第65話 レミュ老師のもとへ
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それから 3日が過ぎる
ユウキ
「さて 今日は レミュさんに会いに行く日だな…あれ?サヤカは?またスキアのとこ?」
グミ
「多分な 朝からエミリが来てたろ?」
ユウキ
「ほんと 仲がいいな…じゃあ 俺たちも スキアのとこ行くか」
ユウキとグミが スキアの所に行くと すぐにスキアが首を上げ グミに向かって一声鳴く
ユウキ
「そっか グミは命の恩人だもんな」
サヤカとエミリは 談笑していたが エミリがユウキに気付く
エミリ
「あ こんにちは ユウキさん」
ユウキ
「こんにちは エミリさん どうですか?スキアの様子は?」
エミリ
「健康状態は とてもいいですよ ただ やっぱり 右の翼の損傷が 気になるみたいで 何とかしてあげたいんですが…なかなか難しいですね…」
グミ
「その言い方だと なんとか出来ることがあるのか?」
エミリ
「確信があるわけじゃないんですけど 昔 片足が義足のドラゴンがいたって 聞いた事あるんですよ もしかしたら その技術があれば 翼も同じ感じで出来るんじゃないかと…バールさんにも 聞いたんですが バールさんでも知らなかったので 流石にお手上げですね…」
サヤカ
「バールさんでも知らないんだ…バールさんより物知りな方は…あ!そうだ もしかしてレミュさんなら 知っているかな?」
エミリ
「レミュ?……って!?も…もしかして レミュ老師の事!?た…たしかに あの方なら知っている可能性は高いけど…でも 流石に会えないわ… 実際 本当は実在してないんじゃないか?って噂まである人だし…」
ユウキ
「え…あ…あの…実は そのレミュさんに会いにいくんだ…」
エミリ
「え!?嘘…だ…大丈夫?た…たしか 巨人でしょ?気に食わない事があれば なんでも握りつぶしちゃうんでしょ? 止めに入った兵士は みんな消滅しちゃったらしいし…」
サヤカ
「なにそれ?レミュさん そんな方じゃないよ? とっても きれいな方だったし ユウキなんか鼻の下伸びてたくらいだよ?…ね!ユウキ!」
ユウキ
「!…別に そんな…ハァ…エミリさんの聞いた噂とは 全然違う事は確かだよ」
エミリ
「!!あ…会ったことあるの!?そ…そうなんだ でも レミュ老師なら 知っている可能性は高いわ」
サヤカ
「だったら そのことも聞いてみるね で ユウキは何しに来たの?」
ユウキ
「……今日が レミュさんに会いに行く日だよ…」
サヤカ
「え!?もうそんな時間?そうだっけ?ここにきてから 時間の感覚がわからなくなるわ…」
ユウキ
「寝る必要がないからな まあ 俺は必要なくても 寝てるけど」
サヤカ
「じゃあ ユウキ 行きましょうか エミリ スキアの事 よろしくお願いね!」
エミリ
「うん 任せて サヤカ いってらっしゃい」
スキアの事を エミリに任せ ユウキとサヤカは城に向かう
グミ
「城に行くのか?じゃあ 俺はゆっくり休養させてもらうぜ ああいう かたっくるしい場所は嫌いだ」
グミは さっとユウキの身体に入る
ユウキ
「あ!ちょ…まあ いいか…」
城に到着し 門番に レミュ老師に会う約束の事を説明すると 前にアモンに会いに来た時と 明らかに様子がおかしい
門番
「あ…はい き…聞いています では こちらへどうぞ…」
門番を先頭に ユウキとサヤカが続く
サヤカ
「ね…ねえ?なんだか 前の時と感じが違うね なんだか ビクビクしてるし……」
ユウキ
「……なんでだろうな…」
そして 奥へ続く通路で 門番は急に止まる
門番
「あ…あの ここから 突き当りを右に曲がり 二つ目の交差している通路を 左に曲がって その突き当りにある扉の先にいます その…それで ここまでの案内でよろしいでしょうか?」
ユウキ
「え…すみません もう一度よろしいですか?」
門番
「はい 何度でも大丈夫です ここまでの案内でいいなら…」
門番に もう一度説明を受け なんとかユウキは覚える
ユウキ
「はい わかりました 大丈夫です 覚えました」
サヤカ
「あ…あの 何かあったんですか?」
門番
「…実は 今日は 凄く機嫌が悪いみたいなんです いえ 今日に始まった話じゃないんですが…正直 何されるか分からないですし…目が合っただけで 消されかねませんからね…」
ユウキ
「そ…そうなんですか 案内ご苦労様です 場所わかりましたから ここまででいいですよ」
門番
「そうですか!…ふぅ 良かった…あ! すいません では 私はこれで!」
門番は 慌てて自分の持ち場に戻った
サヤカ
「…………あながち エミリの言ってた事 本当かもしれないわね…」
ユウキ
「まさか……まあ 少し感情的になりそうな人だったからな…でも 大袈裟だと思うけど…」
若干の不安を感じながら 門番に教えてもらった扉の前につく
扉の門を 叩こうとすると 中から レミュの怒鳴り声が聞こえてきた
レミュ
「だああー!!なんで 大事な部分だけが ないのよ!! この記録残した奴 呼んでこい!!マルコ!!」
マルコ
「無茶言わないで下さいよ…それって いにしえの時代の事でしょ?……さすがにわかりませんよ…」
レミュ
「…………行け…… 探しだして あたいの前に連れて来い……行けーー!!さっさと 連れてこい!!」
マルコ
『……うわ…また 始まった……ふぅ…とりあえず 機嫌が直るまで 外で時間をつぶすしかないね……』
マルコ
「はい わかりました では 探しにいってきます」
レミュ
「見つかるまで 帰って来るんじゃないよ!!わかったね!!」
マルコは レミュが見えない所で 大きくため息をつき 出口に向かう
苦笑いを浮かべながら 扉を開けると そこには 同じように苦笑いを浮かべたユウキ達がいた
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