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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第7章 世界樹へ
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第70話  城の警備は万全です

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よろしくお願いいたします

エミリ

「んじゃ!みんな背中に乗ってね!」

サヤカ

「ええーっ…エミリ…だ…大丈夫なの?」

なんと エミリは スキアの頭に乗っていた

エミリ

「へへーん いいでしょ?私の特等席だよ ここなら 敵がいてもすぐに気付くからね!私 眼の視力には 自信があるんだ!」

ユウキ

「でも 振り落とされたりしないのか?」

エミリ

「大丈夫!大丈夫!…ね!スキア」

スキアは 一声鳴き エミリに賛同する

グミ

「そもそも 振り落とされても 問題ないだろ?お前らと違って スキアは飛べるんだからな」

ユウキ

「あ…そっか…なら まあ 安心かな?んじゃ スキア エミリ 頼んだよ それから 世界樹に向かう前に 途中で城に寄って欲しいんだ」

エミリ

「了解!先に城に行くのね! みんな 乗った?……よし んじゃ行こう!スキア!」

スキアは可愛く一鳴きした後 城に向かって行った


時を同じくして 城の前……

城の兵士長

「…………よし 周辺 異常なし そちらは問題ないか?」

城の兵士 A

「あ 兵士長 大丈夫ですよ 前線じゃないから問題なんて ありませんよ」

城の兵士長

「……うむ お前は ついこの間 配属されたばかりだな…お前に 一つ大事なことを教えてやろう 前線での見逃し ミスなどは 取り返しがまだつく しかし ここでの見逃し ミスなどは 取り返しがつかないのだ!!わかるか?お前のその怠慢が ここにいる全てが終わるのだ ここにいる者はそれを分かっている ここにきてお前のような怠慢な者がいたか?答えよ」

城の兵士 A

「い…いえ そんな者いませんでした…私は どうせ何もないと考えていました 申し訳ありません もう一度 巡回してきます!!」

城の兵士長

「うむ 分かってくればそれでよい 巡回 頼んだぞ」

城の兵士 A

「はっ 行ってきます!」

城の兵士長

「……さて もう一度 見て回るか…いつ何があるかわからん 常に警戒せねば…」


それから 逆の方向を見張っていた兵士が 大慌てで走って来る

城の兵士長

「ん?……どうした!!そんなに慌てて!!」

城の兵士 B

「て…敵襲!敵襲です!!あ…あそこです!!」

城の兵士長

「な…なに!ん?な…なにもおらんぞ?」

城の兵士 B

「不可視の状態で 向かって来ています!」

城の兵士長

「不可視だと!?だ…大胆不敵な奴め!………よし ド…ドラゴンだ…と…あ…あれは ブラックドラゴン?……どういうことだ…ブラックドラゴンは 確か ハデス王の所しかいなかったはず…も…もしや…最悪のケースで対処せねば……集めれるだけ 兵士を集合させよ!急げ!それから 城内部からも 応援を呼べ!!」

兵士たち

「「はっ!!」」

城の外を巡回していたものが 続々と集まり 城内部からも続々と兵士が集まってくる


その様子が はっきりと見えたエミリ

エミリ

「うわ…すごい歓迎ですよ!たっくさん 兵士が集まってきますよ!大人気ですね!」

ユウキ

「え?そうなの?…いやぁ なんだか 照れるなぁ…これも勅命効果かな?でも せっかくだし まんなかに降りようか」

サヤカ

「………うーん…なんだか 様子がおかしくない?みんな 武器を構えているような…」

ユウキ

「え?……本当だ……でも そういうもんだろ?兵士の出迎えってなんか武器構えているイメージだよ?」

サヤカ

「………そう…かな…」

ユウキ達は 兵士が密集しているところに 降りていく

城の兵士長

「ど真ん中に来るだ…と……よ…よっぽどの強者か…我々では 太刀打ち出来そうもないかもしれん…全員守備体制!持ち場を動くな!」

ど真ん中に降り立ったスキアは 明らかに敵対してくる兵士を威嚇する

ユウキ

「ん?あ…あれ?も…もしかして…」

サヤカ

「ほ…ほら!やっぱり!私たち 敵だと思われてるよ!!」

ユウキ

「し…しまった…ドラゴンに乗って来るって言っとくんだった…」

サヤカ

「門番さんを 探そう!!えっと…いっぱいいてわかんないよぅ…」

サヤカは 泣きそうになる

グミ

「…どうする?面倒くさいから 全員消し飛ばすか?」

ユウキ

「駄目だ!!ここは なんとか誤解を解かなくては……そうだ よし!両手を上げていれば 警戒を解いてくれるはず!!」

ユウキは 両手をあげたまま スキアから降りる

兵士

「!!!ま…まずい!何か魔法を使う気だ!!」

1人の兵士が叫び さらに全員が警戒を強める

ユウキ

「ああー!!違う違う!そうじゃないんだ!!」

ユウキは この収受がつかない状態を どうしていいかわからなくなる

さらに エミリはスキアの頭の上で弓を構え スキアはスキアで 威嚇しまくっている そして グミは もはや 魔力開放 待ったなしになっていた

サヤカ

「やめて!誤解 誤解だから!」

そして ようやく 救世主が現れる

兵士

「あちらです!」

アモン

「…………ハァー…何してんだ……全員 道を開けろ!」

ユウキ

「………あ!!こ…この声は!ア…アモン!!」


それから……

城の兵士長

「も…申し訳ありません!!」

兵士長は ただ ひたすら謝る

ユウキ

「いや 俺たちが悪いんです ちゃんと報告していなかったから…」

アモン

「だな…まったく人騒がせな……しかし よくもまぁ この短時間でこれだけの兵を瞬時に集めれたな ここの現場を指揮したのは 誰だ?」

城の兵士長

「わ…私です!全ての責任は 自分にあります!」

アモン

「名は?」

城の兵士長

「はい!東門防衛兵士長 セグロ です!」

アモン

「…そうか 東門防衛兵士長 セグロ 本日より 四方統括に任命する 城の警備 頼んだぞ」

セグロ

「…え?わ…私が…統括…です…か…は!はい!万全の体制を維持します!!」

アモン

「後日 正式に任命の沙汰がくるが 今よりその手腕を振るってくれ 期待しているぞ ………さて ユウキ ここじゃなんだ 応接間に来てくれ」

ユウキ

「あ…ああ 分かった…」

エミリ

「私は ここで待ってるよ!スキアが心配だからね」

サヤカ

「うん わかった じゃあ 行ってくる」

アモンを先頭に ユウキ達は城に入っていく


エミリ

「えっと…そうそう セグロさん お騒がせして申し訳ありません それと この子は 敵じゃない事 伝達しといてくれませんか?また ここに来る事もありますので」

セグロ

「わ…わた…しが 統括………はっ!あ!はい!こちらこそ 大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません このドラゴンのこと 承知いたしました 特徴を理解しましたので 次からは こんなことにならないように致します」

エミリ

「…でも パッと見で 分からないよね…あ!そうだ…セグロさん ちょっと…」

セグロ

「?…………そ…それは!い…いえ なるほど 了解しました 兵士長クラスに伝達しておきます」

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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