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拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第11章 鉱山の村 オロス 前編
123/231

第120話 食事のマナー

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よろしくお願いいたします

グミ

「……なぁ なんで サヤカはあんなにイライラしてんだ?」

ユウキ

「……そういうものだと諦めるんだ……触らぬサヤカに祟りなしってね…」

グミ

「……よくわからんが 今に始まった事じゃないんだな… ユウキ…お前も 大変なんだな…」


サヤカ

「ユウキ!エビ一匹出して!!」

ユウキ

「はい!……あ…すぐに持っていく………グミ…分かったな…あんまり 刺激する発言は 控えるんだ」

グミ

「……ああ わかった ミナ 今までの話は 無しだ それから ミナ お腹空いているだろ?サヤカが 何か作ってくれるらしいから そこで ちょっと待ってな」

ミナ

「あ……は…はい ミナは ここで待っていたらいいんですね わかりました ここで待っています」


ユウキ

「サヤカ どのくらいのサイズにする?」

サヤカ

「うーん…そうね…あんまり大きいのは…この人数だし…」

ユウキ

「じゃあ 少し小さめのやつにしようか?」

サヤカ

「うん お願い」

エミリ

「え!え!なに?なに?」

ユウキ

「ふふーん びっくりするなよ エミリちゃん …………えっと……うん これぐらいがちょうどいいな」

ユウキは 持っているラスピクラブの中で ちょうど中間あたりの大きさの物をだす

エミリ

「わ!それって ロブスター!? 久しぶりに見た!………ん?…ちょっと違うね……うわ…たくさん目がある……あ…これって…もしかして…く…むぎゅ」

サヤカが エミリの口を塞ぐ

サヤカ

「これは ロブスターなの!もしくは ただのエビ!分かった!?エミリ!」

ユウキは エミリが言おうとしたことが分かってしまう ラスピクラブの目に見える物は 合計8個もあるのだ

ユウキ

「…………い…いや…これは 海老だ…」

サヤカ

「………そうよ…ふん…捌いちゃえば もうエビよ…」

サヤカは 頭を数度振り ラスピクラブの足を ドンドン引っこ抜いていく サヤカは その後も 無表情で ラスピクラブを捌いていった


サヤカ

「………よし これで下準備はおっけ……後は… ユウキ! その足の身をほぐしてこの中に入れて それから エミリは この鍋に 水を入れて沸かしておいて それから…」


サヤカは 完全に開き直り ユウキとエミリに指示を出しながら エビ料理を完成させていく


そして…


サヤカ

「……よし!味付け完璧 さすが お義母様だわ…本当に 味噌と瓜二つ…少し 色は違うけど…」

グミ

「お!出来たのか!?………おおお!なんだか…凄くいい匂いだ…でも…なんだそれ?」

ミナ

「………本当…すごくいい匂い…こんな匂い ミナ 嗅いだことない…」

ミナは 目を閉じながら 鼻をクンクンさせた

サヤカ

「まずは これね これはラスピクラブの殻から出汁をとって 具材は 海老の身だけじゃなくて 海老団子もはいっているわ いわゆる 団子汁ね もちろん野草もたっぷり入れてる それから これは 油で揚げたラスピクラブの唐揚げみたいなものね」

グミ

「おおー!なんだかよくわからんが 美味そうだな!」

グミは 目の前に置かれた 沢山の唐揚げをヒョイッと 口に入れる

サヤカ

「あー!先に食べちゃダメよ!みんな座ってから!」

グミ

「……おー!!う…うめぇ!こりゃ 最高だ!」

サヤカ

「もう!ま…いっか…ミナさんも食べてね 口に合うか分からないけど…」

サヤカは 団子汁をよそいで ミナの前に置く

ミナ

「は…はい!ありがとうございます!」

ミナは 団子汁をマジマジと見ながら スプーンを取り 一口飲む

サヤカ

「………どう?」

ミナ

「………わー!美味しいです!こ…こんなの…食べたことないです!」

ミナは頬を赤らめ 団子汁を食べだす

グミ

「おい!ミナ!こっちの良く分からん塊も うめぇーぞ!」

グミとミナは 仲良く食事をする


ユウキ

「……ふぅ…とりあえずは 元気を取り戻したかな?」

サヤカ

「うん そうね…でも 良かったぁ…口に合わなかったらどうしようって思ったけど 大丈夫みたいだね!」

ユウキ

「そうだな じゃあ 俺たちも食べようか!エミリちゃんも席について 食べよう………って エミリ!?」

エミリはすでに 団子汁を片手に持ち 唐揚げを口に入れる寸前だった

サヤカ

「エミリ!行儀が悪いよ!ちゃんと座って食べなきゃ!」

エミリ

「ごめーん…つい 我慢できなくて…ひっさしぶりに食べたよ 海老!」

サヤカ

「ちゃんと座って食べなさい ほら ユウキも座って」

サヤカは エミリとユウキが座ったのを確認すると 台所に戻り お茶を各自に置く

サヤカ

「じゃあ みんなでたべま…」

サヤカが座る頃には グミは3杯目の団子汁を器用によそい ミナは満面の笑みで団子汁をすする エミリもユウキも お構いなしで食べ始めていた

サヤカ

「……もう……まぁ…いっか…」

サヤカは 皆が無我夢中で 食べている光景を見て ため息をつくも おいしそうに食べている姿を見て 少し笑顔がこぼれた そして…

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

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