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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第6章 帝都での出来事
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第54話  アモン グミと初対面

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よろしくお願いいたします


扉を開けると 意外と小さな部屋で 奥でアモンが忙しそうに 書面に目を通していた

アモン

「よう 来たか………悪いが そこで ちょっと座っててくれ…すぐ 終わる」

ユウキ

「あ…悪いな 忙しいところ……」

アモン

「………よし もういいぜ さて 話ってなんだ?」

アモンは ユウキに向き直ってすぐ グミの方を見る

アモン

「……こりゃ…また…とんでもないもんを…連れて来たな…一体どうしたんだ?」

グミ

「……へぇ…俺を見ただけで 俺がわかるのかい?…あんた…」

アモン

「…ああ オレはここ地獄の王子だぞ?いくら押さえ込んでいても 分かるさ…鬼神だろ?………ん?どういう経緯かわからないが…ユウキに封印されてるのか…いや…違うな…封印は解かれている?ん?」

グミ

「おっと!それ以上は やめとかないか?お互いの為だ…なんで お前が王子を名乗っているのか…聞きたくもないしな…」

アモン

「!!!なるほど…わかったよ…で…ユウキ こいつの事で来たのか?」

ユウキ

「???え?いや…違う…ハデス王が 言ってただろ? 世界樹の実 のこと…あれを 取りに行こうと思うんだ…ただ…」

アモン

「……ハデスに会いに行ったみたいだな…」

サヤカ

「アモンさん!ハ…ハデス王は…」

アモン

「サヤカ…大丈夫だ ハデスが天上界と地獄…どちらに味方するかわからないことは 知っている…」

ユウキ

「…やっぱり 知っていたか…それでも なお ハデス王を敵にしたくないってことか…」

アモン

「…ああ…そうだ ハデスの軍勢は強く そして数も多い もし天上界に付いたとなれば 地獄側はもうバラバラになっちまう…それだけは…なんとしても…避けなきゃならない…」

ユウキ

「…世界樹の実…これを お前の命令で俺たちが取りに行けば…ハデス王は まとまるって言ってたんだが アモン 本当か?」

アモン

「!!………ハデスが…そんなことを言っていたのか…確かに あれは 地獄にいる者なら誰もが知っている秘宝だ しかし あの場所は まず踏破するのは不可能に近いんだ 行って駄目でした じゃ終わらないんだぞ 途中で無理だったら もう帰って来れない…消滅するしかないんだ…あそこは オレでも助けに行けない…それでも 行く気なのか?」

ユウキ

「……ああ もう決めたからな 必ず取って帰って来るさ そして 天使たちの思い通りにさせるなよ!」

グミ

「ここまできたら 俺も手伝ってやるから 安心しな」

ユウキ

「もちろん あてにしてるさ」

アモン

「………そうか なら…オレも覚悟を決めるか…… 出来るだけ早い方がいいな…よし!明日 また この城に来てくれ この帝都で勅命を出し ユウキとサヤカに 世界樹の実取りに行ってもらう」

ユウキ

「ちょくめい?な…なんだそれ?」

グミ

「勅命ってのは 国からの命令みたいなもんだ その中でも最上だな 出す側にも出される側にも 相当な覚悟が必要ってことだ」

ユウキ

「…?…お…おう そ…そうか なら 頑張るしかないな…」

グミ

「…ほんとに…分かってんのか?…ただ 勅命を王子の身分で出せんのか?」

アモン

「もちろん 出せない だから 親父の名前で出す」

サヤカ

「そういえば 獄帝って聞いてるけど 名前は知らないね?」

ユウキ

「俺も 聞いてないな?なんで疑問にも思わなかったんだろ?」

アモン

「……ここでは 獄帝の名前を口に出す事は してはいけないんだ…聞く事も許されない」

ユウキ

「え!?そうなの?よ…よかった…聞かなくて…まあ…いいか で 親父さんの名前はなんて言うの?」

アモン

「ああ…ただし この名前は絶対に口に出さないでくれ…それと 一度しか言わないから 一度で覚えてくれ いいな…」

ユウキとサヤカ

「わ…わかった…」

ユウキとサヤカは 緊張したまま 耳を澄ます

アモン

「…じゃあ 言うぞ…」

ユウキとサヤカは 真剣な眼差しで アモンを見つめる…

アモン

「親父の名前は ……サタンだ……」

ユウキとサヤカ

「…………」

アモン

「…え…な…なんだ その反応は…」

ユウキ

「……うーん いや なんというか…正直な反応は…やっぱりか…って感じだな…」

サヤカ

「…だね ひねりなし って感じだね…いいんだけど…」

アモン

「な…なに!?お前ら 親父の名前知っていたのか!?ど…どこで?」

ユウキ

「人間界出身なら 誰も驚かないと思うよ…ほとんど知ってんじゃない?」

アモン

「な…なるほど 人間界の時に聞いてるのか…へぇー…親父の名前 人間界では有名なのか…ま…まあ いいが でも ここでは 言ったら駄目だからな!」

ユウキ

「ああ わかったよ」

アモン

「頼むぞ で 話は戻すが 勅命を受けるってのは 一応決まった行動をしないといけないんだ ユウキもサヤカも 多分分からないだろ?」

ユウキとサヤカ

「うん!全然 分からない!」

アモン

「……だよな…仕方ない…」

アモンは 机の上に置いてある 呼び鈴を鳴らす

アモン直属兵士

「はい お呼びですか?」

アモン

「ああ すまんが ガータを呼んできてくれ」

アモン直属兵

「はい 了解しました」

アモン

「ユウキ サヤカ お前たちに 勅命の儀のやり方を ガータが教えるから 覚えてくれ そんなに難しいことじゃないからな」

コンコン…

アモン

「ガータか?入ってくれ」

ガータ

「お呼びですか?アモン王子」

このガータと呼ばれ 入ってきた途端 サヤカは目をキラキラさせた それもそのはず 何と言っても その見た目が ネコ そのものの顔立ち そしてそのネコが2本足で歩いてきたのだ

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします


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