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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第7章 世界樹へ
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第76話  極毒エリア 踏破

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アモン

「………一体 どうなってんだ…」

アモンは 頭を掻きながら 苦笑いを浮かべる

レミュ

「見ての通りさ…ユウキには 猛毒も なーんも影響もないってことだね 見なよ アモン ユウキの状態異常を…サヤカの分も あいつが受けてるからさ もう表示が 訳分からなくなってるよ…」

アモン

「……重なり合って 何の表示が分からなくなっているのか…なのに あいつ 笑ってやがる」

レミュ

「………ん?…重なり過ぎて 文字が潰れて…いる…?…と…いうことは…まさか…ね」

アモン

「どうした?レミュ?」

レミュ

「…いや なんでもないよ……とにかく あの調子じゃ 極毒だろうが何だろうが 問題なさそうだよ………ハハッ…横になった…猛毒の大地で寝転がる奴 初めて見たよ…」


それから 猛毒の大地で 食事と休憩が終わり 後片づけをするユウキとサヤカ その後 椅子以外しまい込んだ後 お茶を入れ お茶を飲みだした

時折 背伸びをしたり 全く緊張感のかけらもなく 数刻の時間が過ぎ そして すべてをかたずけ ようやく 歩きだした


アモン

「………やっと…進みだしたか…次は 極毒だな…」

レミュ

「……残念だけど 見れるのはここまでだ…極毒エリアでは 影響が強すぎてもう見えない」

アモン

「こんな状況見たら もう信じて待つしかないな」


場面は変わり ユウキ側

極毒エリアといわれているエリアを踏み出して 数刻…

ユウキ

「……全然…世界樹らしきもの…見えないなぁ…なぁ…グミ 世界樹って大きな木…何だよな?」

グミ

「ああ そうだ しかし…そろそろ見えてもおかしくないはずなんだが…」

サヤカ

「………あれ?ねぇねぇ…あれって…」

サヤカは 何か柱を見つけ それを指差す

ユウキ

「え?……あの柱は…帝都にあった転移する奴に似ているな……もしかして…あそこの間に 入るんじゃないか?」

グミ

「……一体…誰が…こんなものを こんなところに?……まぁ ここまできて 世界樹が見えないのは 流石におかしい あそこで 区切られていると 考えた方がいいな……しかし 何かの罠の可能性も考慮した方が………って おい!ユウキ!!少しは警戒しろ!」

グミの言葉を聞かず ユウキは小走りで柱に向かう 空中で怪しみ止まっていたグミも 強制的に進む

ユウキは ワクワクしながら柱と柱の間から 顔を入れ 覗く

ユウキ

「うおー!なんじゃこれ!!やべー!………ん?あー!世界樹だ!あれ 絶対 世界樹だー!!」

ユウキは 大はしゃぎで叫んだ後 中に入る

サヤカ

「……まるで 子供ね……」

サヤカも ユウキの後に続いて 柱の間に入る

サヤカ

「………うわ…これは…」

ユウキ

「な!やばいな!まさに!!……これは 地獄!」

ユウキ達が見た 情景 それは まさしく地獄そのものだった 地面は ほぼ全てがマグマで 煮えたぎっており 所々で 爆発音が鳴っている

ここは まるで 活火山の火口の中にいる…そんな 場所だった そして その遥か奥に 大きく巨大な大木が見える

サヤカ

「まだまだ 距離があるね…けど 本当に大きな木…」

ユウキ

「あれだろ?グミ!世界樹って!で…でかいな…」

グミ

「ああ…間違いない あれが 世界樹だ…」

サヤカ

「……でも このマグマの中…どうやって進めばいいの?どこかに道があるのかな?………って!ユウキ!あ…足 マグマに浸かってるじゃない!!」

ユウキは 前ばかり気にしていたので マグマに足が浸かっている事に 気付かなかった

ユウキ

「……え?……うわ!ほんとだ!!」

足首辺りまで 浸かっていたので ユウキは 慌てて 近くの岩場に行く

ユウキ

「…ふぅ…あぶねー…もう少しで 火傷するとこだったよ…」

グミ

「……いや…完全に浸かってたろ…マグマも関係なしかよ…」

サヤカは 周りを見渡した後 ボソッと呟く

サヤカ

「………でも…なんでだろう…凄く…居心地がいい…」

サヤカの小さな呟きを ユウキも聞こえ サヤカの隣に行く

ユウキ

「……そうか…やっぱり サヤカも…実は 俺もなんだよ…なんでだろうなぁ…」

グミはユウキの言葉を聞いて 唖然とする

グミ

「ここが!?居心地がいい!?はぁ?こんなとこ居心地がいいわけないだろ!足元のマグマだけじゃないぞ 危険なのは ここの空気も毒素が多く含まれてる こんなの少しでも吸えば 動けなくなるぞ!!」

ユウキ

「???動けるけど?」

ユウキは 大きく深呼吸をしてみせた

グミ

「……お前 本当に化け物だな…ユウキに繋がってなきゃ 俺だけなら もって数分だな…」

サヤカ

「でも どうやって進んでいく?……所々 深そうだし…」

ユウキ

「うーん…だよな…でも とにかく歩けるところ探しながら 1歩1歩進んでいくしかないよなぁ…」

ユウキは そう言うと かろうじて繋がっている岩場に足を踏み出し 遠くを見つめる

ユウキ

「……こっちから行くと…あー…あそこで途切れてる…こっちは…駄目だな…」

先に行っていたユウキが戻って来る

ユウキ

「少ししか見てないけど 対岸まで歩いて行くのは 不可能だな……どうする?マグマの中 歩いて行く?足が付かなくなったら 泳げば行けるかな?」

グミ

「………無茶苦茶だ…っていっても このマグマを凍らせるほどの魔力はないし…」

サヤカ

「えー…マグマの中に入るの……大丈夫かな?さすがに ユウキでもまずくない?……って!ユウキ!!」

ユウキはとりあえず 近場のマグマの中に入り 膝辺りまで浸かりながら 歩いていた

ユウキ

「うわ……歩きにく…マグマって もっとサラサラしているイメージだったのに 沼地より歩きにくいな…これは…ちょっと厳しいな…」

グミ

「……!!ユウキ!その場から離れろ!!」

ユウキは グミの声を聞き 進もうとした歩みを止め 1歩後ろに下がる すると 進もうとした場所に 1mを越えそうな火を纏った大きなトカゲが マグマから飛び出した

サヤカ

「!!え!?…う…嘘…周りが…」

サヤカが見渡すと 先程のオオトカゲが ユウキ達を囲むように 見えているだけで数十匹は 泳いでいた

サヤカ

「こ…これって もしかして ハデス王が言っていた…」

グミ

「ああ…サラマンダーだ…マグマで一番会いたくない奴だな……しかも…この数…異常だ…」

サヤカ

「ど…どうしよう…」

グミ

「……ここを抜ける為には やはり 氷魔法か…サラマンダー2~3匹程度なら どうにか出来るが この数は…」

ユウキ

「危なかった…あー…ビックリした…」

先の方にいっていたユウキが戻って来る

サヤカ

「!!!ユ…ユウキ!後ろ!!」

ユウキ

「え?」

ユウキが 後ろを振り返ると 急激にマグマが膨れ上がる

ユウキ

「……な…なんだ…なんだ?…爆発でもするのか?」

マグマが膨れ上がれる限界を超え 崩れる そして 轟音とともに 大きな波を作り マグマがユウキ達の 頭上から襲う

グミ

「!!や…やべー!!」

グミは 慌てて防御系の魔法を使おうとしたが 間に合わず 頭上からまともに マグマを被る

その後…

ユウキ

「……あー…ビックリした…みんな 大丈夫か?」

サヤカ

「……うん 目がチカチカするけど 大丈夫」

グミ

「………なんともない…本当にユウキが全てを受け持ってい…るの…か」

ユウキ

「フッフフフ…俺の 本領発揮って感じだな!!」

ユウキは腰に手を当て 胸を張る

サヤカ

「!!あ…あれ…」

サヤカは 震え声で ユウキの後ろを指差す

ユウキ

「ん?どうした?サヤカ?」

サヤカ

「う…後ろ…」

ユウキは サヤカの言葉を聞いた後 首を傾げ 後ろを振り向く

ユウキ

「うお!!で…でけえ…」

ユウキの後ろには 先程のサラマンダーと比較にならない程の 大きなサラマンダーが ユウキ達を睨んでいた

グミ

「な…なんだ…この大きさは…」

ユウキ

「す…すげ…か…かっこいいな…」

巨大サラマンダー

「………我が 領域に土足で踏み込んだのは お前らか……」

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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