第80話 世界樹の守護者
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???
「ちょっと お聞きしますが ここを 滅茶苦茶にしたのは あなたたちですね!!」
ユウキ
「…はい そうです 間違いありません…ごめんなさい…」
ユウキは 顔を上げ その姿を確認した後 おおぅー…と小さな声が出る 見た目は 淡い光を放つ白い髪で 足の先まで届きそうな程長く 白いローブを着た聖女 といわれてもおかしくなかった
サヤカ
「………き…きれいな人……は!ご…ごめんなさい…」
???
「謝ってすむ問題では ありません 世界樹の守護 ヴィルシーナ の名において 処分します」
グミ
「ヴィルシーナ?………!!!あーー!!て…てめぇは!!」
ユウキ
「お?もしかして 知り合いか!やった…サヤカ なんとかなりそうだぞ!よし 知り合いなら 何とか 許してもらえるように グミから 言ってくれな…?」
サヤカ
「………ユウキ 残念だけど どうやら そういう仲じゃないみたいだよ…」
グミは 明らかに 敵意むき出しでヴィルシーナに 今にも襲いかかりそうだった
ヴィルシーナ
「………?どなたです?…あなたのような 丸っこい生物など 全く心覚えはありませんよ?」
グミ
「俺には あるんだよ!こんなとこで 出会えるとは思わなかったぜ!!」
ユウキ
「なぁ…グミ…知り合いってだけじゃないよな?どういった関係なんだ?」
グミ
「…俺を…封印した 張本人だよ!!」
ヴィルシーナ
「封印?…あなたを?………残念ながら 覚えていませんね…しかし 目障りですね…見た目も ここには不釣り合いです ここに 相応しい姿にしてあげましょう」
ヴィルシーナは 目を大きく開く
グミ
「…ん?な…なんだ?…うお…!!」
グミの身体から みるみる小さな芽が生えてくる グミは 慌てて手で払うが 次々と芽が生えていき きりがない
ユウキ
「グミ!俺の中に入れ!」
グミ
「すまねぇ!」
グミは 急いでユウキの中に入る
ヴィルシーナ
「………なかなか 面白い関係のようですね しかし 無駄なことです…」
『……あ…あれ?…おかしいな…あの2人にも 呪いをかけたはずなんだけど…まさか この2人には きかないの?…いいえ そんなことない…わたしの呪いを防げるわけないもの…そうだわ!きっと この2人に かけわすれただけ…そうよ…間違いない』
ヴィルシーナ
「あなた方 2人も 美しい草花となり ここを彩りなさい…」
ヴィルシーナは 2人に グミにかけた呪いをかける
ユウキ サヤカ
「わ!…………わ……わ?…」
ユウキとサヤカは お互いを見渡すが 何の変化も見られない
ユウキ サヤカ
「…………」
長い沈黙が 流れた後 ユウキの身体から グミが顔を出す
グミ
「バーカ!この2人には お前の呪いなんか 効かねぇんだよ!!ざまぁみろ!」
ヴィルシーナ
「そ…そんなわけないでしょ!……あなたたち…なにかしてるわね…この…卑怯者…」
ユウキ
「い…いえ…これといって特別…なぁ…サヤカ…」
サヤカ
「え…ええ…」
ヴィルシーナ
『……どうやら 何か特別な魔法で保護しているみたいね……白々しい!…仕方ない…あんまり したくなかったけど…』
「ま…まぁ いい 出来るだけ綺麗に終わらせたかったけど……さっさと…逝きなさい!!」
ヴィルシーナは 頭上に両手を上げる すると ユウキの後ろの土が どんどん盛り上がり 徐々に人の形になっていく
ユウキは その様子を 口をポカーンと開け 見惚れる
ユウキ
「………うわ…これって…ゴーレムってやつか…す…すご…い…」
ヴィルシーナ
「……さぁ そこの廃棄物を 排除しなさい!」
ゴーレムの目が光り 大きく腕を振り上げる そのまま全重量を乗せ ユウキに向かって振り落とした
ユウキ
「………あ…まんまの攻撃か…」
大きな爆発音とともに ゴーレムの拳が ユウキもろとも地面にめり込む
ヴィルシーナ
「クスクス… どう?あなたの隣にいた者が 一瞬で消えゆく光景は?」
サヤカに 向かって 満面の笑みで 話しかける
サヤカ
「……え?…あ…あの…多分 大丈夫だと思うので…あまり…」
ヴィルシーナ
「な…なにを 言ってるの?現実が 見えてないの?……ふん つまらない反応ね…もういいわ さっさと もう1匹も 潰してしまいなさい!!」
ゴーレムが ゆっくりと手を戻す
ヴィルシーナ
「………え!?……は?な…なんで…」
ユウキ
「…なんか すみません…そういうの 俺 全く問題ないんですよ…」
頭を掻きながら ユウキは申し訳なさそうにつぶやいた
ヴィルシーナ
「!!!な…なんで!なんで!…くぅ…こうなったら!!…………消えろ!!」
ヴィルシーナは 怒りに任せて 両手から波動を放つ 真っ白に輝くレーザーは ユウキに直撃
ユウキ
「うわ!まぶし!」
ヴィルシーナ
「消えろ!消えろ!!消えろ!!!」
ヴィルシーナは 全ての魔力をユウキに向かって放つ そして 徐々に白い光線は細くなり そして ヴィルシーナの魔力が無くなり 白い光線は消えていった
魔力が無くなったことで 浮遊する力も無くなり 地面に四つ這いになりながら ユウキのいた方を見る
ヴィルシーナ
「………な…なんなの…わたしの…最大の攻撃なのよ…な…なんで…耐えられるのよ!!」
ヴィルシーナは 半べそをかきながら ユウキに問う
ユウキ
「……そんなこと 言われても…」
グミ
「ハッハハハ!!よくやった!ユウキ!こいつ 全部の魔力使い果たしやがった!へへへ…これなら 俺でも勝てるぜ!」
ヴィルシーナ
「う………ううぅ……」
ユウキ
「待て!グミ!そんなことは 許さない!」
グミ
「なんでだよ!こいつは!」
サヤカ
「まって グミちゃん 私たちがこの場所を めちゃくちゃにしたんだから まず そこは 謝らないと」
グミ
「………めちゃくちゃにしたの サヤカだろ…」
サヤカ
「…う…… そ…そうだけど こういうのは 連帯責任ってことで…ね?」
グミ
「俺は 散々 慎重に行動しろって 言い続けたんだが?」
サヤカ
「………とにかく!ヴィルシーナさんと 少しお話をします!わかった?グミちゃん!」
サヤカは このままグミと話しても 分が悪すぎるので 強制的に終わらせ 四つ這いで 半泣きになっているヴィルシーナの元へ行く
サヤカ
「……ヴィルシーナさん 大丈夫ですか?」
ヴィルシーナ
「ひっ!…な…なんなの…あなたたち…」
サヤカ
「ここ…むちゃくちゃにしたの…わたしなんです!ごめんなさい!」
ヴィルシーナ
「あなたが…何故 そんなことを…」
サヤカは ここをむちゃくちゃになってしまった理由 世界樹の実を取りに来たことを ヴィルシーナに話した
続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします
今日中に 世界樹編を 終わらせる気でいます!
終わらせる 『気?』です…多分…
夕方までに もう1本予定