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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第7章 世界樹へ
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第79話  ユウキの作戦 やっぱり…

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よろしくお願いいたします

グミ

「お…おい…お前…まさか これを全部 蒸発させる気とか 言わないよ…な…」

ユウキ

「フフフッ…そのまさかさ! なんつったって サヤカのMPは 底なし! さらに 重複させることが出来るんだから サクッと 終わりそうだろ?」

グミ

「な…何言ってんだよ…無理に決まってるだろ…そもそも これは 水じゃないんだぞ!」

ユウキ

「そんな 頭ごなしに否定するなよ やってみないと分からないだろ? とりあえず 一度やってみて 無理そうなら また 考えたらいいいいだろ?…おーい!サヤカ!」

ユウキは グミの静止を却下し サヤカの元に行く

ユウキ

「………で いけると思うんだが…どうだろう?」

サヤカ

「……うーん 流石に無理じゃないかな?……でも もしかしたら 意外といけちゃうかもしれないわね……ダメ元でやってみよっか!」

グミ

「サ…サヤカまで…どうなっても知らないぞ!」

サヤカ

「……とりあえず そうね…えい!」

サヤカは 湖に向かって 火の魔法を放つ 手のひらサイズの火は 湖に触れると ジュッと音を立て 火は簡単に消えてしまう

サヤカ

「……うん 発火性の水じゃないことは 確かね」

グミ

「………いや…もし 発火したら どうするつもりだったんだよ…」

グミは 大きくため息をつく

サヤカ

「………あ…ほんとだ…危なかったわ…」

サヤカは 額の汗を拭く 格好をする

ユウキ

「まあまあ とにかく 発火しない事はわかった んじゃ サヤカ!バシッと 一丁 派手に決めてくれ!!」

ユウキは サヤカの元に 歩きながら話す

サヤカ

「うん!よーし…いくつにしようかな?…そうだなぁ…切りのいい数字で…うん!500でいこう………えい!」

火の魔法を 500重ねた手のひらサイズの火が 湖に向かって飛んで行く そして 湖に着水 今度は 消える気配がなく そのまま 沈んでいった…

ユウキとサヤカは 少しの間 待っていたが 何も起こらない

ユウキ

「……あれ?……何ともないのかな…」

サヤカ

「………みたいだね…じゃあ…600!」

こちらも 消えずに 沈んでいく

サヤカ

「………駄目なのかな…今度は700!」

同様に 沈んでいく

グミ

「お…おい 一体何をしているんだ?」

その様子を 少し離れていた グミが近づく

ユウキ

「聞いていなかったのか?サヤカが火の魔法を 湖に使って 蒸発させるつもりだったんだけど…どうも 上手くいかないらしい……かなり 強力な火だと 思うんだけどなぁ…」

グミ

「…いや それは聞いたが…一体どれほどの火の魔法を?」

グミは サヤカが何百も重ねた 火の魔法を使っていることを聞き 青ざめる…

グミ

「ま…まずい…た…大変なことになる!!」

グミは 慌てて サヤカの元に 飛んで行く

サヤカはちょうど 火の魔法を 湖に放つ寸前だった

その片手に 凝縮された魔力の塊を見た瞬間 グミは硬直してしまう

グミ

『う…動けねぇ…な…なんだ…あれほどの魔力を あんな小さな火に…くっ…動け!!』

グミは なんとか身体を動かし サヤカの手を引っ張る

サヤカ

「うーん…1000でも変化なしか……こうなったら…キャ!な…なに グミちゃん?」

グミ

「いいから 離れろ!!ユウキも!!」

ユウキ

「え?な…なんで?」

サヤカ

「どうしたの?グミちゃ…え?な…なに…この地鳴り?」

ゴゴゴゴ……と 地面から地鳴りが聞こえ 一瞬の静寂の後 湖でとんでもない大爆発が起こる

ユウキ

「グミ!中に入れ!!」

グミを強制的に引っ張り 身体の中に入れる その後 頭上から湖の水が そこら中に振り注ぐ

ゲリラ豪雨のように 数秒降り注いだ後 ゆっくりとユウキは立ち上がり 周りを見渡す

ユウキ

「………う…うわ……」

ユウキは その景色を見て 絶句する

雨のように降り注いだ水は 草花を枯らし 土をえぐった

辺り一面は 穴ぼこだらけになり さらに 小さな爆発音が 鳴り響いていた

サヤカも 遅れて立ち上がる

サヤカ

「……あ…こ…こんなことになるなんて…」

グミもユウキの身体から出てきて 周りを見渡した後 わなわなと震えだし ユウキ達を睨みつける

グミ

「お…お前らなあ!!もうちょっと 考えて行動しろ!!散々我慢してきたが…お前らの警戒心のかけらもない行動は 許せるもんじゃない!」

ユウキ

「い…いや 俺もちゃんと警戒しながら 行動してき…」

グミ

「……猛毒になっても 休憩する…極毒エリアを あくびをしながら 歩く! マグマに浸かっていることに気付かず 言われてから 危なかったと発言!!見た目で判断し あろうことか 勝手に飲む!!!さらに この大爆発だ!!!!どこが 警戒していたんだ!!」

ユウキ

「……うっ…」

グミ

「…ったく 世界樹になにかあったら どうする気だったんだ…」

ユウキ サヤカ

「ご…ごめんなさい…」

グミ

「……とにかく もうやっちまったもんは 仕方ない…とりあえず 湖の様子を見に行こう」

ユウキとサヤカは 頭を下げ トボトボと 無口のまま 湖まで 歩き出した

グミ

「………あの大爆発で 半分辺りまで減っているな…」

ユウキ

「……本当だ…でも 歩いて行けるほど減ってないな…」

サヤカ

「だね……なんか舟みたいなものないかな?…あるわけないか…ん?あれ…なんだろ?……人?」

ユウキ

「人?………ほんとうだ……なんだか 叫びながら こっちに来てない?」

???

「………!!………!!」

サヤカ

「……うん 何か叫んでる…もしかして エクリクスさんが言ってた 世界樹の長!?」

ユウキ

「と…いうことは…絶対 怒っているよな…」

???

「あなたたちかぁぁ!!ここ!無茶苦茶にしたのぉぉ!!」

サヤカ

「……うん 完全に 怒ってるね…」

ユウキ

「とにかく 謝ろう…でも…」

ユウキは 周りを見渡した後 ため息をする

サヤカ

「……ゆ…許して…くれない…よね…」

ユウキ

「出来る限り 誠心誠意 謝ろう…」

そして 怒り心頭の人物が ユウキとサヤカの前に 空中浮遊したまま 怒鳴ってきた

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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