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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第2章 ユウキとサヤカの試練
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第22話  アモンの本気 獄炎

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サヤカ

「ユ…ユウキ!!」

ユウキのいた場所は エネルギー破が当たった瞬間 ユウキを赤黒いエネルギーが舞う そして ユウキの姿が 完全に見えなくなった

カイ

「こ…こんな エネルギーの塊…見たことないよ…こ…これは…」

レミュ

「…この技の恐ろしさは こんなもんじゃない…この後だよ…本当に恐ろしいのは…」

赤黒いエネルギーは 姿を変え ユウキがいた場所に半円の真っ黒の球体が現れていた そして 周りには 赤黒い球体がいくつも浮いて その球体から線状のレーザーをユウキのいた場所に何度も打ち込んでいた

レミュ

「…最初の一撃を耐えれても…必ずHPが残るスキル持ちさえも…必ず消滅させる…全く恐ろしい技だよ…そして あの球体からレーザーが打ち終えた後…」

何度も何度も 球体からレーザーが撃ち込まれて行き そして 一斉に撃つのが止まる その後 球体はユウキのいた中心に向かって集合し ドーンと大きな爆音と共に巨大な火柱が上がった

レミュ

「……現れる…あれが…獄炎…」

獄炎は天井に迫る勢いで カイの作った防御壁の一枚を 簡単に突き破る

カイ

「くっ…こうもあっさりと 一枚目破られちゃうなんて…」

カイの作った防御壁の二枚目も貫いたが 三枚目の防御壁で勢いが止まり 徐々に獄炎は消えて行った…

アモン

「………ククッ……ハッハハハ!!」

アモンは 堪えきれず 膝を叩きながら大笑いした

サヤカ

「ア…アモンさ…ん…?」

サヤカは アモンを一度見た後 ユウキがいた場所をじっと見つめていると ゴホッゴホッと 確かに 咳き込む音が聞こえてきた

サヤカ

「ユウキ!?大丈夫なの!?返事して!」

ユウキ

「…ゲホッ…ゲホッ…煙みたいなやつ吸い込んじゃったよ…こんな身体でも 咳き込むんだな …煙てぇ…ああ…サヤカか 大丈夫みたいだ 安心してくれ」

真っ白な埃が収まり 咳き込むユウキの姿が現れる

カイ

「うひゃー ホントに耐えちゃったよ ビックリだね さて 防御壁はもう必要ないね この魔法は維持するだけで魔力キュンキュンに使っちゃうから 大変」

カイは 防御壁を解除した 闘技場を覆っていた魔法は消え サヤカの周りにあった膜も消える

サヤカ

「あ!カイさん!あ…ありがとうございます」

カイは サヤカの方向を向き ウインクで答える

アモン

「まさか あの攻撃を喰らって ケロッとしているとはな…いやー 恐れ入ったぜ!で…HPは どうなってるんだ?」

ユウキ

「ケロッとしてねえよ…咳き込んでるだろ?HP?あ…えっと…あれ?おかしいな…9999のままだ…」

アモン

「…とんでもねぇな…一体どうなってんだ?お前は!ハハッ!しかも ダメージを受けてるのに 何も感じてなさそうだし ホント 笑えるぜ」

アモンは ユウキに歩み寄り 笑顔を見せ 各王たちがいる方向へ向き

アモン

「各王よ これで 納得出来ただろうか! もはや 異論はないな!」

各王 部族長が黙る中 ただ1人声を出す王が闘技場に現れる

閻恐王 ガムラ

「…シシシッ…確かにあり得ぬ程のHPの持ち主のようじゃな…小僧よ…もう一つわしと遊んではくれまいか?」

アモン

「……ガムラ…一体何が気に食わないんだ…あの一撃を耐えたとかの部類じゃないぜ こいつの体力はあのダメージさえも無意味に近かったんだ…これ以上の試練に意味があるとは思えないぞ」

ガムラ

「…シシシッ…確かにそれはわかっておる…わしが懸念しているのは こやつの状態異常の耐性よ…レミュ…確か 耐性は ほぼ全てなしじゃったの?」

レミュ

「……なしどころか 全て3倍の効き目だよ…」

ガムラ

「…シシシッ…3倍とは…また豪気じゃのう…まあ そこでじゃ 体力など無意味にしてしまう状態異常になってしまった時 どうなってしまうのか 気になってのう そう 例えば 即死魔法を受けた時 こやつは 消滅せず 耐えられるのかのう…」

アモン

「…………」

ユウキ

「そ…即死魔法?やっぱりそんな魔法もあるのか…さ…流石になんだか…怖いな…」

レミュ

「ハハッ!あんた その様子じゃ 受けて見ようと思ってるね?」

ユウキ

「え?うーん…レミュさんは どう思いますか? 俺は 即死魔法を受けたら 消滅してしまうと思いますか?」

レミュ

「どうだろうね…ただ あんたは さっき言ったように状態異常に極めて弱い なんつったって 3倍だからね どんな異常魔法を喰らってもまず防げない だから即死魔法を喰らったら 間違いなく発動するよ ただ…あんたが消滅するとは思えないんだよねぇ…まぁ あくまで 勘だけどさ」

ユウキ

「……そうですか なら…」

その言葉を聞いた サヤカは慌てて闘技場に駆け上り ユウキの元に駆け寄ろうとするが 足が絡まり 見事にこけた…

ユウキ

「お…おい 大丈夫か?サヤカ…」

レミュ

「……ん?」

ユウキのおでこが 一瞬光った様に見えたレミュは 首を傾げる…

レミュ

『……今のは…なんだったんだろうね…まさか…ね…もし…そうなら…』


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