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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第7章 世界樹へ
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第78話  世界樹は もう目の前

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ユウキ

「ありがとう!!エクリクス!」

サヤカ

「ありがとうございます エクリクスさん」

エクリクス

「ハッハハハ!気にするな!して 帰りも 責任を持ち 送ってやるからな その時は 我が名を呼べ…………エクリクスと!」

ユウキとサヤカは エクリクスが見えなくなるまで 手を振った

ユウキ

「……いやー…かっこよかったな…サヤカ…見たか!?背中!鱗と鱗の間から 炎が出てたんだよ…凄かったなぁ…」

グミ

「しかし ユウキ うまく立ち回ったな!まさか お前が そこまで頭が回るとは思わなかったぜ!」

ユウキ

「は?どういうこと?」

グミ

「あの巨大サラマンダーを うまく言いくるめ……」

ユウキ

「ちょっと待て エクリクスさんな!ちゃんと名前で呼ばないと 失礼だろ!?」

ユウキは 少しイラっとしながら グミを見る

グミ

「……え…お…お前 まさか す…全て 計算じゃなく……本当に本気だっ…たの…か…」

サヤカ

「…グミちゃん…ユウキが そんな計算できると思う?」

グミ

「…………まじか…」

サヤカ

「そうよ 本気も本気 まぁ…だから エクリクスさんに ユウキの想いが通じたんだと思うわ…」


ユウキ一行は ゴツゴツとした岩場を進む すると また 転移する柱を発見する

ユウキ

「また 柱だ ということは マグマも終わりかな?」

グミ

「……またエリアを区切っているのか…かなり 厳重にしていることが分かるな…」

サヤカ

「……マグマより 大変って 想像つかないわ…」

ユウキ

「さて 次はどんなとこだろ?…よし!ちょっと 覗いてくる!!」

ユウキは 小走りで 柱と柱の間に 向かう

グミ

「おい!!少しは警戒しろ!!」

グミがいくら自重しろと言っても ユウキの探求心は 止まる様子はなかった

ユウキ

「……どうなってるのかな?」

ユウキは 一度 大きく深呼吸をし ドキドキしながら 柱と柱の間にそーっと 足を踏み出す

ユウキ

「うお!全然 景色が違う!!………これは また 異世界だな…」

そこには 一面 草花が生い茂り 中央に 世界樹 その周りは 湖で囲まれていた

遅れて サヤカとグミが入ってくる

サヤカ

「うわ………き…綺麗なとこね…」

グミ

「お!やっと 俺の知ってる世界樹の景色になったな!」

ユウキ

「グミが知っているのは…この景色…か…」

サヤカ

「………なんでだろう…とっても綺麗な場所なのに…なんだか…もの悲しい雰囲気がする…」

ユウキ

「……あ それか…なにか違和感を感じるのは…草や花はあるけど…生命っていうのかな?そういったものが 全然感じない…時が止まっているみたいな…」

グミ

「そうかぁ?俺には さっぱりわからん 何にせよ ここまで来たんだ さっさと 世界樹の実 とやらをとって 帰ろうぜ」

ユウキ達は 湖のふち近くで立つ

サヤカ

「……ユウキ この湖の中心に世界樹があるみたい…」

サヤカは 湖のふちを歩き出す

ユウキ

「サヤカ あまり遠くに行くなよ」

サヤカ

「うん 分かってる……どこか 中心に続く道は ないかな?……うーん…ありそうにないね…」

ユウキ

「………この湖…深そうだな…」

グミ

「……ちょっと待て…この水…ただの水じゃないぞ…」

ユウキ

「え?そうなの?こんなに綺麗な水なのに?……ほら 見てみろよ 下まで透けて見えるぞ」

グミ

「あまり 不用意に近づくな ちょっと待ってろ…調べてみる…」

グミは そっと 触れてみる

グミ

「……!!!」

グミは 慌てて 触れた手を払い 自分の体力を確認する

ユウキ

「ま…またまた 大袈裟だな…俺をビビらせようとしても 無駄だぞ…」

グミ

「………この湖…ユウキ お前は 大丈夫だと思うが 俺は 多分 ここに入ると………消える…」

ユウキ

「は?な…なんでだ?お前 言ってたろ?俺から体力取ってるって?なら 取り続けりゃ 消えることないだろ?」

グミ

「……いや どうしても ほんの少し時間がかかるんだ…そのほんの小さな間…それだけで 俺は回復が間に合わなくなり 俺は消滅してしまう…この水…マグマの比にならないほど 危険だ…」

ユウキ

「そ…そんなに やばい水なのか……はっ!サ…サヤカは!?ど…どこ行った?」

ユウキは 辺りを見渡し 湖のふちに座り込んでいるサヤカを発見する

ユウキ

「サヤカ!!大丈夫か!!その水!危険だ!すぐ離れろ!」

ユウキは 全速力で サヤカの元に向かう が………

残念ながら ユウキの心配は的中 サヤカは 透明な水だったので完全に無警戒 そして その水で すでにしてはいけない事をした後だった…しかも……

サヤカ

「……プハー!!な…なんて 爽やかな水なの!なんだか 少し ミントっぽいのかな?…うん…軟水じゃないわね…だからといって硬水でもないし…うーん…」

ユウキ

「おい!何してるんだ?大丈夫か?とにかく 少し 離れよう その水に触れてはいけな……!!ま…まさか…」

ユウキは 振り返ったサヤカの顔を見て 驚愕した…ユウキが驚くのも無理もない…明らかに 顔を洗ったばかりで濡れていたからだ

サヤカ

「ん?どうしたの?それより この水 見た目普通の水みたいでしょ でも ちょっと飲んでみると すっごく爽やかなの!なんていうのかな…ミントっぽい感じ?……あれ?…な…なんで…そんな顔をしているの?」

グミ

「…………サヤカ それに触れた時 なんともなか… いや なにもなかったんだな…」

グミは 遠くを見つめる…ここにきて グミは また悟りを開いた気がした

ユウキ

「あーぁ…触れるだけなら まだしも …飲んだのか……グミ曰く なんだかとんでもなくやばい水らしいぞ…」

サヤカ

「う…嘘…しっかり 飲んじゃったよ…う…うう…だって こんなに綺麗な水だから…ど…どうしよう…」

グミ

「気にするな ちなみに 俺がこの水に触れたままだと ユウキと繋がっていても 消滅しちまうくらいだからな…ってか 今まで 毒 猛毒 極毒 マグマときて ここの水が まともなわけない可能性をを 考えような……サヤカ」

サヤカ

「……反省 します…」

ユウキ

「……まあ やっちゃったもんは仕方ない…でも これで 俺とサヤカは この湖でも問題なさそうなのはわかった しかし グミは やばいらしいから 泳いでいくのは 無謀だな…さて どうしたものか…」

サヤカ

「………あ!そうだ グミちゃん ユウキの中に入ればいいんじゃない?」

ユウキ

「……そうだな 泳ぐ以外 道がなけりゃ それしか 方法がないか………うーん…何か…あ!サヤカ!火の魔法使えたよな!!」

ユウキは とても素晴らしい 無茶苦茶無謀な作戦を 思いつく

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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