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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第11章 鉱山の村 オロス 前編
128/231

第125話 オロス村の村長 ロポス

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よろしくお願いいたします

エミリ

「あ!ちょっと待って!」

サヤカ

「どうしたの?エミリ」

エミリ

「スキア 何処で待ってもらう?」

ユウキ

「そっか スキアがいても大丈夫なとこないかな?」

ミナ

「ドラゴンは さすがに置く場所はないけど 馬車を置く所ならあります それに 今はガラガラなので そこにスキアいても大丈夫だと思います」

エミリ

「ほんと?ありがとう!じゃあ スキア行こ!」

スキアは 一声鳴き 馬車置き場に向かう


ミナ

「ここです あ…やっぱりガラガラです ここの敷地内なら大丈夫だと思います」

エミリ

「うん 充分広いね!スキア!ここで待ってもらえる?もし なにかあれば すぐに 逃げるんだよ?わかった?」

スキアは大きく頷き 不可視状態になる

グミ

「まあ スキアの能力なら 並の奴じゃ返り討ちだろ スキア!敵と判断したら 遠慮なくぶっ飛ばせよ」

スキアは 勇ましい声で鳴く

ユウキ

「これで とりあえずは大丈夫だろ では 改めて ミナさん 案内お願いします」

ミナ

「はい!」


こうして ミナを先頭に 少し大きな屋敷に向かった その途中で 大きく立派な屋敷の前を通る

エミリ

「……立派な家…あれ?ここじゃないんだ……誰の家だろ?………あ!待ってぇー!」


ミナ

「ただいま戻りました!ロポス父様!」

ロポス

「……ん?おおー!ミナ!戻ったか!」

ミナとは 背の高さは ほとんど変わらなかったが 年相応のキリッとした顔立ちの男が 振り返る

ミナ

「はい!」


ユウキ

「……な…なぁ…グミ…ミナさんの種族って 身長はみんなあれぐらいなのか?」

ユウキは グミにしか聞こえない声で話す

グミ

「ああ 大きくなっても ミナより少し高くなるだけだ」

ユウキ

「そっか…」


ロポス

「もっと 時間がかかると思っていたぞ!………して こちらの方々は?」

ミナは 帝都で依頼した時の 状況を話す

ロポス

「……そうか 正式な依頼を受けれた訳ではないんだな……やはり あの程度では 足りなかったか…」

ユウキ

「え?……それって どういう意味でしょう?」

ロポス

「い!いえ!こちらの話です…」

サヤカ

「安心してください 私たちは あくまでここに依頼で来たわけではじゃないので」

ロポス

「……い…いえ…本当に…」

サヤカ

「……賄賂ですね…依頼の話を聞いてもらうだけでも いくらか先に渡さなければならないのでしょ?」

ロポス

「!!……はい…その通りです…やはり…硬貨が足りなかったのでしょうか…何分基準が分からないもので…」

サヤカ

「……どこの世界でもあるわね そういうの……でも 窓口ですでにそんな風習…か…」

ユウキ

「ロポスさん!もしかして もう渡されたんですか?」

ロポス

「……あ…少し お待ちください…」

ロポスは 奥に向かい 袋を持ってくる

ロポス

「……すみません 今は この程度しか…足りなければ 鉱山が解放した時に 必ず お払いします…」

ロポスは 申し訳なさそうに袋を両手で差し出した

ユウキは 黙って受け取り その場で広げる その中には 銅貨が主で 所々銀貨があるほどだった

ロポス

「……す…すみません!た…足りないのは重々承知です…でも…いまは…」

ユウキは 丁寧に袋を 結び直し ロポスに返す

ロポス

「……う…で…ですよね…」

ロポスは 申し訳なさそうに 袋を返してもらう 明らかに 小銭をかき集めているだけと 承知の上だったが 今村にあるほぼ全ての硬貨だった しかし 今 返されてしまった事で 鉱山完全閉鎖が 頭をよぎる が…

ユウキ

「……ロポスさん 私たちは ここに遊びに来たんですよ?鉱山見るの初めてなので 申し訳ないですが 鉱山に行ってもいいですか?」

ロポス

「……え?」

ロポスは ユウキの顔を見た後 ミナを見る ミナは 大きく頷く

ロポス

「……あ…ありがとうございます」

ここに来て ミナが 何故ユウキ達を連れて来たか 理解する ユウキ達は 金銭目的に来たのではなく 鉱山をどうにかしようと来てくれたのだと

サヤカ

「ロポス村長 誰に?あといくら渡されたのですか?」

ロポス

「……ロイド隊長宛てに 青白硬貨10枚ほどです…」

サヤカ

「10枚…それなのに 全く手つかずなんて…」

ユウキ

「…ロイド……まあいい…この問題は後だ とにかく 鉱山の現状を理解しないと…ロポスさん 鉱山の今の状態 簡単でいいので 教えて頂けませんか?」

ユウキは 感情的になりそうだったが なんとか冷静を装う

サヤカは そんなユウキを見て少し微笑んだ だが…


ロポス

「はい 喜んで! では ユウキ殿 まず 第3鉱山に現状から 説明します」

ロポスは ユウキに鉱山の現状を話すが 所々業界用語が出てくるので ユウキには ほとんど理解出来なかった

ユウキ

『……や…やべぇ…全然分からなかった…とりあえず…第2の鉱山も閉鎖していることと 第3の鉱山も閉鎖するっていうことしか…ど…どうしよう…ここまで かっこよく言い出した手前 全然わからんとは 言いにくい……あ!そ…そうだ!地図とかないかな?あれば 少しは 分かるかもしれない!』

ユウキは 顔の表情を一切変えなかったが 長年連れ添ったサヤカだけ気付く

サヤカ

『……あの顔は 全然分かってない顔だわ…しかも みょうなプライドで聞けなくなってる…はぁ…やっぱり…ユウキはユウキね…』


ユウキ

「あ!あの!出来れば 地図とかないでしょうか?」

ロポス

「地図?そうですね やはり 口頭では分かりにくいですよね…ただ 地図は有るにはあるのですが 我々の言葉で 殴り書きしているので 少々分かりにくいかもしれませんが よろしいですか?」

ユウキ

「……はい まだ地図の方が 分かるかもしれませんので……すみません…知識不足で…」

ロポスは 奥に地図を取りに向かう

ユウキ

「……ふぅ…ヤバいな…内部の事言っているのは分かったけど…ほとんど分からなかった… 俺は てっきり パッと行って ダダダッと やっつけて 終了 って思ったのに…」

サヤカ

「これは 専門知識がないと 地図見ても分からないじゃない?どうする?ゴムドさんとアルマさん呼んでこようか?」

ユウキ

「……あ…そ…そうだな…あの2人なら 専門分野だし…その方がいいかもしれない サヤカ 頼めるか?」

サヤカ

「うん 分かった じゃあ 行ってくる」

エミリ

「じゃあ わたしも サヤカに付いて行くね」

ユウキ

「ありがとう エミリ サヤカを頼んだ」

エミリ

「うん!任せて!」

こうして ユウキの助け船となる2人を サヤカとエミリは呼びに行く為 宿舎に向かった

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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