんと…話を聞かないわね…」

キーナ

「いいかい!誰も手をだすんじゃないよ!……わたしの 水咬流の剣術 味わいな!」

キーナは ゆっくりと上段に構え 一気に詰め寄る

ヒトミ

『……速い!』

キーナのスピードに ヒトミは少し焦るが 振り下ろしの剣は 空振りに終わる

が そのまま 右に避けたヒトミに キーナは避ける事を分かっていたかのように 体制を崩れないまま  容赦なく 剣を振る

右に避けたヒトミには 剣は届かなかったが 剣から 強烈な水流がヒトミを襲った

ヒトミ

「!!み…水!?……キャ!」

水流をまともに受けた ヒトミはキーナを睨む

ヒトミ

「まさか 剣から水が出てくるなんてね…ちょっとビックリしちゃった…」

キーナ

『…まともに喰らったのに…こりゃ……様子見している場合じゃないね…』

ヒトミ

「やられっぱなしもなんだし 今度は こっちからいくわよ!」

ヒトミは 身体に似合わない大槌を天にかざす

キーナ

「……なにを する気だ…」

ヒトミ

「………せーのっ!」

そのまま 地面を 思いっきり叩きつける

キーナ

「???」

キーナは 何故 ヒトミが地面を叩いたのか さっぱりわからなかった

しかし その答えは 数秒後に わかった

キーナの立っている足元から 鋭利な氷が キーナを巻き込みながら 垂直に立つ

まともに喰らったキーナは 天に舞う

キーナ

「!!お…お前は 氷かい!!………あ…」

キーナが 空中で 無防備な体制になっていた所を ヒトミはすでに大槌を 振りかぶっていた

キーナは とっさに 自分の剣を盾にし ヒトミのフルスイングをかろうじて 直撃は免れるが 上空から地面まで 勢いよく 吹っ飛んでいった


ヒトミ

「あちゃ…ちょっとやりすぎたかな?……でもあの子の体力なら 消滅までしてないと思うけど…」

ヒトミは キーナが吹っ飛んでいった方を 手をかざしながら見る

すると 龍の形をした水の塊が ヒトミに襲い掛かってきた

ヒトミ

「………やっぱり まだ 余力はあったみたいね…でも わたしに 水は…あんまり意味がないよ?」

襲い掛かってくる水で出来た水龍に 手をかざし 魔力を放出 すると 水龍は 初めの勢いが徐々におち ついに 動かなくなり 水龍は凍りつく

そのまま 地面に落ち 轟音とともに崩れていった


キーナ

「………わたしの水龍の型を こうもあっさりと…まだまだ本気を出していないみたいだし…こりゃ お手上げだ…わたしの負けだ…」

剣士

「……キ…キーナ様が 負けた…だ…と…一体何者だ…」

ヒトミ

「……よっと…あなたが 水系だから わたしが有利だっただけ もし あなたが 他の属性だったら わからなかったよ?」

ヒトミは 地上に降りながら キーナに話しかける

キーナ

「……とにかく 負けは負けだ…それで?帝都の使者が 何の用で ここにきたんだい?……もし ここを出ていけってんなら 私たちは 最大限に抵抗させてもらうよ!!」

ヒトミ

「だ!か!ら!私は 帝都の使者じゃないの!!ここには 人を探しに来たの!!」

キーナ

「???人探し?……帝都の使者じゃない?……なんだい…はじめっから そう言いなよ…」

ヒトミ

「ずっと言ってたわよ!!ぜっんぜん聞かなかったじゃない!!」

キーナ

「ん?そうだったかい?ハッハハハ!そりゃ すまないね こんなとこに来るなんて 帝都の使者しか考えられなかったし それに 私たちは 強いやつがいたら つい 戦いたくなっちゃうんだよ それより 人探しなんだよね……誰か知っているかもしれないからさ とにかく うちの頭領の叔父貴に会ってくれないか?」

キーナは 村の入口に歩き出し ヒトミに向かって手招きをする

ヒトミ

『………よくわからないけど…どうやら アモンちゃんとこと仲良くなさそうだね…うーん…なんだかややこしくなってきたし…また…嫌な予感がする…』

ヒトミは 不安を感じながらも キーナについていった

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ