表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第7章 世界樹へ
71/231

第69話  エミリの狩猟武器

モチベーション維持の為 高評価 ブクマ登録

よろしくお願いいたします

ユウキ

「……ここは やっぱり暗いなぁ…」

サヤカ

「しょうがないよ ブラックドラゴンは 暗いとこが落ち着くらしいからね えっと…エミリは…と…」

サヤカは よく様子を見に行くので 大体エミリがいる場所を 重点的に探す

サヤカ

「……あ!いた あそこ」

サヤカが指差す方向に ガサガサと 音がしている

ユウキ

「ん?……あそこか…一体何してるんだ?」

サヤカ

「あそこは スキアの寝床だね ブラックドラゴンは デリケートだから きれいにしてないとストレスが溜まるし 病気にもなっちゃうらしいんだよ おーい!エミリ」

エミリ

「……ふぅ…これで…いいね ん?サヤカじゃない?どうしたの?」

エミリは 枯れ草まみれになりながら サヤカのとこに向かってくる

サヤカ

「あのね 今から……って せっかくの髪が 草まみれだよ」

エミリ

「ん?いいの いいの 気にしないで 今から 何なの?」

パパっと 適当に払いながら サヤカに問う

サヤカ

「………1人じゃ やっぱり大変じゃない?」

ユウキ

「……1人で出来る仕事量じゃないな…」

エミリ

「ええ!?やだよ こんな賢い子なんて 本当にいないんだから それに 私は1人でやる方がいいの だから 私1人でやらせて ね お願い」

ユウキ

「………エミリさんが そういうなら…でも あんまり無理しないで下さい」

エミリ

「もちろん! で 今からなんなの?サヤカ」

サヤカ

「あ!そうだったわね 今から 前に言ってた 世界樹 に行くから 結構 家を空けちゃうんだ その間 スキアの事 お願いしたくて」

エミリ

「今から?そっか よし!スキア 行くよ!」

スキアは かわいい声で 一鳴きして 立ち上がる

サヤカ

「え?ど…どうしたの?どこかに行くの?」

エミリ

「何言ってんの?もちろん 近くまで送っていくよ! この子は たとえ片方の翼が駄目でも そこらのドラゴンより速いし 片翼とは思えない程 安定してるし それに運動不足の解消にもなるしね」

ユウキ

「うーん…結構 距離があるらしいから ありがたいけど…何もないとは限らないからなぁ…」

グミ

「安心しな 今の俺の魔力はフルパワーだぜ 少々のことなら 俺が蹴散らしてやるさ!」

サヤカ

「そうなの?でも また枯渇したら大変じゃない?」

グミ

「入口に入る前に そんなことあったら その時点で 引き返せばいいだろ?俺たちを 降ろした後も 心配なら そこで 待機して 無事引き返せたのを確信してから 世界樹に向かえばいいだけだろ?」

ユウキ

「お!なるほど…おまえ…ほんとに 頭の回転速いなぁ…」

サヤカ

「私も 降ろしてもらった後 待機するって発想には 驚いたわ…グミちゃん!頭いいね!」

エミリ

「……一応 私も 戦えるのよ?そりゃ…そんなに強くないけどさぁ…」

サヤカ

「そうなの?あ!そういえば 狩猟しているんだもんね!」

エミリ

「じゃじゃーん!私にも ちゃんと武器があるのだ!」

エミリは 指輪から 素朴な弓を取り出した

ユウキ

「なるほど 弓か!さすが 狩猟しているだけあるな でも 矢が尽きたら大変だな…ストックは 何本用意してるの?」

エミリ

「矢?ああ…これは 矢を必要としてないんだ 魔力を矢に変えて放つの 強いていうなら 私の魔力がストックね」

グミ

「ふーん…それで威力があるとは思えないな…よし エミリ 俺に撃ってみな」

ユウキ

「おいおい…何言ってんの?危ないから やめとけ」

グミ

「大丈夫だって さあ 遠慮せず エミリ 俺に撃ってみてくれ 大したことないと判断したら エミリ達は 留守番だ」

エミリ

「むっ……どうなってもしらないよ?後悔しても 遅いよ!」

エミリは 弓をもち 臨戦態勢に入る

サヤカ

「え?え?なんで こんなことになるの?」

サヤカは 何故 こんな状況になったのか わけがわからなかった

エミリは 弓を引くと 白く輝く矢が現れる

グミ

「………ん―っ…威力は…それなり…か…さて どんな感じかな…」

グミは ワクワクしながら 矢が放たれるのを待つ

サヤカ

「ねえ!ユウキ!止めてよ!」

ユウキ

「いや グミにはグミの考えがあるんだろう…俺もグミの意見には賛成だ 何かあった時 すぐにその場に行けるわけじゃないからな 少しでも抵抗出来る力がないと…まあ 少し 乱暴だが…ここは 黙って見守ろう…」

エミリ

「行くよ!………はっ!!」

エミリは 狙いをすまして グミに魔法の矢を放つ

グミ

「へー…意外とスピードがあるが…この程度なら…」

矢がグミに当たる瞬間 グミは 矢を寸前で躱した

グミ

「へっへっへ…残念 当たらなきゃ意味な……な…なに!?」

グミが避けた矢は すぐに軌道を変え またグミに向かってくる

グミ

「うお!?追尾式か!!」

グミは 体制を崩しながらも 寸前のところで何とか躱す が もう1本の矢が飛んでくる さすがに避ける事は出来ず 見事に グミの額に刺さる その後 先程避けた矢も 背中に刺さった

グミ

「…………なるほどね 1本とは限らないよな 少し舐めてたよ 威力も充分あるだろう 並の相手なら問題なさそうだ」

ユウキ

「だ…大丈夫か?グミ?ダメージ受けたんだろ?平気なのか?」

グミ

「ん?ああ 問題ないぞ 俺は ダメージを受けても すぐに 回復するからな」

エミリ

「……ほんとだ…受けた瞬間 すぐに回復してる…どうなってんの…」

グミ

『…まあ 回復はユウキの体力を吸えば 一瞬で回復するからな……しかし…なんで あの 躾 だけ なかなか回復しないんだ…』

ちなみに グラタンを食べている時に 調子に乗りすぎて また躾を受けている

サヤカ

「も…もう いいでしょ!こんなのあまり見たくないよ…」

グミ

「別に 喧嘩してるわけじゃないんだ エミリも力半分で 攻撃してるしな だろ?エミリ」

エミリ

「なーんだ やっぱり 気付いてたんだ でも それなりにやるでしょ?」

エミリは 胸を張って自慢する

グミ

「さすがに あの追尾は予想してなかったぜ あれはすげぇな!」

ユウキ

「…まあ こういった方法でも 分かり合えるってことだな 少々荒っぽいけど グミらしい分かり合い方だな」

グミは エミリの実力はそれなりにあると分かり 少々のことなら 問題なく撤退も出来るだろうし 時間も稼げると判断 その間に 応援に行けばどうにか出来るだろうと

ユウキとサヤカも納得し スキアに乗って 世界樹 に向かうことにした 

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ