第123話 オロス村 到着
10000PV達成しました!後 ブクマ登録 ありがとうございます!ほんとは 明日以降投稿予定でしたが テンション上がったんで 投稿しました!読んでくれて ありがとうございます
エミリ
「どう!ミナちゃん 乗り心地は?」
ミナ
「は!速いです!うわ!お城があんなに小さく!」
ミナは 帽子を押さえながら 振り向き 感動する
サヤカ
「ミナさん 風ほとんど感じないでしょ?帽子を押さえなくても 飛ばされることないよ?」
ミナ
「…………あ…ホントだ…な…なんで?」
ユウキ
「スキアが 魔法で覆ってくれてるんだよ」
ミナ
「す…凄い!スキア凄い!」
エミリ
「まだまだスキアの実力は こんなもんじゃないよ!久々の飛行よ!スキア!かっ飛ばして!」
スキアは 首を上げ 大きく鳴いた後 一気にスピードを上げていく
エミリ
「行けー!!」
ユウキ達を乗せたスキアは スピードを上げ あっという間に 目的地に着く
ミナ
「あ!鉱山です!………そろそろ 見えてくると思います」
エミリ
「りょーかい!スキア!少しスピード 落として!」
ミナ
「あれです!見えました! オロス村です!」
ユウキ
「……あの 村かな?」
グミ
「………あまり いい雰囲気に見えないな……ユウキ 一通り 村を上から観察しようぜ」
ユウキ
「そんなことしたら 村の人たち びっくりしないか?」
グミ
「スキアは ブラックドラゴンだ 可視化しない限り見えないんだよ もちろん スキアに乗っている者も見えない」
ユウキ
「へー…俺たちも見えないのか…だったら ちょっと様子を見るか…」
ユウキ達は 現状どうなっているか 村を上から様子を見る
サヤカ
「……なんだか ほとんど人いないね…鉱山にでも 行っているのかしら?」
ミナ
「………いえ 鉱山を閉鎖しましたから 少しずつ 村を離れる者が出まして…」
サヤカ
「…そっか………ん?あれ?あそこ…なんだか すごく人がいるよ?なんだろ?あの場所?」
ミナ
「あそこは 鉱山から採掘した鉱石の 取引をしている所です でも 今は 第一鉱山を閉鎖しましたし…第二鉱山も まともに採掘出来ていません…もう まとまった鉱石は 出ていないはずです…ミナが 帝都に向かう前は 在庫がなんとかありましたから 何とかなっていたけど… 多分 もう在庫はほとんどないと思います…」
ユウキ
「……そういうことか 少ない鉱石の取り合いになっているんだな…」
サヤカ
「……大声上げている方もいるみたいね…」
ユウキ
「……さて どうしたものか…」
ユウキが 悩んでいると グミがひょっこりと 出てくる
グミ
「………ふーん…とにかく 散らした方が良くね?」
サヤカ
「散らす?どういうこと?」
グミ
「あいつら 商人かなにかだろ? 鉱山がどうなっているかなんてどうでもいいんんだ とにかく 自分が欲しい分だけ 確保出来りゃそれでいいんだからな そんな奴らが ゾロゾロいようが ただ邪魔なだけだ」
サヤカ
「……口は悪いけど 言ってることはわかるわ… それに 魔物が村まで出ないとは決まっていないし 戦闘に巻き込まれたら 大変だよね」
グミ
「別に あいつらが消えようがどうでもいいが とにかく ユウキ お前が帝都から来た事と 鉱山開放しにきた事を 伝えりゃいいだろ?」
エミリ
「じゃあ 上空から登場した方が 注目集まるよね!ユウキさん!バシッと決めちゃって!」
ユウキ
「え!?お…俺?」
ユウキが戸惑う中 エミリがスキアに伝えると スキアは下降し 一鳴きして 不可視状態を解く
商人 A
「………ん?なんだ?」
商人 B
「お!おい!み!見ろ!ド…ドラゴンだ…」
商人たちは ガヤガヤし始める 恐れる者 ボーッとしている者 特に気にせず村の者に詰め寄る者と 反応は バラバラだったが ほとんどの者が ドラゴンを見ていた
エミリ
「うん!ある程度 注目はあるよ ほら!ユウキさん!」
ユウキ
「……こういうの苦手なんだが…し…仕方ない…よ…良し!わ…分かった…」
ユウキは 大きく息を吸い 上空から全員に聞こえるように 大声を上げる
ユウキ
「みなさん!私は 帝都から来た者です この鉱山で起きている問題を解決する為に来ました この鉱山は 必ず開放しますので 申し訳ありませんが 今日の所は 引き上げて下さい!」
商人 Ⅽ
「おいおい!そりゃないぜ!買い付けに来るだけでも 何日もかけて来たんだ 少しでもいいから 分けてもらわないと…」
商人 Ⅾ
「こっちは ちゃんと予約して来たのに…」
ユウキ
「落ち着いてください!鉱山は閉鎖しているんです!それを開放しない限り みなさんの納得いく数の鉱石は 手に入りませんよ!今は 我慢してください!」
商人 E
「そんなこといって 残りの鉱石 全部 帝都に持っていく気だな!」
商人 Ⅽ
「あ!そういうことか!卑怯だぞ!!」
さらに 収受が付かなくなっていく
ユウキ
「違います!そんなことしません!!」
ユウキの声は 商人たちの罵声で かき消され 商人たちの耳には届かない
その状況に 苛立ちを隠せないグミが ユウキの前に出てきた
グミ
「うっせー!!ごちゃごちゃうるせーんだよ!さっさと村から出ていけって言ってんだよ!それともなにか?……この場で 消されたいかぁ!!!」
商人 A
「う!うわー!な!なんだ!あれ!」
商人 B
「ま…魔神だ…」
商人 A
「魔神!?や…やばい!おい!どけ!逃げるぞ!」
商人たちは グミの威圧に恐れおののき 散り散りに 散って行く
サヤカ
「……あーぁ…結局 こうなっちゃったか…」
ユウキ
「……いくら 綺麗事並べても 納得しないよな……武力行使か…まぁ…地獄らしいっちゃらしいか…二次災害なんて出たら大変だし 仕方ないか…」
商人たちが 散り散りになったおかげで 大きく空いた広場に スキアを降ろす
ユウキ
「……よっと」
スキアから降りた一行 そこに声をかけてきた人物がいた
???
「フッハハハ!なかなかの豪快な登場ですな!」
ユウキ
「ん?……あ!…あ…あなたは!」
???
「久しいですな ユウキ殿」
ユウキ
「お久しぶりです ゴムドさん!」
???
「うちも おるで!」
ゴムドの影から ひょこっと顔を出す
ユウキ
「あ!アルマさんまで!」
鉱山に到着したユウキの前に 現れたのは 刀剣鍛冶師のゴムドとアルマだった
続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします