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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第7章 世界樹へ
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第81話  世界樹に橋を

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その頃 ユウキはグミに話しかける

ユウキ

「グミ あの人と何があったか知らないが もう水に流せよ」

グミ

「俺は あいつに どれだけ長い時間封印されてたか 知ってて言ってるのか!?」

ユウキ

「お前がどれだけ封印されていたか 分からないけど でも そのおかげで 俺たちは出会えたんだ いいように考えようぜ」

グミ

「それはそれ これはこれだ!そう簡単には 割り切れねえ!!」

ユウキ

「出会えなかったら ピザもグラタンも お前は知らなかったんだぞ?」

グミ

「ぐっ…た…たしかに そうだ…が……いや!そ…その程度で!!」

ユウキ

「………あ!そうだ…たしか 今度 サヤカが アップルパイ を作るって言ってたな…」

ユウキは 心揺さぶられているグミを 落としにかかる

グミ

「ア…アップル…パ…イ…だと?な…なんだ!なんなんだ それ!」

ユウキ

「フッフフ…気になるか…だよなぁ…気になるよなぁ…ただ グミよ…アップルパイなんて代物…我々の世界では 誰でも知っている物なのだ…お前の知らない料理は 数多にあるのだぞ!!」

グミ

「!!!な…なんだと……ちっ…わかったよ…もう あいつには 手を出さねぇよ… ただし!そのアップルパイとやらを 今度作ってくれよ!」

ユウキ

「ああ!約束しよう 美味いぞ…アップルパイ…甘くて…ほんのり酸っぱくて…」

グミ

「おおお!か…帰ったら サヤカに頼んでくれよ!」

ユウキは 見事にグミを落とす そして サヤカもヴィルシーナに事情を話し 落ち着かせようとしていた


ヴィルシーナ

「…ここの湖を 全部 吹き飛ばそうとか あなた…むちゃくちゃね…」

サヤカ

「ごめんなさい…今 考えるとむちゃくちゃです…」

ヴィルシーナ

「それで 世界樹の実 って言ってたけど それは何?」

サヤカ

「え?ヴィルシーナさんも知らないんですか?…世界樹の幹の中?にあるらしいんですけど…知りませんか?」

ヴィルシーナ

「……幹?……ああ…あれのことですか…確か…ついこの間 サタンも そんなこといっていたかな…結局 持って帰らなかったけど?」

サヤカ

「??ついこの間??…そうそう それです それが 欲しいんですけど 持って帰ったら 駄目…ですか?」

ヴィルシーナ

「あれは 世界樹から溢れ出た物ですから 別にいらないものです 持って帰りたければ 持って帰ってもいいですよ 持って帰れればね…」

ヴィルシーナは 不敵な笑みを浮かべる

サヤカ

「あれですよね えっと…たしか 魔法が使えなくなるって 言ってたかな?」

ヴィルシーナ

「その通りよ あなた方が どんな魔法を使って ここまで来たか知らないけど 一切魔法が使えなくなれば 帰る事は不可能でしょ?まぁ…諦めて帰りなさい」

サヤカ

「でも 持って帰れるなら 持って帰っていいんですよね!やたっ!ヴィルシーナさん ありがとうございます!それと 心配していただいてありがとうございます でも ここに来るまでに 使ったのは この湖と グミちゃんが 面白半分で 状態異常が見える魔法を 使っただけですから 問題なく帰れると思います」

ヴィルシーナ

「え…そ…それだけ?他は…な…何も? ちょっとまって…そんなの不可能でしょ?どういうこと?」

サヤカ

「ですよね…やっぱり そこ 気になりますよね…簡単に言うと…」

サヤカは ユウキの事を 出来る限り 説明する

サヤカ

「……ということなんです 何故?って言われても はっきり分からないんです」

ヴィルシーナ

「……毒を無効にしたわけではなく 毒にかかりながら踏破した…あぁ…頭が痛くなってきた… もう いいです わかりました それと これ以上 荒らして欲しくありませんので 私が 世界樹まで 橋を架けます 世界樹の実でも なんでも好きにしたらいいでしょう…もう 私には あなた方を止める事は不可能ですから」

ヴィルシーナは 半分投げやりのように サヤカに言い放った

サヤカ

「ありがとうございます でも 本当に 荒らしに来たわけじゃないんです 信じて下さい」

ヴィルシーナ

「………あなた…目が見えないの?これだけの事をして…」

サヤカ

「うっ…た…たしかに…」

ヴィルシーナ

「………もう いいですから あの方たちを 呼んできてください」

サヤカ

「……はい わかりました 橋の件 ありがとうございます」

サヤカは ユウキの元に戻る

サヤカ

『………うーん…ユウキの様に上手くいかなかったなぁ…ちょっと めんどくさいと思われちゃったなぁ…ってか!ユウキが異常なのよ!!』

ユウキ

「お!サヤカ どうだった?」

サヤカ

「世界樹まで 橋を架けてくれるって!!」

サヤカは 少し機嫌が悪く ユウキに答えた

ユウキ

「ええ…なんでちょっと 怒ってんの…」

サヤカ

「別に 怒っていません!」

ユウキ

「……怒ってんじゃないか…と…とにかく 橋?を掛けてくれるんだったんだったな どうやるんだろ?…んじゃ 行ってみるか グミ 分かってるな?喧嘩売るなよ?」

グミ

「わかってるよ…」

ユウキたちは ヴィルシーナのもとに行く

ユウキ

「あ…あの…橋を 架けてくれるそうで…」

ヴィルシーナ

「……ええ さっさと 用事をすませて この場から立ち去ってください」

ユウキ

「はい!すぐ立ち去ります!」

ヴィルシーナは ヨタヨタしながら 湖まで 歩く

ユウキ

「なんだか 危なっかしいな…大丈夫かな?」

グミ

「どうせ まともに歩いた事ないんだろ?移動は どうせ 浮遊だったろうし……」

ユウキ

「あ…そういうこと…」

ヴィルシーナは なんとか湖まで歩き その場で一呼吸置き 大きく両手を上げた

ユウキ

「うお!!く…来るぞ!一体 どうなるんだ!?」

ユウキは ワクワクしながら 待つ

………しかし 何も起きないまま 時がたつ

ヴィルシーナは ゆっくと 両手を戻し 大きく呼吸した後 そーっとユウキ達を見つめ

ヴィルシーナ

「……………あ……わたし…魔力…全然なかったんだった…」

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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