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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第7章 世界樹へ
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第72話  いざ 世界樹へ

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ユウキ

「……すごい森だな…これを 歩いて行くのは 無謀だったな…」

スキアの背中から頭を出し ユウキは下を見ながら 呟いた

サヤカ

「…そうね あんな森を歩いて行ってたら 方向感覚わかんなくなるわ…」

エミリ

「……ん?みんな 森が終わりそうだよ! …………あれは…平地?」

エミリが 森の先を睨んでいると スキアはスピードを落とし 上空で止まる

エミリ

「どうしたの?スキア?………え?…うん わかった」

エミリは スキアの頭の先に行き 空中に手を伸ばす すると 透明な壁があることに気付く

ユウキ

「ん?どうした?」

エミリ

「……あ…ここまでみたい… ユウキさん! どうやらここまでみたいですよ 結界が張ってあるみたいで これ以上 空からは 前には進めないですね…」

ユウキ

「上空から 行けるのはここまでか…エミリさん! じゃあ 適当なところで 下に降ろしてください」

エミリ

「はーい ……えっと…うーん…どこか いいとこ…あ! あそこがいいわね スキア あそこに降りよう」

スキアは頷き 少し開けている場所へ 降りる

エミリ

「意外と 結界があるの早かったね もう少し先に行けると 思ったんだけど」

ユウキ

「いや 十分だよ エミリさんありがとう!」

エミリ

「んじゃ 私たちは ユウキさんの家に戻るね!」

サヤカ

「うん 帰り道 気を付けてね すぐ戻ってくるわ!」

エミリ

「うん 待ってるよ」

エミリは スキアに乗り込もうとすると スキアにエミリが話しかけられる その後 振り返る

エミリ

「あ…そうね ねぇ! 帰りはどうするの?迎えに行くには どうしたらいいのかな?」

ユウキ

「……うーん…いや 帰りはどのくらい時間がかかるか 分からないからなぁ…帰りは なんとか 自分たちで どうにかするよ」

グミ

「ええーっ…帰りは歩きかよ…やだな…」

ユウキ

「歩きは 俺たちだろ…お前 浮いてんじゃん…」

サヤカ

「でも 仕方ないよね…往復でどのくらいかかるか 分からないんだから…」

???

「………それには 心配にはおよびません」

グミ

「だ…誰だ!!」

森の中から うっすらだが 人影が見え こちらに向かってゆっくり歩いてくる

ユウキ

「………!!エ…エイガさん?」

エイガ

「お久しぶりです」

グミ

「……何しに来た…」

グミは 明らかに警戒する

サヤカ

「…そんな グミちゃん…そんな言い方しなくても…」

グミ

「サヤカ!さがってろ!…こいつの目的が分からない以上 警戒するのは当然だ!」

エイガは ユウキ達に向き 頭を下げる

エイガ

「警戒させてしまい 申し訳ありません」

ユウキ

「…いえいえ で よく俺たちが ここにいることが分かりましたね」

エイガ

「はい 上空から向かってくるとなると ここで降りるしかないですからね」

ユウキ

「なるほど それで?」

エイガ

「はい 私は ハデス王の命で ここに来ました」

ユウキ

「ハ…ハデス王の……」

ここにきて ユウキも警戒する

エイガ

「はい では お伝えします ハデス王は ユウキ様達が 世界樹から帰還する際 帝都までお迎えにあがりたいとの事です」

グミ

「はあ?…よくもそんなこと…ぬけぬけと…」

ユウキ

「グミ 少し黙っててくれ…それは ハデス王 自らここにきて 俺たちを 帝都に送ってくれるということですか?」

エイガ

「はい そのとおりです 猛毒エリアから抜ければ ハデス王は 察知出来るそうです」

ユウキは エイガの発言中 エイガの目を見続けた その後 少し間を開け

ユウキ

「………エイガさん それは 信頼してもいいのですか?」

エイガ

「……はい エイシャの名にかけて…」

ユウキ

「………わかりました では 帰りに迎えに来ていただけること 感謝します と ハデス王に伝えてください」

グミ

「……!!お…おい! ユウキ!」

ユウキ

「エイシャさんの名を出されたら 信用するしかないだろ?」

エミリ

「………うーん…若干 取り残されている感が…まあ…いいけど じゃあ 帰りは迎えに行かなくてもいいって事なのね わかった でも なるべく早く帰って来てね スキアも寂しがるからね」

エイガ

「……では こちらの方の帰りを 護衛させていただきたいのですが よろしいですか?」

グミ

「……!!おま…むぐっ」

ユウキは グミの口を押さえる

ユウキ

「大丈夫ですか?上空は結構明るいですけど?」

エイガ

「ブラックドラゴンの近くは 闇の領域が発生するので 光の影響は少なくなるのです ただ 私で どうにかなるような相手なら この方1人でも 心配ありませんが…」

エイガはそう言うと エミリを見る

エミリ

「え?…そう?…いやぁ…わたしなんて大したことないですよぅ…」

エミリは 頭を掻き 照れながら答える

ユウキ

「不意打ちなんてあれば 1人じゃ対応が難しいからな…エイガさんがいてくれたなら 心強い エイガさん お願いしてもよろしいですか」

エイガ

「ありがとうございます 必ず 無事に届けます」

エミリ

「よし!スキア 行くよ!」

こうして スキアに乗ったエミリ その横でエイガは ユウキの家に向かって飛んで行った


ユウキ

「………んじゃ エミリたちが 無事 到着するまで ここで待機だな」

ユウキは 辺りを見渡し 背中を もたれやすい木を探す

グミ

「さて ユウキ どういうつもりか 教えてもらおうか?」

ユウキ

「……お!立派な木!…そうだな… エイガの覚悟っていうのかな?それが 見えたからかな?」

グミ

「覚悟?」

ユウキ

「ああ…消滅する覚悟を決めて ここに来たんだ なんつったって お前がいるからな そんな覚悟を持ってやってきたエイガが 出鱈目を言ってるとは 思えなかったんだ…ただ それだけ」

サヤカ

「エイガさんが 嘘を言ってるとは思えなかったのは ユウキの意見に賛成するけど…ハデス王が 何も企んでないとは思えないわ…」

グミ

「そのとおりだ!エミリに付き添った事も不可解すぎる!それに もしかしたら 世界樹の実 の横取りを考えているかもしれねぇ!……もし 軍隊でも連れて来られたら 流石に 俺1人じゃ分が悪いぞ」

ユウキ

「ハハッ…それはないさ そんなことしたら 帝都と全面戦争になるぞ 一応 形式上 俺は帝都から勅命で行ってるんだ それに わざわざ横取りするために知らせるか?」

グミ

「だから その全面戦争が目的だったらどうするんだよ!」

サヤカ

「……それは ないと思う…ハデス王は自分の地に住んでる人達の為だけに 最良の選択してる…そんな方が 国民を危険に晒すような事しないはずだよ……」

グミ

「ちっ…全部 ただの憶測じゃねぇか…」

ユウキ

「そうそう!それそれ!レミュ老師じゃないけど……これは 俺の 勘 だ」

サヤカ

「いいわ ユウキのその 勘 わたしも信じるよ」

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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