第71話 アモンからの 冥途の土産
モチベーション維持の為 高評価 ブクマ登録
よろしくお願いいたします
人物紹介に レミュ マルコ 追加しました
お暇なら チラ見してくださいませ
アモンは 小さな個室に向かい 扉を開ける
中は それほど広くなく 6人ほど座れる椅子が対面上になっており そして 奥に1人の初老っぽい人物が立っていた
アモンが 奥に座り 向かいの椅子に ユウキとサヤカが座る
アモン
「奥にいるのは オレの側近だ まあ 気にしなくていい で ユウキ 何か言う事あるか?ん?」
アモンは ユウキを マジマジ見る
ユウキ
「うっ…な…なんか 大騒ぎになっちゃて…申し訳ない…」
アモン
「ほんとにな! というのは冗談で…まぁ いい訓練になったんじゃないか しかも 中々の逸材も発見できたしな」
イタズラ好きそうな無邪気な顔で 笑った後 腕を組み 頷きながら話した
サヤカ
「セグロさんね あれだけの兵を瞬時に集めるには 周りから信頼されてないと 難しいですよね」
アモン
「力だけでは 無理だからな そうそう 今から 世界樹 に行くんだろ?あそこは 知っての通り 毒まみれの地だ そこで ………あれを」
アモンは 側近に合図を出す すると 側近は 不気味な模様の入った 大きなシートを机に置く
ユウキ
「うわ……なにこれ?………アモン…お前…趣味悪いなぁ もうちょいマシなデザインなかったのか?」
アモン
「な!?デザインじゃねぇよ! これは 猛毒さえ無効にする強力な結界を出せるんだぞ!」
ユウキ
「へー…まぁ…それがどれだけ凄いのか よく わからないけど…」
アモン
「凄いもんなんだ!…ったく ただ 極毒 は無理だから もし 極毒エリアに入る前に 進むことも 戻ることも 出来なくなったら このシートを広げ ここで待機してろ 猛毒エリアならなんとか助けに行ける 分かったな!」
ユウキ
「お…おう 分かった」
アモン
「……それから」
アモンは 机の上に 赤く光り輝く宝石を 2つ置く
サヤカ
「わ!き…綺麗だね…」
サヤカは 興味深く見つめ うっとりする
アモン
「サヤカ これは宝飾品じゃないからな このアイテムは 瞬時に登録している場所へ 帰還出来る もちろん 登録は この帝都にしてある 極毒エリアより先に行って 引き返せなくなったら 遠慮なく使え」
ユウキ
「帰還アイテム やっぱりあるんだ……んじゃ 借りていくよ 帰ってきたら さっきのシートとこの宝石2つ 返すよ」
アモンに イヤミたっぷりに 話す
アモン
「……フッ…ああ! これは オレでも4つしか 持ってないからな ちゃんと返せよ!」
ユウキ
「いっ!? ほんとに貴重じゃないか…でも やばかったら サクッと使うよ じゃあ 行ってくる」
アモン
「ああ 気にせず やばかったら 使って戻ってこい しっかり 笑ってやるから!」
ユウキは アモンから 冥途の土産 を受け取り ブレスレットにしまう
その後 ゆっくりと立ち上がり 初老な人物に ユウキとサヤカはペコッと頭を下げ 応接間を後にした
アモン
「…………」
側近
「……よろしいのですか… あれらは 国の宝物庫にあった 先々代からの 宝 です」
アモン
「……ああ 問題ない あいつらを 失う事に比べると 大したことじゃない…」
側近
「……それほど 大切な方……し…しかし何故 あのような危険な場所に…」
アモン
「…ハハッ…確かに 訳分からないよな……安心しろ…あいつらは…必ず 帰って来るさ…必ず!」
側近
「…………アモン王子…」
ユウキ
「さて 早速向かうか!! なんだか右往左往 色々あったけど ようやく向かえるな!くぅ…楽しみ!」
サヤカ
「あ!エミリ!おまたせ!」
エミリ
「……ん?あ!早かったね じゃあ 乗った乗った!」
エミリは 2人が乗ったのを確認すると スキアは 大きく羽ばたいた
しかし 空中に浮いた後 一向に進まない
エミリ
「………あ…わたし 世界樹 の場所知らないや…」
グミ
「なんだよ!しまらねぇなぁ…今 スキアが見ている方向より ちょっと左だ」
エミリ
「えへへ…んじゃ…ゴホン…いっくよー!!」
こうして スキアに乗った3人は 世界樹 に向けて出発した
続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします
少し 短いですが キリがいいので ここで