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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第6章 帝都での出来事
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第67話  スキアの翼 光明が見える

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よろしくお願いいたします

サヤカ

「………あ…あの?レミュさん?な…なにを言ってるんです…か?」

サヤカは ひきつった顔で レミュの顔を見る

レミュ

「ん?食うんだろ?ドラゴンの種類にもよるけど 魔力が飛躍的に上がるものもいるから サヤカの魔力も上昇するはずだからね ちなみに どんな種類のドラゴンなんだい?」

サヤカ

「た!食べませんよ!!足が損傷したドラゴンが 義足を付けていたって 話を聞きましたから 翼も義足みたいな事が 出来るんじゃないかと思ったので その技術者を知っているか 聞きたかったんです!!」

レミュ

「???………あ!そういうことかい?…残念だけど そんな技術者は ここらにはいないねぇ…そんなこと出来るのは 龍鬼王の土地の者しか出来ないだろうね」

サヤカ

「龍鬼王の土地?」

レミュ

「ああ…ドラゴンを家族と思っている奴らだからね そこに行けば なにかしらの情報が 手に入るよ ただ 場所がね…」

ユウキ

「場所?…そんなに厄介なところなんですか?」

レミュ

「別に 厄介ってわけじゃないけど ここから 遥か南 行くだけで 1番速い馬車を使っても 数日はかかるね」

サヤカ

「でも そこに行けば 何とかなるかもしれないと…そうですか ありがとうございます」

ユウキ

「サヤカ そのことは 世界樹の実 を取ってから考えないか?多分 すぐに出来るとは 思えないし…」

サヤカ

「……そうね かなり遠い場所みたいだし 残念だけど…スキアには少し待ってもらおうかな?でも ユウキ どうにかしてあげたい…」

ユウキ

「ああ もちろんだ」

レミュ

「もし あきらめて食うってなったら いい職人を紹介してあ…」

サヤカ

「絶対食べませんから!!」

ユウキ

「ハハッ…レミュさん 色々教えて頂き ありがとうございました 今日は これで 失礼します」

レミュ

「そうかい?もう 帰っちゃうのかい で ところで やっぱり 一晩付き合わないかい?」

レミュは また上目づかいで ユウキを見つめる

ユウキ

「うっ…」

サヤカ

「駄目です!!本日はレミュさん!ありがとうございました!さあ!ユウキ!帰るよ!」

ユウキ

「あ…ああ…」

レミュ

「別に減るもんじゃないんだし 1日ぐらい 貸してくれてもいいじゃないか…」

サヤカ

「減るとか減らないとかじゃないんです!駄目なものは駄目なんです!!」

サヤカは ユウキを入口まで 押して帰っていった

マルコ

「………レミュ老師 随分と楽しそうでしたね」

レミュ

「ん?まぁね 見てるだけでも 楽しいさ」

マルコ

「良くも悪くも まっすぐな方ですね……それと レミュ老師 お気付きかもしれませんが あの女性は……非常に危うく思えます ちょっとした感情の起伏で 魔力の安定が出来ていません」

レミュ

「……わかってる……やはり アモンの言うことが正しいかもしれないね…」

レミュは 小さくつぶやく

マルコ

「え?今 何か言いましたか?」

レミュ

「別に…なんでもないさ……ところで…」

マルコ

「はい なんでしょう?」

レミュ

「なんでそんなとこ 突っ立ってるんだい?…速く探しにいきなよ?」

マルコ

「!!え…ええーっ…だって いにしえの時代だから 無理だって老師も…言ってたじゃ…」

レミュ

「残した本人じゃなくても それに関わる者とか色々あるだろ? なんでもいいから 世界樹の実に関わる事 探しに行ってきな!」

マルコ

「ええ……そんなぁ…なんにも宛てがないですよ…」

レミュ

「たしか ここから南にある集落で 何かあるかもしれないから そこに行っといで!……で ついでに こいつを龍鬼王に渡してきな」

レミュは マルコに封筒を渡す

マルコ

「こ…これは 印綬…………あ!なるほど…レミュ老師 では 探しに行ってきます ついでに この手紙も渡してきます」

レミュ

「ああ 頼んだよ」

レミュは そっぽを向いたまま 封筒をマルコに託した


レミュの書斎室から出た2人は 真っ直ぐ城から出る

サヤカ

『…ユウキ1人で レミュさんに合わせたら 絶対ダメ……ユウキは押しに弱すぎるから…流されてしまうのは 明白……私が…しっかり監視しなきゃ…』

サヤカは 着々とメンヘラ化が 進んでいく

ユウキ

「よし! まずは 世界樹だな!っと その前にグミの回復待ちか…うーん…どんなとこだろ…気になるなぁ……あ!それと 龍鬼王って 初めて聞いたんだけど どんな人なんだろうなぁ…やっぱり王だから 相当強いよな… こっちにも 早くいってみたいなぁ…スキアの翼をどうにか出来る人いればいいけど……って 聞いてる?サヤカ?」

サヤカ

「……ユウキ あなた見た目だけじゃなく 心まで若返ってない?」

ユウキ

「ん?…そういえば…確かにそうかもな…気力っていうのかな?それが 凄く湧き出てるのが わかる でも そういうサヤカだって 若い時と おんなじだよ」

サヤカ

「気力か…確かにそうかも…それに なんといっても 身体がとっても動かしやすいし…」

ユウキ

「そうそう つい 疲れたって言っちゃうけど 実際 疲れたかって言われると疲れてないもんな…それに 俺は 体力がすごくあるみたいだし…まあ 実感がないんだけどね」

サヤカ

「でも 過信は禁物よ 例えば…そうね…二度と出られない場所に 閉じ込められちゃったら…ユウキは グミちゃんがいるけど わたしは……」

サヤカは 何気に呟いた自分の言葉に 寒気を感じ 自分で自分を抱きしめる…

ユウキ

「………大丈夫 そんなこと絶対…サヤカの近くには 俺が 必ずいるから…」

ユウキは サヤカを強引に振り向かせ 見つめる

サヤカ

「わ!…うん 信じる…うん…信じるよ…」

久しぶりに ユウキに見つめられて サヤカは 顔が真っ赤になる

ユウキ

「……ん?…どうした?…何か変な魔法でもかけられたのか?ま…まさか レミュさんに何か…」

サヤカ

「な…なにも かけられていません!もう いい 帰るよ!」

サヤカは すぐに家の方角に振り向き 歩き出した

ユウキ

「お…おい 本当に 大丈夫なのか?って ちょっと待ってーっ!!」

サヤカは 早歩きで 家路に向かっていたので ユウキは慌てて 後を追いかけた

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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