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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第12章 鉱山の村 オロス村 後編
144/231

第141話 帝都から連絡

そして…


ユウキとグミ そしてミナは 村に戻り ミナが村長に事の事情を説明し 第3鉱山へ 手の空いている者 みなで向かった

サヤカが 現場で提案した簡易的なタンカを作り 一度の往復で 全員村に戻る事に成功した しかし 残念ながら その内2人は 最後まで 目を覚ますことなく そのまま息を引き取った


ユウキ

「………どうでした?ミナさん?」

ミナは ゆっくりと首を振る

ユウキ

「………そうですか…」

グミ

「………チッ…生命体は これだから ややこしい…」

ミナ

「鬼神様 ありがとうございました …目を覚ますことはなかったですが 終始 苦しまず ゆっくりと 息を引き取りました…これも 最後まで 回復魔法を使って頂いたおかげです」

グミ

「………ふん…別に気にするな…」

ユウキ

「他の方は?大丈夫そうかな?」

ミナ

「はい!3人は もう目を覚ましましたし もう 大丈夫です」

ユウキ

「そっか!よ…よかった…良し!じゃあ すぐにでも 第2鉱山へ向かうか!」

グミ

「ああ そうだな ゴムドが調べてくれたみたいで やはり 残党みたいで 明らかに数は少ないみたいだな」

ユウキ

「そうか!それなら サクッとおわ……あ…」

ユウキが 意気揚々と返事をしたとき 思わぬ人物から連絡が来る


アモン

『おーい……ユウキ 聞こえるか?』

ユウキ

「……アモンから 連絡だ……」

ユウキはすぐに計算をする もう1か月が経ってしまっていたのか考えるが 流石に 1か月は経っていないと確信し 返事をする

ユウキ

『ああ 聞こえてるよ どうしたんだ?まだ 1か月は 経ってないだろ?……経ってないよ…な…?』

アモン

『ああ だが あんまり猶予はないぞ?……こっちは その件で ブチ切れている人物がいるからな……』

ユウキ

『……ブチ切れてる?………誰が?』

アモン

『ガータだよ 全然連絡付かないって 怒ってたぜ これ以上待てないって』

ユウキ

『……え?…どういうこと?も…もしかして…式典が早まったって事か?』

アモン

『おいおい…ガータの指導があるって言ったろ?………で…ユウキ お前は何してるんだ?家にもいないみたいだし』

ユウキ

『……いや……えっと…ハハハッ…実は…』

アモン

『は?鉱山?……ったく そういうことなら 相談してくれてもいいだろ……』

ユウキ

「いや アモンに相談したら事が大きくなるだろ?それに 忙しそうだったからさ…だから 俺たちだけでもなんとかなるならって…それに ちょうど 鉱山に用事があったゴムドさんに 出会えて 何とかなりそうだったからさぁ…』

アモン

『それでも 一言ぐらい言ってくれて…も…お!おい!今!何て言った!!』

ユウキ

『え?だから 事が大きくなるって』

アモン

『違う!そこじゃない!誰がいたって!?』

ユウキ

『ん?ゴムドさんのこと?へー…やっぱり アモンも知ってるのか…』

アモン

「………ゴ…ゴムド…だ…と…ま…まさか…」

閻恐王 ガムラ

「………シシシッ…また…懐かしい名を……」

アモン

「……聞いていたのか……お前は 本当に地獄耳だな…」

ガムラ

「……して アモンよ どうするのだ?」

アモン

「ちょっと待て ユウキには 今どうなっているのか聞いていない まず そこからだ」

アモンは ユウキに事情を詳しく聞く

アモン

『なるほど 大体分かった ユウキ 少しだが 空いている軍がある それを派遣しよう 第1と第2の鉱山は そいつらに任せろ ユウキとサヤカは とにかく帝都に戻ってくれ』

ユウキ

『ええ……せっかく…もうちょっとなのに…』

アモン

『…分かるが…そんなこと言うな…』

ユウキ

『……ふぅ…分かったよ…じゃあ 応援が着いたら 帝都に戻るよ』

アモン

『ああ 分かった』

ガムラ

「……わしも向かうぞ 良いな?アモン」

アモン

「……止めても行くんだろ?……鉱山に危害を加えるなよ…」

ガムラ

「シシシッ…そこまで 見境は無くならんよ…シシシッ…」

アモン

「ハァ…じゃあ 後は……そうだな…」


そして…場所は変わり ユウキ側


ユウキ

「………はぁ…」

グミ

「どうした?」

ユウキ

「……いや…アモンに話さざる得ない状態になってさぁ…それで 少ないけど 軍を寄越してくれることになってさ…」

グミ

「へぇ!良かったじゃねぇか!」

ユウキ

「…でも せっかくここまで来たからさぁ…」

グミ

「まぁ 気持ちは分からんでもないが ここからは 人手が必要になる 鉱山にいるファレーナアントだけじゃなく 所々閉鎖してるのを開放しなきゃならねぇし その他諸々色々することがあるしな」

ユウキ

「…まぁな…それより…俺とサヤカは 一足先に帝都に戻ってこいって…」

グミ

「あー…そういうこと 最後まで見届けられないってことか まぁ…いいんじゃね?ゴムドがいるし 悪いようにならないだろ?」

ユウキ

「……ああ それは 信用している…そういえば サヤカは?」

グミ

「怪我人の面倒を見ているぞ」

ユウキ

「そっか あ!ミナさん 後で村長に会いに行きたいんだけど?」

ミナ

「はい!じゃあ ミナは 伝えに行ってきますね」

ミナは ペコっと頭を下げ 村長の家に向かった

ユウキ

「さて サヤカにも伝えないと…」

ユウキは 怪我人の面倒を見ている施設へ向かって行った

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